メイドてやっぱいいねb
1人のメイドが狩人に近づき話す。
「私はソージといいます。それにしてもあなた勇者にしては、くさいわね。
最後のお風呂から2日と15時間34分21秒経ってるわ。22・・・23・・・24・・・」
言い当てられた狩人は少し恥ずかしかった。
「カウントせんでいい!!てか勇者かどうかは関係ないだろ!・・・とりあえず早く授与してくれ(泣)」
(あぁ・・・風呂ぐらい入っておくんだった・・。こんな美人に言われると少しショックだ・・・。)
この世界にきて一番へこんだ狩人だった。
「まぁいいわ。ドラゴンあなたに渡すものはまずこれよ。」
「地図?確かに冒険には欠かせないもんな。どれどれ~この世界はどんな地図だっと。」
狩人は地図を広げる。
(えっ?なんかこれよく見慣れた地図だな~。てっ!日本列島じゃねーかよ!
おいおい手抜きかよ・・。)
「今いるナハハ王国はここよ。ボード用意して。」
憲兵がボードを用意し、日本列島の地図を貼り付ける。
するとソージはダーツを持つ。
「さぁドラゴン見てなさい。えいっ!・・・えいっ!・・・・えいっ!・・えいっ!・・・えいっ!」
(あ~のダーツする必要あるんですかね~?しかもボードにも刺さらねぇぞ・・・。
どんだけ下手なんだ!YO!)
それから30分はたった。
(この刺さるのを待ってる時間で料理10品は作れたぞ。おい。フルコースだぜ。)
「はぁ・・はぁ・もういいわ。これで決着よ。」
ソージはナイフを取り出しそれを投げた。
見事命中した。
(ナイフを刺すって、いろんな意味で危ないんだけど・・・。)
「ほら今ナイフが刺さったところが現在地よ。」
狩人は(かりひと)はなんとなくナイフを抜いて確認する。
それは元の世界での、沖縄県だった。
「現在地が沖縄だったとはな。はっは~ん、こりゃ~北上して北海道に魔王がいるな。」
指で指しながら言う。
「あら。正解よ。あなたの言う「ホッカホッカイモ」てのはよくわからないけどそこに魔王がいるわ。
その島の名前は「マカイドウ」よ。でもどうして魔王がいる場所がわかったの?」
「俺を誰だと思っている。勇者だぞ。」(キラッ)
「あとこれもね。」
(さらりと流された・・。)
狩人がソージから受け取ったのは防犯ブザーだった。
「なんすか・・これ・・そこはコンパスとかじゃないんですか・・。」
「GPS機能付きよ。勇者にふさわしいわ。」
「もしかしてピンチになったら助けにきてくれるとか・・・。」
「サボらないかの確認よ。」
(ですよねー泣)
「じゃあ私からは以上よ。次にビジュアルジューシーからよ。」