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上層部の命令でダンジョンに潜る事になりました・・・・・・・が実は。

作者: ア煌

ここは日本の沖ノ鳥島、ここには世界で数か所しかないと言われているダンジョンが存在する。


魔法の使えない現実世界でダンジョンがどうして存在するのかは人類10、000年に渡る摩訶不思議な事なので全世界では国家機密より遥かに上の国際機密として扱っている。


沖ノ鳥島のダンジョンは政府が管理しているのでダンジョン探索には政府の許可が必要。


私は海上自衛隊員の我妻雄哉わがつま ゆうや28歳、潜水艦の乗務経験もある、そんな私が上からの命令でダンジョンに潜る事になった。


ダンジョンに関する情報は全く無い、つまりは中に入ると無線が通じないのと、無事に帰還できた者がいないと言う事だ。


装備は無線(一応ね一応)、ライト、拳銃、ガターナイフ(個人的趣味で装備)、サバイバルキット、潜水装備一式、携帯食10日分だ。


季節は2月、海上の様子、気温、水温、等々申し分の無い探索日和。


いよいよダンジョンに突入だっ。



地下1階層


せ、狭いっ!、サイズ的に見て120センチ×120センチくらいか!、この狭い穴の中でどうしろってんだ!?。


不思議な事に天井、壁、床などが薄っすらと発光しているのでライトは必要無いようだ。


この狭い穴の中、この空間だけのようで通路などが見当たらない?、しかも、よく見ると何かがいる?。


それはスライム?みたいだ!、ウネウネしているだけで私を襲う気配は無い。


とりあえず、御約束事なのでガターナイフで串刺しにしてみた。


すると、スライムが弾けて消滅、と、同時に床の半分が消えて下に降りるハシゴが現れた!。


多分?こんな感じで下に進まなければいけないのか??。



地下20階層


地下20階層まで来たは良いが相変わらず各階層とも極少フロアーだった!。


その地下20階層の魔獣はケンタウロスだっ!。


この狭い所(直径190センチくらいの円形)で俺とケンタウロスがぎゅうぎゅう詰めの状態でいるのだから双方共身動きがとれないでいる!。


私の方はなんとか腕だけは動かせたのでまずはケンタウロスの背中によじ登りケンタウロスの上半身にガターナイフで切り付けた。


ケンタウロスは雄叫びを上げて消滅した。



地下30階層


地下29階層の魔物を倒したらいきなり床が無くなり有無を言わさずに地下30階層へと落とされた!。


俺が落とされてすぐに29階層の床が閉じた!、地下30階層には何も無い!、と、言うか生臭さと酸っぱい匂いが充満している上に壁天井床共に生温かい!、もしかすると地下30階層ってのは巨大な魔物の胃の中のようだ?!。


俺はガターナイフで壁を切り開き拳銃を突っ込んで数発拳銃を撃った。


すると、階層内全体が振動で揺れたと思ったら生暖かい壁などが一瞬で消え去り今までのようなゴツゴツとした岩肌の階層になった!、そして床の半分が開いていたので30階層はクリアしたみたいだ!?。


31階層、直径250センチくらいの円形のこの階層はセーフエリアのようで魔物がいない、そして、白骨死体が2体あった!、前任者だろう、南無・・・・。


着込んでいた潜水着のおかげで30階層での戦いで身包みが溶けないですんだが、顔の表面が少しヒリヒリする!、持ってきた水を少し使い顔を洗う。


前任者の遺体からメモが見つかった、「これ以上は進みたくない」と一言だけだ!。


気持ちは解る、ここまでほぼ密着状態で魔物相手に戦ってきたのだからな!。


でも、私は進みたい。


だって、ここは魔物と密着できる所なのだからな!!。


我妻

「ふふふふふふふふふふふ・・・うふっ!」


そう、この主人公は自他共に認める異世界やダンジョンや魔物に関するキモオタ人間で我妻の趣味を知った海上自衛隊の上層部は我妻こそ最高の適任者だと判断して探索を命じたのだった。


そして前任者の数名も我妻には及ばないがオタクだったのだ。


我妻

「さあぁ~って、次の階層ではどんな魔物と触れ合えるのかなぁ~、ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ」


キモっ!!。


終わり


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