第1話
私の名前は桐谷翠
今年1000歳を迎える。何故こんなに生きているのかと言うと、私達は精神生命体だからである。
私達は、少し特殊な生物であるため、昔は政府に保護されていた。
それからいろいろあって、天皇陛下の護衛や、いろいろな仕事をやっている。
勘のいい人はもう気づいているだろう。そう、私達だ。私の他にもあと一人いる。
彼女の名前は、
栗崎クルミ《くりざきくるみ》私の恋人である。
彼女とは700年ほど前に出会い、そこからいろいろあって、恋人になった。
そして今私達は政府が用意してくれた家でくつろいでいた。
そしてクルミがこう言い始めた。
「暇だー」
この家に娯楽がないわけじゃない、むしろありすぎる位だ。
「最近は仕事も入ってこないし」
「しょうがないでしょ、最近の日本は平和なんだからいいでしょ」
私達の主な仕事は、暗殺や、さっきも言った通り天皇陛下の護衛などである。
精神生命体であるため、いろんな姿に擬態でき、身体能力もものすごく高いため、暗殺などをやっている。
「そうだ!総理に頼んで学校に入れてもらおう!」
「学校か~なるほどね、私達言ったこと無いからね」
「そうそう!だから今すぐ電話してみるね!!」
と言ってクルミは本当に総理に電話しにいってしまった。
~数分後~
「OKだって!けれどあっちが指定する所じゃないとだめだって」
「私は貴方と一緒にいることが出来れば、私は何でもいいよ」
そう言ってクルミの唇にキスをする。
「んふ~、ありがと翠。じゃあ編入になっちゃうけれど総理にはお願って連絡しとくね」
「うん、お願い」
こうやって私どクルミの学園生活が始まるのであった。