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second Re:Life  作者: 天月シズク
1章「開拓」
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プロローグ


目を開けて一面に映るのは透き通った空だった。

俺はまだ上手く回らない頭を振りながら体を起こし辺りを見まわしたが緑一色だった…つまり森の中だった。


あぁ…そっか…俺は死んだんだったっけ?


確か俺は、日本で生きてた32歳の会社員だったはずだ。

毎日同じ作業をして休日は、安酒を飲みながらアニメを見るだけの日々を繰り返してたはずなのに仕事中に倒れて気が付けば病院で…


だめだ…その後の事は上手く思い出せない


⁉︎


改めて自分の体を見て分かった事がある。

明らかに手も足もちっこいし毛もないつるつるだ。


「…ぁんあこへぇ?」


うまく話せない…流石にそこまで拗らせるほど俺は会話しなかったはずでは無かったと思うが…


とまぁカマトトぶっても仕方ないか、昨今の2次元界隈ではおなじみの異世界転生ってやつか。


まさか自分が転生するとは思いもしなかったが、特に前世に思い残した事も未練も無いし新しい人生を始めますか!


と行きたい所なんだけど…うん…色々とツッコミたい。


まず視線を下に向けるとそこには、小さなあんよちゃんがコンニチワ!そして目に入るのが小さいながらにもしっかりと主張する小山が2つ…。


そして長年共に苦楽を共に過ごして来た相棒の感覚が無い。


何という事でしょう!俺は女の子になっていた⁉︎


いや…まぁ起きたら瞬間から違和感半端ないし声も可愛いソプラノボイスで、色々と察してたけどね‼︎えぇ‼︎


そして何とびっくり!ケツの上と頭の上に今まで感じたことのない感覚がある。


ピンと伸びた三角形のおみみとふさふさの白い尻尾である。


これが俗に言うケモみみ幼女かっ‼︎


ケモナーな俺は好きよ?ケモみみ幼女?大好物ですよ?でもね?


俺 が な っ て ど う す る ! !


確かに前世じゃ彼女も居なけりゃ女の子の友達すら居ない俺が男でもう一周しても何も変わらないかもしれないがね?


じゃあ女の子になったらどうかって…?







詰みだよ!終わったよ!

今世も独身貴族コースだこれぇ…


とまぁ転生開始からかなりショッキンなスタートをキメた訳ですが…


ここで分かる範囲でもう一度自分を観てみましょう!


まずはこのきめ細やかでサラッサラな銀髪!世の中の女性が羨む癖一つない髪!


そして幼女特有のこのつるつるぷにぷにほっぺ!


さらに白いおててと傷一つない玉のようなお肌!


さらにおまけできつね耳と尻尾のセットだー!


ん?気になるお顔はどうしたって?


HAHAHA〜!こんな森の中で顔何て確認のしょうがないじゃないか!


ってふざけててもしょうがないので立ち上がってみたが……地面が近い。


前世では175cmだった身長も幼女になった今はどうだろう?体感120cmくらいか?お腹くらいしかねぇ!


服も服と言うよりは布切れを被って紐で縛った程度の物しか身に付けてない。


あれ…女神様はいずこに?

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