修羅が行く
2話目です
「クソ!」と叫び壁を殴り、手から血が垂れていた、それを見ていた男が居た、「ずいぶん荒れているな」
「当然だろ!今回の戦いも俺達は逃げるしか出来なかった!挙げ句俺達の事を学習させたんだぞ!」
「あの場合は逃げるしか出来なかった、あのまま戦ったとしても数に押され、全滅していた」
「分かってる!だが俺達は一度もスペースビーストに勝っててないんだぞ!戦っても戦ってもスペースビーストに勝ってない上に学習させて、逃げるしか出来なかった!今回はどれ程の損失したと思っている!3万の艦隊と10万の兵士を失ったんだぞ!」
「10万の兵士はお前のクローンで補える」
「ああ!そうだろな!お前も俺のクローンだ、お前が死ねばまたクローンで補えるしな!だかな!好き好んで死なせてぇわけじゃあね!」
彼らは自分の言いたい事言い落ち着いた「言いたい事は言ったな、本題を話そう失った戦艦とスーパーロボットの補充は資源がなく補充が出来ない。」淡々と言い現状の状態を告げた。
「それで戦いをやめて逃げると言うのか」
「そうだ、再起を図るために今は逃げるのだ」
「分かった……それで何処に逃げる……」
「この宇宙はもう駄目だ我々の他の知的生命体はスペースビーストに滅ぼされ、数々の星もスペースビーストによって滅ぼされたか、奴らの巣になっている以上別次元の宇宙に行くしかない。だがそれは未知の冒険でもある、それに別次元の宇宙にスペースビーストが居ない保証もない…これは部の悪い賭けだが、今はこの部の悪い賭けをするしかない!」
「分かったゼロワン、お前の賭けに俺も乗ろう」と言いゼロワンと言う名前の男に従った。このゼロワンもクローンであった。彼は他のクローンと同じであるが他のクローンと違い戦闘経験が豊富でありその実力から全艦隊の総司令官になった。
「ワープアウトの準備をする、お前もゆっくり休め……」
「あぁ、分かった」と言い自分の部屋に向かって歩き初めた。
ゼロワンも艦橋に向かって歩き初めた。
部屋に着いた龍馬は先ほど壁を殴り怪我した手を治療をしながら、考え事をしていた。
「今回も数とスペースビーストの進化に押され逃げるしか出来なかった……このまま戦っても勝ち目はない…どうすればいいんだ……」悩みながらいつしか前の戦闘の疲れが身体に来て眠りについてしまった