Do teach? Do not teach? Real intention? Lie? Hostility? Good intentions?
お久しぶりなのかどうなのか。
予告投稿………まぁ、あれです。この日に投稿しますよを解除しました。
理由としましてはこの作品が一番今書けるからです。
なので、小まめにでも投稿しようかなって。
今まで放置していたからそうしようかなって。
………まぁ、はい。未だ大きく進みはしないですがね。
はい。
【森】の中。奥深く。光が届かないまでに。
【森】、それは余りにも大きい括りだ。
辺りを見渡せば、少なくとも森は存在するだろう。
お母さんにお使いを頼まれた赤いずきんを被った少女が少し歩いただけで入り込む森があれば、砂漠の様に歩けど歩けど辿り着けない森も存在する。
此所の【森】もその様な森と同じ括りなのか?
答えは否。
【森】、俗称は『永遠の箱庭』。
今では呼ばれる事すら無くなった昔の呼び名。
呼ばれた理由も意味も解らず廃れて消えた呼び名。
唯の森ならば、その様な大層な名で呼ばれる事もないだろう。
名が付くと言う事は、それなりの意味があると言う事だ。
意味が無いモノに名を付ける意味は無い。
「それ」・「あれ」・「これ」それだけで十分。
【森】、今ではそう呼ばれる普通とは違う【森】。
だが、知らないのは「外」の生き物だけだろう。
この奥深く、光も届かないまでに暗い【森】。その【森】に住まう生き物達は特別な名で呼びはしないが、「中」では区域を分けている。
まず、【森】は五つの区域に分けられている。
一つ、『中央』
『森神樹』聳える【森】の中心。
二つ、『西』
『白銀の虎』が監視する『神聖国メニキュラ』側。
三つ、『東』
『湖の精霊』が癒す『ガランド大帝国』と『ゴードディア共和国』側。
四つ、『北』
『無法』が蹂躙する『ゴードディア共和国』側。
五つ、『南』
『不確かな狼』が駆ける『ガランド大帝国』側。
『西』『東』『北』『南』そして『中央』。
これが【森】の大雑把な区域。
【森】の中に住まう生き物は皆が皆協力態勢な訳ではない。
目を合わせれば、声を聞けば、臭いを嗅げば、気配を感じれば、直ぐさま殺し合いを始めようとする血の気の多い物だらけだ。
その為、区域分けと言う縄張り争いを起こさせない為の配慮。
そして外敵・人間へのスムーズな対処。それが主な理由で【森】は五つに分けられている。
『不確かな狼』と『王』が蹂躙した『南』・『ガランド大帝国』側、人間の【森】への侵入行為と【森】への放火行為は凄まじい速さで【森】を伝播した。
誰がどうやってと首を傾げたく成る程に早く。
それを聞き、『西』を監視する巨躯な白い虎は少し心配し。
『東』を癒すお喋りな精霊は気にせず湖の上で夢の中に入り込み。
『北』を蹂躙する一癖も二癖もある幻想種共は『不確かな狼』の失態を、腹を抱えて笑い。
『中央』で『王』達の帰りを待つ臆病者とエルフは人間の貪欲さと無計画さに溜息混じりの苦笑を浮かべていた。
【森】は協調性の無い最強と無敵が集まり出来た一種の集落。
唯、願わくばミスか何かで命を落としてその区域を貰い受けようと考えるゴロツキも居れば、皆が手を取り合えば取りあえずは大丈夫と考える楽天家も居れば、どうでも良い。今が幸せであればと言う怠け者も居る。
バラエティー豊かな個性派が揃うこの【森】。
『ギャハハハハハッッ!! 火を放たれたって!? 笑える! あの糞狼共の悔しがった表情が目に浮かぶ! 浮かびすぎて腹がよじれる!! クククッッ!! ギャハハハハハハッッッ!!!!!』
けったいな色使いのお面を頭に付け、青い宝石があしらわれたネックレスを首から下げ、手首にも不釣り合いなアクセサリーを嵌める猿。
『嘘吐きの猿』。嘘しか言わないとまで言われる幻想種。
『嘘吐きの猿』は腹を抱え、器用に枝の上で転がり回っていた。
その笑い声は大層耳に響く。
