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セントアルク大陸物語  作者: ゆず
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放浪

こんにちは。

初めて投稿します。

温かい目で見守ってもらえれば幸いです。

太陽が強く照り付けている。雨はもう暫く降っていない。

(クソ、今日も暑いな。)


歩き始めて3日。腰にぶら下げている相棒(水筒代わりの竹)を揺らしても何も反応がない。

何故、こんな軽装備で前のオアシスを出てきてしまったのか悔やんではいる。もっとしっかりと準備を行って来ればよかったと後悔はしているが後の祭り。今嘆いていても解決する訳ではない。元々準備しようにも水を汲んで保存食をどうにかして作るくらいしかできないが。


(もうそろそろオアシスが見えてくるはずなんだが、そろそろ視界がちょっとぼやけてきたぞ、これはヤバいな。)


そうはいってもどうすることもできないのでひとまず歩くことを選択。

ただ、歩く。足元は砂だらけで歩きにくい事この上ない。しかし立ち止まっても命の危険しかないので選択の余地は無い。

そもそも目的があって旅をしているわけでもない。ただ、同じ街にずっといることが怖かったので別の場所へ向けて歩き出しただけだった。


ドシャッ

しかし、限界はやはりあった。気づいたら顔の前に先ほど踏んでいたはずの砂が広がっていた。


(ああ、俺もここで終わりか。散々な人生だったな。)

ここで終わるのかという恐怖と、このまま生き残っても何か意味があるのか・・・。そんなことを考えながら暗闇へと意識が吸い込まれていく。

もういいや・・・と諦めながら「彼」は意識を手放した。救いの女神が近寄ってくることに気付かないまま。


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