なんて事ない日常Usual Life
キーンコーンカーンコーン♪と聞き慣れた
6限目終了の鐘と共にスタートダッシュ。
「おーい託真ぁ! そんなに急いでどうした、またスーパーの特売か? そんな主婦みたいなことしてないで、共に彼女作るために男を磨いてナンパと洒落込もうぜ!」
「うるさいやい! こちとら月末になると三食もやしになる苦学生なんだナンパのんてしてる暇があるか! それに主婦舐めるなよ今から急いでもほぼ売り切れなんだよ武比古っ! 」
とクラスメイトの金髪と黒髪が入り混じった少年"武良 武比古"の問いかけに律儀に答えながら教室から飛び出る、
そして階段の手前の曲がり角をインコースで攻める!階段に足をかける!そして踏み外して階段の下まで真っ逆さまにドロップダウン!
「せっ背骨が⁉︎ 」
背中を打ち付けた痛みに悶えていると背後に誰かが立っていることに気づく。
「な、なあ北条見てるなら起こすの手伝ってくれないか……もしもーし、聞こえてるかー? 」
北条と呼ばれた黒髪の一見きつそうな顔つきをしてる少女は、呆れ顔ではぁ、とため息をつきこちらを見下ろし言った、
「別に、相変わらず普通なら怪我するはずの事態になっても無傷なあんたの体に呆れていただけよ。」
「それはこっちが知りてえよ、傷つかないのに痛覚は標準装備ときた、これじゃあ凄いのか凄くないのかわからないぜ」
しかも注射器の針も刺さらないから風邪が悪化した時は地獄ときた。
「そういえば何か急いでたけども用事があるんじゃないの? 」
痛むところを手でさすりながら用事を思い出そうとする、はて…何で急いでいたのだろう。
「あっ…しまった! サンキュッ! 北条、危うくスーパーの特売に行きそびれるところだったじゃあなっ! 」
「えっ⁉︎ ちょっ」
後ろで自分を呼び止める声が聞こえたような気がするが何としても今回の特売を逃す事はできん、でなければ早くも今月二週目からもやし地獄が始まることになる、未だ続く体の痛みを我慢してスーパーへ向けて足を動かし出した。
その後スーパーに着いて財布を家に忘れていたことに気づくのであった。
拝読ありがとうございました!
誰かに読んでもらうのもここまで考えながら書くのも何もかもが初めての経験なのでまだまだ歪な文章なのですがこれから楽しんでいただくためにさらに精神しようと思います!
追記
読み返してみたら満足出来ない文だったので、書き直します。
書き直し完了しました!