何を笑っているのか。勿論『不確かな狼』達の失態。
『嘘吐きの猿』が担当するのは『北』。
『無法』と呼ばれる協調性の無い幻想種の一匹だ。
この猿は他の物のミスが大層嬉しいらしい。
不幸が好物。そう言われても「あぁ」と納得してしまいそうな程に。
『ギャハハハハハッッ!!! 涙が………一生分の涙が流れ出ちまう………』
息を切らしながら笑う猿。
「………全然帰らないと思ったら、帰って来た彼等を笑う為に残っていたんですか」
猿の下、木の根に腰を下ろす白いローブを纏い、白い長い髪。尖った耳。目が青く光るエルフ。
エルフは猿の甲高い笑い声に苦笑しながら猿を見上げて溜息を吐いた。
『エルフ』。人外と呼ばれる幻想種。
「ディガーさん達きっとライモンさんを見た瞬間に口を大きく開けて駆け出しますよ?」
エルフの横に座る金髪タレ目の見ただけで腑抜けさと臆病さが滲み出る人間。
【森】の生き物が心底嫌う人間。
「八つ当たりでチキンが食べられるかもしれませんね」
エルフは満面の笑みで横に座る人間を見る。
「えぇ!! ぼ、僕、食べられるんですか!? 嘘………ですよね? ですよね!?」
「もうそろそろ帰ってくると思うのですが、些か遅い気もしないでもないですね………調味料でも探しているのでしょうか?」
「無視ですか!? と言うか調味料って何ですか!? 誰に使うんですか!? 僕ですか!? 僕なんですかぁ!?」
涙を流し、頼りない腑抜けた声を出しながらエルフの腕にしがみつく人間。
『もう………もう本当に………ギャハハハハハッッ!!! 傑作だ! 本当に傑作だ! ギャハハハハハッッ!!!』
未だに転げ笑っている猿。
「遅いですね………先に準備して出汁でも取ってますか?」
笑みを絶やさずに黒過ぎるエルフ。
「それを僕に尋ねるんですか!? 僕はどう答えれば良いんですか!?」
涙を流しに流している腑抜け代表の様な人間。
………状況は誰にも収集出来ない程にカオスだった。
「五つにねぇ。獣は自由気ままだと思っていたのだが」」
【森】の中、枝や岩を器用に避けながらセンとナイトメアー、そして『不確かな狼』のディガーとバルデトは駆けていた。
「そうやって分けないと種族別の争いが始まるからね。皆が皆「同じ幻想種だから」と手を差し出す様な奴じゃないんだよ」
【森】を駆ける中、ナイトメアーはセン達から【森】の基本的な事を教えられていた。
五つに区域分けされた【森】。
それを聞いて思ったのは「大差人と変わらない」と言う事。
唯の獣ならば、本能に身を任せ動くであろう。
けれども、幻想種と言う生き物は人と同等かそれ以上の理性を手に入れてしまった生き物だ。
中には無知な生き物もいるだろうが、今現在までにナイトメアーが会った幻想種は高い人と変わらない知能を有している。
その為に起きた種族別の争い。己と他の争い。
人間同様。己の縄張りを広げようとする行為。
これを今言えば、確実に狼達は私を殺すのだろうな。
などと考え、言葉は考えるだけに止めていた。
『まぁ、多すぎる種族を一つに纏めるのは最良ではない。種族別に分けるのは当然と言えば当然の行為だ』
『そんでも馬鹿な奴等は暴れ出すけどな。知能を持ったが為に悪知恵が働くんだ』
ディガーの言葉の後にバルデトが付け足す様に吐き捨てる。
「まぁ、メアが『北』とかに行かなくて良かったと思うよ」
センが笑みを浮かべる。
「『北』って言うのは『無法』って言う幻想種の担当区域だったか? そんなに血気盛んなのか?」
『中には会話が出来る奴も居るが、殆どの奴が「自分が一番」だと張る奴等ばかりだ。不用意にその区域に足を踏み入れれば、目も当てられない死しか待っていない』
センの代わりにディガーが答える。
それを聞き、ナイトメアーは表情を引き攣らせた。
会話が出来るか出来ないか。基準がそこなのか、と。
理性を手に入れたからと言い、その理性を活用する物は少ない。
