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運、これって一番大事ですよね!?  作者: フクツノタロウ
メインストーリーってなんですか?
29/51

えっと~ハンバーガーはピクルス・・・・・・以外は抜きでお願いします。(oh! it's a "BIGPIC"!!!!)

-前回までの運、これって一番大事ですよね!?-


ベイ大統領「はい、全運これ合衆国民の皆さんおはこんばんにちは、どうも大統領です。・・・さて、今日はですねホワイトハウスの郵便受けに届いた、合衆国民の皆さんからのお便りに答えたいと思います。お便りの総数は8通だったのですが、その中から議会の意見を参考にしこちらでピックアップした3通のお便りに答えていこうと思います。・・・よし、始めてくれ。」


そこで側近が出てくると手紙を広げ、読み上げ始める。


側近「大統領は、えんぴつ派ですか?シャーペン派ですか?ーーバタカォイ州在住 12歳からの質問です。」


ベイ大統領「私は、万年筆派だァ!!!!」


ベイ大統領は即答した。


側近「・・・ゴホッ、ちなみに私は、赤ボールペン派でございます。」


側近は補足した。


ベイ大統領「・・・さぁ、次のお便りにいきましょう」


側近「では2通目の内容を読み上げます。・・・コーヒー店、スターハックスのメニュー表が難解すぎます。毎朝通って注文しようと挑戦するのですが、結局カウンター越しで立ったままタイムアップに終わってしまいます。あのタイムアップに終わってしまった時の店員の誇らしげな顔と店の奥から聞こえてくる私を蔑んでくるようなあざ笑いを思い出すと、悔しさで毎晩たまりません。助けてください大統領、何とかしてください。お願いします。ーーフィイジュ州在住 22歳からの質問です。」


ベイ大統領「ふぅんなんと・・・これは深刻ですね。・・・こうした悲劇は大統領として決して放っておくことはできない問題です。スターハックスで注文できるか、注文できないかという極めて重要な格差の問題でもあります。・・・わかりました。あすの午前中にも大統領令を出し、スターハックスに対してメニュー表を改善させたいと思います。改善案としては、メニューはすべてアルファベット一文字までにし簡潔に表現すること。と義務付けたいと思います。」


側近「・・・大統領、それでは必然とメニューの品数が限られてしまいます。」


ベイ大統領「じゃあどうすればよいのだ?アルファベット二文字まで規制を緩めると、また注文が難しくなってしまうではないかァ!!格差だァ!!解雇だァ!!」


側近「それは、・・・う~んその解決案は私でもわかりかねますので、専門家に意見を仰ぎたいと思います。よしTELを繋げ。」


側近が配信スタッフに指示すると、そこで黒電話が登場する。

ガチャ


側近「・・・えー、聞こえますでしょうか。」


電話の相手「コッコッコッコッ・・・ココココケコッコオオオーーー」


側近「大統領、電話がつながりました。電話の向こうの専門家の先生はコロンブス大学のチキスキチン名誉教授です。専門は透視・浮遊・電波・霊体です。」


そこで受話器は側近から大統領に移る。


ベイ大統領「あ~どうも先生~大統領です~。」


チキスキチン教授「コココッ!!(はい、どうもこんばんは。)」


ベイ大統領「えっ~と早速なんですが!!スターハックスのメニュー表改善についてご意見頂きたいなと思いましてね!!どう、思われます?」


チキスキチン教授「ココッ、コッ!コココココッ!!コココッ!!!コッコオオオー!!(漢字を用いれば解決する。)」


ベイ大統領「おー!!なるほど!!確かにその手がありましたか!!それならメニュー表の品数も実質制限されません!!センキュー!!」


黒電話の通話は終わる。

ガチャ。


ベイ大統領「・・・はい、というわけで改善案としては、アルファベット一文字あるいは漢字一字までとスターハックスに義務付けたいと思います。これなら、全部一文字なので誰でも簡単に注文することが可能になります。解決!さぁ!!次のお便りだァ!!」


側近「はい。では3通目。・・・大統領は、”白いおじさん派”ですか?それとも、”ピエロみたいな人派”ですか?というのも、こういった質問を先日彼女から尋ねられたのですが、その時私はうーんピエロみたいな人の方が好きかなって答えたんです。そしたら、彼女は突然私に拳銃を向けて、もう二度とツラ見せんなっこのキンタマ野郎って立てた中指と共に言われてしまい銃撃戦の末、破局してしまいました。まさか私自身白いおじさん一味と付き合っていたとは後悔しかありません。神はけがれてしまった私を許して下さるでしょうか?ーーフォイウクィ州在住18歳からの質問です。」


