表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

新車納入

作者: 尚文産商堂

半月ほど前に、どうにか買った車。

今日、ようやく納入日を迎えた。


手野自動車の営業所に行くと、なにやら手製の小さな看板がある。

そこに、俺の名前が書かれていて、気恥ずかしい。

車は初めて持つので、バスと歩きでここまでやってきた。

「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」

「今日から、いろいろとお世話になります」

礼を交わしつつ、席に案内される。

いろいろな書類に捺印したり、説明を受けたりしていると、最後に営業マンが言った。

「書類は以上になります。では、外に車を止めているので、ご案内しましょう」

「あ、はい」

そして、俺も一緒に案内される。


晴れていたので、きれいに晴れ渡った空の下に、その車はあった。

深緑色をしたワンボックスが、そこにはあった。

注文通りだ。

それからは、車の動作のやり方を習い、鍵を受け取る。

「では、よろしくお願いします」

「いえいえ、こちらこそ」

俺が言うと、彼は頭を下げた。

やっと、俺の車が手に入った。

ローンは大変だが、これで生活圏はぐっと広がるだろう。

営業所を車で出つつ、俺はそう考えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