表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

初めての会話&交渉

目を覚ますと赤い髪をポニーテールにした少女と黒髪長髪で腰に剣を挿している男がいた。


どういう状況だ。


しかし男の方は剣を鞘から抜いている。

これはまずい。

下手すると俺ここで死ぬんじゃね。


「おい、竜!剣を抜くな。まずは話し合いが優先だ。」


そう少女がいう竜と呼ばれた男は剣をしまいこちらを見てきた。


大丈夫、最悪何かあれば怠惰を発動して逃げれば捕まらない。


「とりあえず自己紹介だ。私は次期魔王レナノス・リザルト・アルフレッドだ。あっ、レナノスが名前だからな。で、私の隣にいるのは竜だ。正確には竜の魔人だけどな。」


次期魔王に竜の魔人。

魔王と竜って言ったらどっちもラスボス級じゃん。


しかしこの流れで俺が自己紹介しないわけにはならない。


「あー、あー。俺は蜂の魔人だ。」


妙に高い声が出る。

まるで女のような...。


確か前、どこかで聞いたことがある。

蜂の針は産卵管が変化したものだと言うこと。

針を持ってるのは蜂のメスだけだと言うことを。


まじかよ。

内心のパニクりながら表情にはでないように気をつける。


「じゃあ自己紹介も終わったし話し合いをしようか。まず、聞くけどいぬいの2匹を殺したのはお前か?」


レナノスの問いに俺は焦る。

恐らく2匹ってレナノスの部下とかなのか?


もしそうだったら敵討ちとかしに来たのか。


うん逃げよう。

怠惰を発動していれば捕まることはないだろう。


発動。

よし、逃げよう。


しかし問題発生。

竜と呼ばれていた男が動き出したのだ。

しかも普通に速い。


俺は全力で走っていくが距離はどんどん縮まりやがて捕まってしまった。


男が何か言っているが上手く聞き取れないので怠惰を解除する。


「どうして逃げる?」


剣を俺の首元に押し当て聞いてくる。

あぁ、短い人生だったな。

いや、蜂生か?

一応魔人だから人生でも合ってるか?


「おい!竜!待ってと言っているじゃないか。話し合いが先だ。」


少し遅れてレナノスがやってくる。


「まず、お前も話を聞け。私達は別にいぬいの敵討ちとかはしない。一応私が上司ではあったが目に余る行為が多かったからな。だから逃げずに聞いて欲しい。」


この話が本当だろうと嘘だろうと俺には選択肢はないだろう。

逃げても捕まるしな。


「まず、聞きたい。どうやってあんな速さで動ける?正直言って悪いがお前があんな速度で動けるほど強いとは思えない。」


レナノスの問いに俺は大人しく答える。

下手に反感は買いたくない。


「スキルのお陰で。」

「どんな?」

「怠惰LvMAX。」


少しレナノスは眉間に皺を寄せ考えている。


「なるほど、七大罪系か。それなら納得できる。お前、今の自分の全体的なステータス分かるか?」


そう聞かれたが進化してから1度もステータスを見ていないので俺はステータスを開く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