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魔王の息子  作者: ろりぱん
8/10

7話

「とうとう来たね」

「そうだな」


俺と勇者は今魔王城の目の前にいる。


「以外と警備の魔族少ないんだね」

「なんか催し物でもあるんじゃえか」

「取り敢えず侵入だね」


勇者と共に城に入る中は異常に静かだった。だがよく見ると人影がこちらに向かってくる。


「お待ちしてましたよ月詠様」

「なんでお前がいるんだよハル」

「驚きましたよアームクーザを使えるなんて素質があるのにもったいない」


ハルは攻撃をする気配は全く無かったむしろ何かを待っているようだった。


「今魔王アマテ様の戴冠式を行っております。非常に残念です。私は月詠様が魔王になると思ってましたから」

「クソみたいな方針を掲げてる大将なんてなりたかねえよということで勇者魔王を倒しに行くぞ」

「それでは会場まで案内しましょう」


ハルの後をついて行くことにした。話の間勇者はずっと身構えていたいつでも戦闘できるようにしていたのだろう。


「それより君そんな簡単に敵について行ってもいいのかい?」

「罠だとしても何とか勝てるだろ。お、そろそろか」


だんたんと扉が見え始めてきた。そしてハルがドアを開けたするとそこは大きな闘技場のような場所だった。


「それではアマテ様が魔王に反対のもの」


観客席いる人々は賛成と声を合わせて言った中でただ1人反対といった奴がいた。


「失礼致します。私は前魔王様の息子、月詠様が魔王になるのが良いと思います」


その瞬間会場全体がざわめくするとアマテど思われる魔族がこちらによってくる。


「お前が息子の月詠か、弱そうだな」

「人は見かけによらないんだぜ」

「それならこの場でお前の力を証明してもらおう」


アマテは詠唱らしき言葉を口にしていた。それに気づいた月詠と勇者は戦闘態勢に入っていた。


「それでは先に攻撃させてもらうぞテネブラエ」


目の前にいたはずのアマテの姿が消えた。周りを見渡すとすぐ後ろにいた。月詠は回避の行動をとったしかし傍から見ると月詠が急に勇者から離れただけだ。


「どうしたんだい君」

「お前に心配されるほど俺は腐ってねーぞ」


月詠は火剣(フレイムソード)(クラフト)を使い勇者に飛びかかった勇者はそれを水剣(ウォーターソード)(クラフト)で受け流す。


「君は一体何をしているんだ」

「何て簡単なことだよ魔王を倒そうとしているだけだよ」


月詠はさらに追い打ちをかけたしかしそれも勇者は受け流した。


「僕の事を魔王と思っているのかなそれなら」


勇者は月詠の攻撃を避けながら詠唱を始めた。


「我この世を救う勇者なり四神達よその力を持って呪いを解けルーメン」

「目を覚ませ!月詠!」


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