ベイ大統領「うぅぅぅ~ん・・・これは非常に・・・・・・いい分断ですね(ニッコリ)」


ベイ大統領は満面の笑みで、歯を輝かせた。


ベイ大統領「おそらく、この質問は鶏肉と・・・察するにピクルス、どちらが好きですかという事を尋ねることになるかと思います。確かにこの質問は私たちに重大な事を突きつけています。時には私たち運これ合衆国民を簡単に分断し、最悪テロや暴力へと駆り立てる。そういう危険な可能性のある質問だと思います。・・・・・・」


ベイ大統領は重く間をとる。

そして真剣な表情で口を開く。


ベイ大統領「ですが、おそらく私、大統領の推測ですが、彼女、だった人が君にそう聞いたのは、おそらく君への最後の確認だったのではないかと思えてならない。もし、君が白いおじさんが好きかなと、つまり鶏肉が好きだと言えば、永遠の愛がそこで誕生したのでしょう。・・・but・・・ですが現実は皮肉なものです。実際は、君はピエロみたいな人の方が、つまり鶏肉よりピクルスの方が好きだった。・・・それは偽りの愛だった・・・。どこまで行ってもフェイクカップルだったのです。大丈夫です。・・・フェイクカップルはゾンビカップルみたいなものです。あなたはそのおかげでたとえゾンビワールドでもヒトとして・・・」


その時だった。

キューーイーーン!!キューーイーーン!!

警報が鳴った。


ベイ大統領「な、なんだ!!?このやかましい警報はァ!?それに真っ赤だァ!!まだ配信中だぞ!!」


SPたち「だ、大統領ーーーー!!」


ベイ大統領「なんだ!!君たちは!!ドタドタと入ってきてェッ!!まだ配信中だというのがわからんのか!!放送事故に歯止めがかからん!!解雇だァ!!」


側近「・・・大統領・・・すみませんたった今私の携帯に、・・・落ち着いて聞いて下さい。どうやら、運これ合衆大陸に向けて飛んでくる飛翔体を、軍のレーダーが捉えたようです。」


ベイ大統領「・・・飛翔体・・・・・・おそらくアルマゲドン・・・あるいはアルマゲドン・・・もしくはアルマゲドン・・・いや、アルマゲドンか・・・待てよアルマゲドンという可能性も捨てきれ、」


側近「まだレーダーに捉えた段階で、解析結果はアルマゲドン(隕石)と・・・」


ベイ大統領「やかましいィッ!!我が合衆国に向かってくるのは、だいたいアルマゲドン!!残りはアルマゲドンしかなかろう!!・・・解析を待つ間にも我が合衆国に滅亡が迫っているんだぞ!!ノロノロして滅びたら君は責任をどうとるんだァ!!」


側近「し、しかしッ宇宙からではなく、別大陸からの飛翔体であるのは間違いなく、」


ベイ大統領「じゃあ我が合衆国の敵国が、アルマゲドンを発射した!!おう!!that's right!!間違いない!!」


側近「で、ではゴクッどうされますか。大統領。」


ベイ大統領「よかろう。私がすべて責任を取る。・・・核を撃つ。」


側近「ほ、本当に核レーザーを撃つというのですか・・・」


ベイ大統領「あぁ。現職の大統領として、核レーザーを撃つのは私が初めてになるな(ニッコリ)」


警報の赤の間の中、沈黙が包む。


SP(ま、マジかよ・・・)


側近「・・・出せ。」


ジィィィィィガタン。

テーブルの下から、核レーザー発射ボックスが現れ出る。


側近「・・・フゥゥ、よく聞いてください、大統領。まずこの核レーザーのコードネームは、『ゼウス』といいます。」


ベイ大統領「うぅん、素晴らしい。強いな。HAHAHAHA!!」


側近「ゼウスが最大出力で10秒間の照射しょうしゃした場合、仮にユーラシア大陸を標的にすれば、大陸は沈みます。」


ベイ大統領「つまり、どういう事だ?」


側近「海になります」


ベイ大統領「ザッッッッッッッッッッツ!!グゥレイト!!(that's great)」


側近「そして、ゼウスが最小出力で10秒間の照射した場合、仮に人の毛根を標的にすれば、毛根は沈みます。」


ベイ大統領「つまり、どういう事だ?」


側近「はげます」


ベイ大統領「ザッッッッッッッッッッツ!!グゥレイト!!(that's great)」


側近「ちなみに、核レーザー・ゼウスを開発したモウ博士は、最小出力の場合の方は自らの毛根を標的にした実験に成功しており、その結果フサフサだったモウ博士の頭髪は、円形脱毛に成り果てたというデータが残っています。永久脱毛です。」