手に入れたかったモノではないからだ。
人は優れた理性を手に入れたが為に、本能が廃れた。
獣は優れた本能を有する余り、理性が消え去った。
本能を廃れさせる理性を、獣が欲するか否か。
答えは決まっている。
童話の獣の様に、「人の言葉が話せたら」や「人と恋が出来れば」などとおめでたい考えを持つ獣は一握りだ。
人は餌。もしくは狩人。
変わらない決まりだ。
だが、『無法』共はそれ以上に狂っていた。
敵イコール人と言う方程式ならば、獣同士がこうも怪訝し合う事はない。
『無法』共の方程式が、敵=自分以外だからこの様になっているのだ。
獣ならではの傲り。
それが互いの共存を邪魔している。
「先に言っておくね、『終焉の獣』・『破壊し回る怪物』・『ユニコーン』・『覚醒する光』・『殺戮の骸骨』にだけは気を付けてね。………コイツ等だけは俺でもディガー達でも止められない」
ナイトメアーが思考に没頭している時、センが神妙な顔付きで忠告した。
「名を言われても私にはさっぱりなんだが。辛うじて『ユニコーン』は解る。だが、他はさっぱりだ。………まぁ、中には物騒な名を持っている物もいるがな」
自分で言っておきながら、余りの無知さに苦笑する。
『知らないと解っていて態と詳しい説明を入れてないのだ』
「ほぉ~う。あわよくば、私を殺せればと言う事か?」
ディガーの言葉に青筋を浮かべながら尋ねる。
『阿呆が。コイツ等の事を知っている人間は片指にも満たない数だぞ? 逆にお前が知っている方が驚きだ』
「それならば名を言っても尚無駄だろ? 名を知っていようが見た目が解らなければ意味が無いだろう?」
『ケッ! これだから無知な人間は』
先程まで黙っていたバルデトが馬鹿にする様に鼻で笑う。
「………どう言う意味だそれは?」
流石の彼女も怒りを現す。
「バルデトの事は気にしないで。暫くあぁだから。それと、名前だけでも知っておいた方が良いよ? 100%。断言出来る。知っておいた方が身を守れる」
バルデトの言動に苦笑しながらも、ナイトメアーを見る目は至って真面目だ。
その目に思わず生唾を呑む。
「………そいつ等は、強いのか? そう言う意味での警戒なのか?」
『違う。強い強くないの問題ではない。問題はお前が人間であり、奴等が『無法』にも溢れた滓共だからだ』
ディガーの声には先程までの巫山戯は無い。
これは本当の忠告・警告。
「自意識が余りにも強過ぎて何にも染まれない奴等なんだ。下手に襲ったりはしない。話せば解る奴も居る。だけど、それでもやっぱり溝がある。下手に足を上げれば噛み切られる。下手に指を動かせば捻り取られる。下手に口を動かせば頭ごと毟り取られる。だからこそ、名だけでも知っておく必要がある。向こうは必ず自身の名を口にする。自己顕示欲が強い奴等だからね。自分の名イコール強さなんだよ」
最後の方には苦笑混じりに説明した。
「姿を説明した方が早いんじゃないか?」
『説明出来ない』
ナイトメアーの問いを一蹴する。
センが言えば違うのかもしれないが、ディガーが言った事によりナイトメアーは額に青筋を浮かべる。
「それは何故? と、尋ねても?」
『お前の怒りは最もだが、誠に残念な事にこれが縛りであり、俺等の掟だ』
顔を見ずにディガーは淡々と理由を述べていく。
「掟?」
『そうだ………「森は秘匿で在るからこそ、謎を孕み神秘的である。それ即ち森だけに関わらずその森に住まう物も同一。森に住まう物は森に住まう物を特定断定出来る情報を流す事を禁ずる」………これが俺等の掟の一つ。森に住まう物の掟だ』
ディガーは此所でナイトメアーの顔を見る。その表情には何も宿っていない。
先程までの露骨な笑みは消え、喜怒哀楽どれも当てはまらない表情を浮かべる。
「………成る程な。本当に此所の獣は自由じゃないな」
………人間みたいだ。再度浮かんだ言葉を呑み込んだ。
神妙な面持ちになるナイトメアーを見たセンは、笑みを浮かべる。
