第四話「システムエラー」
(どういうこと? 鳥だよね? 鳥って羽を羽ばたかせて飛ぶものだよね? なんで浮かんでるの??)
頭の中がクエスチョンマークだらけになっていると、謎のUMRの方からミーファにコンタクトをとる。
「失礼な! 鳥ではありません。あのような下等生物と一緒にするとは」
(いや、鳥だよね!! .....じゃなくて)
「なんで私の考えてることがわかるの?! あなたは何者なの?」
「私はアニマ。この世界ではそう呼ばれています。アニマとはヒトが生まれると同時に生まれ、死ぬと同時に消える。つまり人間と一心同体というわけですね」
(うーん、よくある感じの設定ではあるけど.....)
ヨミにとっては数あるクソラノベのガバガバ設定とかはよく慣れ親しんだものなので甘んじて認めることにした。
「しかし、おかしいですね。私達アニマを視認できるのは勇者レベルのものか王宮のごく僅かなものだけかと思っていたのですが.....システムエラー? いやそんなはずは.....」
「あなたまさかこっち側の人なの?」
そうミーファが言うと、一瞬アニマがプカプカ浮いていた動きを止めたように見えた。
「はて、何のことでしょうか」
すました顔でアニマは答える。
(あやしい.....)
「とぼけないで! "この世界で"、とか"システムエラー"だとか明らかに外側の人間の発言だよね? 正直に話したらどうなの?」
アニマは少しとまどったようだが、すぐに理解したようである。そして、すぐに口を開いた。
「あなた、この世界の人間ではないですね?」