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進化しなければPart4

現在の腹の空き具合はまぁまぁ。

しかし確実に死へのタイムリミットが近づいている。


俺は少し焦りながらも獲物を探す。


そこに現れたのは1匹の狼だった。


もちろん折角の進化のチャンスを逃す俺ではない。

俺は猪と同じ戦法で倒す。


まず、怠惰を発動し、針を飛ばしたら解除してあっという間に狼を蜂の巣に。


よし、恐らくこれでレベルはMAXだろう。


『種族 蠱毒蜂こどくばち

名前 無し

Lv.7/7

HP 40/280

MP 10/19

速さ平均220

攻撃力平均255

防御力平均165

スキル 毒針Lv.4 飛行Lv.3 噛み付きLv.1 怠惰Lv.MAX 針飛ばしLv3

称号 転生者 怠け者 同族殺し はぐれ者 間違った者 格上殺し 無情者』


かなりステータスが上がっている。


そしてやっぱり猪と狼は俺より格上だったか。

流石に真正面から戦ったら勝てる気がしない。


『進化先が選べます。1魔人、2魔王蜂』


なんじゃこりゃ。

一つ目はまだ分かるが二つ目はやばい。

なんだよ魔王蜂って。


詳細って分かるかな。


『魔人...元の種族の特徴を持った人型の魔物。知能は個体差があるが強さで言ったらどの魔人もかなりの力を持つ。進化条件は三回進化すること。特殊個体であること。』

『魔王蜂...全長3メートルにもなる巨大な蜂型の魔物。自分の配下の蜂を生み出し、その蜂に刺されると身体を操られる。寿命は持って1週間だが、かなりのかなりの危険度の魔物である。進化条件は特殊個体であること。成虫になってから何も食べていないこと。称号に格上殺しを持っていること。』


うん。

魔王蜂はやばいな。

でも絶対選ばないわ。

何のために進化してきたと思っているんだ。


そうなると魔人一択だ。

選択っと。


また、体が熱くなり俺は意識を失う。


俺が意識を失った後、少女と男が忍び寄りる。


「ここか?この当たりを任せていたいぬいの2匹が殺されたのは。」


近くには俺が狼だと思っていた犬の魔物の死骸があった。

少女の問いかけに男が答える。


「恐らくここにいる魔物のせいだろう。話して見ない限りはっきりはしないだろうがな。ただ、こいつはかなり強い。」

「それでもお前には敵わないだろう。なぁ、竜。」


竜と呼ばれた男は黙る。

じっくりと進化途中の俺を観察している。


「もし、話が通じてかなりの実力があるならば私の手駒に加えたいな。」


そう、少女がいう。

そして二人は目の前の蛹が目覚めるのを待つ。

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