「だからさ! ディガーが色々秘密にするのはそれが理由なんだよ! さっきの白い靄も、バルデトが言った『失われた魔法』以外の力も、そして俺の力も。森の情報は森に住まう物、もしくは『森神樹』の加護を受けたモノだけにしか言えないんだよ」
「………ほぅ。そうだったのか。意地悪いだけではないのか」
センの言葉を聞き、ナイトメアーの表情は笑みと言うよりもニヤニヤだった。
『阿呆め。あれが本音以外のなんだと言うのだ。貴様は随分おめでたい頭らしい』
照れ隠しなのかどうなのか。見た感じだと完全な本音だ。
そして残念な事にナイトメアーはディガーの発言を、照れ隠しか否かを考える前に断定。
「言ってくれるな………保存食。今からでも遅くはない。捌くか?」
『貴様も此所では保存食同然だ。喰うか喰われるかなどせずとも、直ぐさま涎を垂れ流した奴等が貴様の背後に立つだろうさ』
「森の中でないと威張れないと言うのも案外可哀想なものだな。外に出て町の出店でも覗いてみろ。お前の肉が大量に干されているぞ? おっと失礼。お前のではなかったな」
「『………殺るか?』」
先程も同じやり取りをしなかったか?
そしてそのやり取りを聞いているバルデトは今にもナイトメアーに飛びつきそうな形相を浮かべ、センは必死に笑いを堪えていた。………確信犯なのかもしれない。
「ククッ………まぁまぁ落ち着いて、落ち着いて。互いに挑発し合ってちゃ、縮まるモノも縮まらないよ?」
笑いを堪えながら止めるセンだが、矢張り説得力に欠ける。
『………フンッ! まぁ、仕方が無い。今はお前を死体に変えるのを我慢しようじゃないか。汚い体のまま死ぬのは少し可哀想だからな』
「………此方も仕方が無い。小遣い稼ぎは今の所は諦めよう。下手に森を血で汚すのは良くないからな」
引き下がる。が、何故にこうも一言二言多いのだろうか。
『………ほぅ、もう森の事を気に掛ける心を備えていたか。感心だな』
「お前こそ、私の事を気に掛けてくれるなんて。不気味な程に吃驚」
互いに青筋を浮かべながら辛うじて引き攣る程度で収まっている表情を収めようとする。
その姿を見ながらセンは腹を抱えていた………楽しんでいませんか?
「ふぅ~………いやぁ、中々。仲が良いと言うかなんと言うか!」
清々しい年相応の笑みを浮かべながら禁句になっている「仲が良い」と言う言葉を発する。
その言葉に矢張り反応し、センに何かもの申そうとしたナイトメアーとディガーだが、センの笑みを見て悟った。
………コイツ、本気だ。
と。
誠に残念な事だが、センは本当にナイトメアーとディガーの仲が良いと勘違いしているのだ。
この言い合いも一人と一頭の仲の良い小競り合いだと。
笑っているのも、言い合いが唯々面白いだけ。
天然なのか。それとも狙っているのか。
後者は残念な事に薄い。
「『………はぁ~』」
揃って溜息を吐くが、既に睨み合う気力さえ剃られてしまった。
「ん?」
首を傾げる。
その姿が益々気力を削いでいく。
阿呆らしい。
思わずそう思ってしまう程に場の空気を変えてくれた。
『………ケッ!』
唯、一頭だけ未だにナイトメアーを睨んでは顔を歪めているが。
『………もう少しで『中央』だ………おい女』
ディガーがナイトメアーを見た、と言うより睨んだ。
「何だ? 続きなら今度だぞ? 今はそんな気分ではない」
苦笑しながら首を横に振る。
『そんなもん俺もする気は毛頭ない………真面目な忠告だ』
態と「真面目」と言う言葉を使う。
それを聞き、ナイトメアーは苦笑すらも表情から消した。
『今から『中央』だ。先程名を上げた奴等は基本居ない。『中央』に居る奴等もいきなり襲って来る事はないだろう。少なくとも貴様とセンが共に居る限り、一応の体裁で接してくる。だが、勝手な言動には気を付けろよ? センでも弁解出来ない程に醜態を晒せば、今日が貴様の命日だ。解ったか?』
少し甘く見られ過ぎではないか?
