表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
second Re:Life  作者: 天月シズク
2章「動き出す歯車」
14/41

トトラ村

「よいしょっと!」


私は床に置いてある茶色いやや大きめのカバンを背負って髪を広げる。腰には武器もしっかり提げてある。


「武器よし、カバンよし、忘れ物はなし!……それじゃあ…いこっか!」


玄関の扉を開けて私は走り出す。


村の中を駆けて行く中、村の人に挨拶して行く。


「ビリーおじさんおはよう!」


「おぉ〜シェリーちゃん、おはよう今日も元気だね」


畑で作業をしていたビリーおじさんは、手を止めて私に手を振ってくれた。


私も手を振りながら走り続ける。


この村、トトラ村で生活を始めて4年が経った。


私はあれから成長して、言葉を覚えて背も少し伸びた。


ついでに胸にある2つのお山も自己主張し始めてきた。ママには遠く及ばないけど。


村での生活は平穏で、村の人は私を家族のように優しく接してくれる。


「シェリーおっはよぉ!」


村長の家の横で狩の道具を整理していたミラが声を掛けてくる。


私は標的をミラに決めると、そのままミラ目掛けて突っ込んだ!


「ミラねぇ〜〜!おっはよぉ!」


「うわぁ!このお転婆娘めー!」


ミラは、私の渾身の突撃を難なく受け止めると、おでこにデコピンしてきた。


「あいたぁ!」


「ったく〜それで?今日も行くの?」


「もちろん!今日は特別な日だからね!ママにプレゼント渡すんだ〜!」


「そっか!シェリーが来て今日で4年目かぁ〜!今年は何にするの?」


「えへへ〜内緒!」


「あら、私にも秘密かい?」


「うん!後でのお楽しみ!」


「あんまり無茶したら駄目だからね?…ほら後ろ向きな、髪、結んであげる」


ミラはそう言うとカバンからブラシとリボンを取り出した。


「はぁ〜い!それと、ありがとう!」


私はミラに背中を向けると、ミラは慣れた手付きで髪を結んでくれた。


「ほいっと一丁あがり!今日は、ハーフツインテール!ん〜我ながら完璧な仕上がりだわ〜」


そう言うとミラは、手鏡を出して私に見せてくれた。

相変わらずミラはおしゃれだ〜♪


青いリボンが白いワンピースと銀髪にワンポイントの差し色になってて可愛い!


「お〜…ミラねぇより可愛いくなった!」


「なんだと〜?」


「きゃー!逃げろ逃げろ〜!」


ミラがまたデコピンの構えをするので、私はシュタタと走り出した。


「シアが心配するから、あんまり奥の方には行っちゃダメだからね〜!」


逃げた私にミアが叫んでる。


「はーい!」


ミアに返事をして、手を振りながら私は東の森に続く門に向かった。ミアも手を振ってくれてる。


「よし、私も狩の準備して、シェリーの腕前を拝見と行きますか!」



1年程前から私は、ミラとアランから剣術をママとダン爺から魔術を学び、森に狩に行けるようになったのだ。


物見台の上に居る師匠に挨拶して、門に行くとそこには、30才くらいで、赤茶色の髪を後ろでゆったりと結んで、切れ長の目に金色の瞳をした180cmのイケメンがいた。アラン先生だ。


「アラン先生だ!おはようございます」


私はペコリと頭を下げて挨拶する。


「やぁシェリー、おはよう」


アラン先生は軽く手を上げて挨拶すると門を開けてくれた。


「くれぐれも無理をせず、気を付けて行くんですよ」


「はーい!アラン先生はこれから街道の見回りですか?」


「そうですね、街道の南の方にはオーシア王国もあるので此方は私の担当です。」


トトラ村は、オーシア領の北西にあり、東の森と南の街道に分かれている。


北は海に面していて、西にはベーチネアという町がある。

森を北東に抜けるとノルドランド領へ


南の街道を進み、分かれ道を真っ直ぐ南に行くとオーシア王国へ


分かれ道を東に進むと帝国領に続くらしい。


私は村の中と森の一部までしか入ってはいけない。

私が妖狐族だから、あまり人目についたらよろしく無いのだ。


それは昔に、狼人族率いる獣人族とオーシア王国とで戦争があり、そのせいでオーシアでは獣人族はあまり好まれてはいない感じです。


トトラ村の人達は、オーシアでもノルドランド領寄りの端っこのおかげで、戦争の被害も無くて、みんな優しい人ばかりなので良かった。


「森の担当は、私に任せて下さい!」


「はい、お願いします。それと紋章の力は危険だと感じるまでは使わないこと、逆に危険だと思ったら迷わず使うこと、良いですね?」


「分かりました!」


「よろしい、では行ってきなさい。」


「シェリー・エスポワール!コンダム!出撃しまーす!」


私は、モビルなスーツを乗りこなすパイロットよろしく決め台詞を言って、森へ飛び出した。


「……コンダムとは何でしょうか…?いえ、深く考えては行けませんね。さて、私も行きましょうか…3倍の速さでね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