目が覚めると、そこはゾンビワールドでした(`L_` )
その時、一般道の真ん中で寝そべっていった狩人は、ようやく意識を取り戻したのだった。
「・・・いっ、いてて・・・・・・あ、あれ、ここは一体・・・どこだ・・・」
狩人は意識がまだはっきりしていなかった。
「・・・にしてもなんで俺、こんなとこで、倒れてたんだ・・・確か、逮捕されて・・・からえっと、えっとあぁ、そうだ・・・逮捕された後、護送されたんだ・・・で、そっから」
ーー前回までの運、これって一番大事ですよね！？
ベイ・ドナルド大統領「今日は、歴史的な記念日になるでしょう。ぜひ、全運これ合衆国民に私の雄姿を刻んでご覧にいれましょう。」
マスメディア「ご覧ください！！ベイ大統領が今、交渉の席へ着こうとしています！！」
ベイ大統領は家電量販店で席につく。
ベイ大統領「全運これ合衆国民を代表して、私は洗濯機の値下げをあなたに要求したい。」
交渉相手はハチマキとハッピをつけた家電量販店の店員だった。
店員「残念だが、その要求は却下させてもらう。」
ベイ大統領「何ッ！・・・ならば、洗濯機を購入の際には、乾電池とさらにポイントを５％上乗せしてもらうという代替案を君に要求しよう。」
側近「大統領」
その時、横に座っていた側近が大統領に耳打ちする。
ベイ大統領「あぁ、失礼。少し訂正させていただきたい。先ほど述べた内容から乾電池とポイントを３.６５％を上乗せに修正、そして３年保証を付け加えることを提案したい。」
店員はメガホンを取り出し、口につける。
パァン！！パァン！！
ベイ大統領「ぐ、ぐわあぁ！」
SPたち「だ、大統領ォォォッ！！！！！」
マスメディア「なんということでしょう緊急速報です。たった今、歴史的な交渉の席についていたベイ大統領が暗殺されたとのことです。現在、わかっていることは一部の情報によると、メガホン式拳銃の凶弾に倒れたとのことで～」
ニワトリ「コッコッコッコッ・・・ココココケコッコオオオーーー」
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「いやいや！！これっぽっちも前回までの内容じゃねぇよ！！そんなシーンあった気配もねぇわ！！（ていうか、なんで最後ニワトリ・・・）」
そうツッコミを入れた後、狩人はすべてを思い出した。
「そうだ、護送されてる道中で事故にあったんだった・・・。何とか、無事で済んだみたいだけど・・・けど激突した勢いでここまでぶっ飛んで、俺はずっと気絶してたのか・・・？」
そんな事を思いながら狩人は、視線を上げて高速道路を確認する。
高速道路からは車両の炎上とその煙が、物騒に上がっていた。
「それより気になるのは、周りの建物もなんか・・・荒廃してるし、雰囲気的にもシリアスな感じがするし・・・一体俺が気絶してる間に、この世界に何が起こったんだ・・・・・・！（ま、まさか！主人公の気絶が長すぎて作風までもッ・・・！）」
狩人が周囲を見渡しながら、そんな独り言を言っていたその時だった。
ドオォ！「・・・だぁ！」ドサァッ！
背後から突如膝カックンされた狩人は、前へと倒れて両手をつく。
「いっいてて・・・な、なんなんだ」
狩人が後ろへと振り返る。
「うがー」
「・・・。」
そこに立っていたのは幼女のゾンビだった。
ーー通販ショッピング
実演販売男「今日の商品はこちら、夕立の最新、ドラム式洗濯機！！・・・ご家庭の主婦の皆さん！毎日の洗濯、料理嫌になりますよね。そんな日々家庭内奴隷に勤しむ主婦の皆さんを思って、今回、我々自信を持って、このご商品を紹介させて頂きます！」
実演男は、ドラム式洗濯機に近づく。
実演男「じゃあ、この最新ドラム式洗濯機・・・何がすごいのかというと！！先ほど言った洗濯、料理をひとまとめにできちゃうんです！！」
実演販売女「ええーー！！洗濯機で二つのことがーーー！！」
実演男「はい。では、早速やっていきます。見てください、私の手にある綺麗にツヤめく黄金の卵！これを・・・」
コンコン、パカァ
実演男「割ってドラム式洗濯機の中に、黄身を入れちゃいます。」
実演女「ええーーー！！卵も割れちゃうーーー！！」
実演男「はい。もう後は簡単、このボタンをポチっと押すだけ」
ピッ・・・ゴトゴトゴトゴトゴトゴゴッゴゴッ
実演男「だし巻き卵ができちゃうんです！！どうです！？すごいでしょう！さらにこの洗濯機・・・これだけではありません！なんと最新夕立のドラム式洗濯機は”多機能がすごい”洗濯、料理だけに留まらないんです。・・・なんと！お子さんの教育もできちゃうんです！！」
実演女「ええーーーー！！洗濯機で教育もーーー！！」
実演男「なんだか最近、うちの子テストの点数悪いなって思えば、今お使いの教科書、参考書なんでも構いません。それと一緒にお子さんを、このドラム式洗濯機の中に放り込んで、後はワンタッチ『頭脳ピカピカ』のスイッチを押すだけ。」
実演女「ええーーー！！たったこれだけで優等生ができちゃうーーー！！」
実演男「まだあります。なんだか最近、うちの子言う事聞かない悪い子だなって思えば、同じようにお子さんを放り込んで、この『水攻め』のスイッチを押すだけ！３分毎にハンディーペットボトルの約半分、２５０ｍｌのお水が流れ込んで、絶妙にお子さんを追い込んでいくことが可能になっているんです！！」
実演女「ええーーーー！！水だけで素直な子が育っちゃうーーー！！？」
実演男「それではお値段・・・といきたいところなんですが、その前に！この通販ショッピングをご覧いただいている皆さんだけ！だけに販売する限定モデル！！さらに機能を加えたその名も！夕立bioXモデル！を少しだけご紹介したいと思います。」
実演女「ええーーー！！限定ーーーー！！買いーーーー！！」
実演男「このbioXモデルには、先ほどご紹介した機能の他に、さらにプラス。素晴らしい機能が備わっているんです。・・・こういう事思ったりしませんか？うちの子、にもそろそろ飽きてきたな。買い替え時かな。って思いますよね！」
実演女「思うーーー！！思うーーー！！私も最近断捨離しちゃいましたーーー！！」
実演男「そうなんです。・・・ですからもう人類の営みには飽きたなーとか、人類を除菌したいな、と思ったそこのアナタ！！このbioXモデルにお任せ下さい！！これも至って簡単！！・・・お子さんを放り込んでから、このハザードマークが記されたボタンをピッ、押すだけ！！後は、どんなにほっといても大丈夫！！あなたのお望み通りの結果が待っているんです！」
実演女「これは絶対におススメです！！」（ニコニコ）
実演男「では！！お値段。・・・なんと今回限り、本当に、今回かぎりですよッ！・・・一家庭に一台限定で、無・料！！無料にさせて頂きます。・・・本当に今回ばかりは、我々も努力させて頂きました。どうか御購入して下さい！・・・それでは皆様のご注文を、お待ちしております！！」（ニコニコ）
実演男と女はお辞儀をし、通販ショッピングは終わった。
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「ぞ、ぞ、ゾンビイイィィィィィ！！！」
目の前の幼女ゾンビと目が合った瞬間に、狩人は絶叫してしまう。
「うがー」
そして幼女ゾンビは、口を開けて狩人に噛みつこうとするのだった・・・！