子供でも在るまいし。そこまで言われなくとも解っているつもりだ。
「………解っている」
若干頬を膨らませながらそっぽを向く。
『本当に解ってんのかねぇ。オツムが弱すぎて凡ミスなんてメチャ笑える事はしてくれるなよ?』
笑みを浮かべ馬鹿にするバルデト。
何か言ってやろうかと、考えたが、
「心配無用と、だけ言っておく」
凛々しい余裕の笑みを見せる。
彼女のその笑みは、所謂仕事用と言われるモノだ。舐められない為の。
その笑みは彼女の表情に合い過ぎていた。
見る者が見れば、胸がキュンとしてしまう程に。同性すら惚れさせてしまう程の笑み。
醸し出される雰囲気はまさに何処のお嬢様な程。
妖艶。そう言えるまでの雰囲気。
センはその笑みを横から見ながら静かに小さく笑みを浮かべた。
無垢な少年の笑みを含み、尚かつ『王』としての威厳を含んだ笑み。
その笑みに気付いたのはディガーのみ。
ディガーはセンの笑みを見ながら、思わず目を見開いた。
そこまで、そこまでこの女を買っているのか、と。
『失われた魔法』だけではない。センはそれ以上の何かをこの女に期待しているのか?
………現段階では、そこまでの期待をディガーは出来なかった。
危険分子。センの興味が逸れれば、直ぐさま殺してやろう。
そう考えていた。
だが、何だかんだで既に『中央』にまで連れてきてしまった。
この後どうする?『森神樹』に拒否されればそこで終わる。
だが、加護を受けたらどうする?
仲間として受け入れるか?
答えは否だ。
チキンやアイツの様に、センに恩を受けた訳ではない。
いつでもこの女は我等に掌を返す事が出来る。
情報を流す事も容易ではないが可能。
ならば、どうする。
………センのその思いは、何処から来ているのだ?
解らない………いや、解らなくて良い。
未だこの女を知らない内に、センの考えを理解しては駄目だ。共感しては駄目だ。
この女は危険分子。
完全な安心が出来るまで、信用するに値するまで。
我はセンとは真逆の考えを抱かなくてはいけない。
他の奴等に危害が及ばない為に。森の為に。
何より、センの為に。
「………さて、行こうか」
一歩。センは前に出た。
この出逢い。そしてナイトメアーを連れてきた事。
全てが裏目に出るのか。それとも、奇跡とも呼べるそれになるのか。
未だにそれは表に出ず、各々の考えは奥底に沈み、謎を孕み神秘的な【森】は、歓迎か拒否か、静かに風に揺れた―――。
説明を入れていきます!
唐突に、颯爽に?
この作品は説明を入れないと全く世界感が掴めないと言う作品です。
モダン系の作品ならば、舞台が現代とかなので解りやすいのですが、ファンタジーはまずその世界がどんな世界かを説明しないと駄目ですよね。
残念な事にこの作品はその説明が不十分!
「森って何? だから?」そう思うと思います。
なので、小まめに説明を入れていきます。
ぶっちゃけ『有限魔法』の説明も不十分。
何処かで説明します。はい。
それでは、それでは………。
P.S.
マガジン連載のあの漫画で
『失われた魔法』って出たね。
パクってはいないよ。よく使われる言葉だし。
まぁ、こっちは使ってるから失われてないんだけどね!!
………その説明も入れますよ。