ーーだだ広い荒野の中、モウ博士は1人立つ。そしてピシュゥゥゥン!!と、レーザーが上空から落ちてくる。


モウ博士「ハハハハハハハハッ!!開発成功じゃアアアアアアァァァ!!(爆泣)」


ベイ大統領「では、最初からハゲ頭に照射した場合どうなるのだ?」


側近「それは、わかりません。仮説ではかわいそう、と一言だけ。・・・そしてここからが、大統領あなたに発射シーケンスのために必要なことなのですが、まずはパスワードを打ち込む必要があります。」


ベイ大統領「そうか。では言ってくれ。」


側近「1,2,3,4,5,・・・


ベイ大統領「1,2,3,4,5,・・・


側近「p,a,s,s,w,o,r,d・・・です。」


ベイ大統領「p,a,s,s,w,o,r,d・・・だな。よし、・・・ふぅんさすが我が合衆国の核レーザー発射装置のパスワードだ。13桁も用いてあるではないか。これでは無敵だな。惚れ惚れする高度なセキュリティだ。さぁ打ちこんだぞ。これで撃てるのか?」


側近「いえ、もう一段階あります。・・・大統領今からその装置のカメラに向かって変顔をお願いします。」


ベイ大統領「変顔?なぜこの期に及んでそんなふざけた事を言っているんだァ!!」


側近「いえ、私は至って真面目です。最後のセキュリティとして大統領あなたの変顔が必要となっているんです。連続3回認証されれば、発射可能となります。お願いします。大統領。」


ベイ大統領「ふぅん。確かに、それほどレアな状況を必要とするのは、最高のセキュリティだな。・・・・・・よし、ならやってみよう。・・・フゥゥッン!」


大統領は変顔をカメラに向ける。


ブーーーーーーーーー!!


ベイ大統領「??どういう事だ?」


側近「おそらく、変顔の本気度が足りなくて装置が認識しなかったようです。大統領、もっと本気の変顔をお願いします。」


ベイ大統領「・・・ふぅん、そうかよろしい。それが私の最後の務めだ。精一杯やろう」


すると大統領は、上着を脱ぎ、ネクタイを緩める。


ベイ大統領「ハアアァァァッ!!ホリャァ!!」


ピンポーーーン!!


ベイ大統領「まだまだァ!!そおぉりゃあ!!」


ピンポーーーン!!


ベイ大統領「もう一丁ォッ!!ハイヤアアアァァッ!!」


ピンポーーーン!!


ウィィンガチャ。ついに核レーザー発射装置の最後のボタンが解禁される。ボタンには押すなよ!絶対押すなよ!!と書かれている。


ベイ大統領「ハァハァハァハァ・・・これで・・・ハァハァハァ・・・」


側近「だ、大統領・・・」


ベイ大統領「変顔3連発と、ハァハァ、いうのはここまで体力を使うものなのだなァ・・・ハァ・・・」


発射直前。


ベイ大統領「・・・諸君。こんな時だからこそ言おう。・・・本当にベリベリー今までありがとう。側近、SPたち、君たちは今まで随分手間をかけた。そして、全運これ合衆国民には感謝している。本当にありがとう。・・・・・・このボタンを押せば、すべてが変わる。そして、私は大統領を辞職する。」


側近・SPたち「・・・!?」


ベイ大統領「・・・このボタンを押せば、運これ合衆国の滅亡は避けられる。だが、ゾンビワールドはすぐそこまで迫っている。フフッ、さすがにゾンビワールドでも大統領を務める程、私にエネルギーはないな。大変な時期は次期大統領に任せ、安定すれば、また私が返り咲こうではないか。・・・ポチっとな。」


こうして、核は発射されたーーー


アナウンサー「ベイ大統領SP汚職事件、警備をほぼやっていなかった。かっこよかったのはサングラスだけだった!というニュースをお伝えしました。・・・さて続いては今日のほのぼのニュースです。別大陸から渡ってきた1億5000万匹の白い鳩の集団。無事、運これ合衆国に入り、大陸渡りを成功させました。その際には、天空から謎の青色極太レーザーのようなものが降り注ぎ、鳩たちの入国をお祝いしました。粋なイルミネーションを演出したどこかの団体は、声明を発表していませんが、きっと鳩たちを歓迎し喜んだにちがいありませんね。さながら覆面のアーティスト集団といったところでしょうか・・・市民の声は、」


若いにーちゃん「あいつら(鳩たち)マジでクレイジーだよ。フンだらけにして、なぁ見てくれよ。俺の愛車もホワイトチョコレート!・・・」




「(この人ら・・・ついに詐欺振り返りで・・・)全部尺使ってんじゃねぇよ!!」





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