イヅギャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャ~ン~♪♪オッ~オッ~♪オッ~オッ~♪(ry
「・・・ババアやんけ!!」
生首はそう叫んだのだった。
その瞬間に、狩人は息を吹き返す。
「いやいや!!前回と言ってたこと違いますよね!?テイク弐してるじゃねーか!!」
「ハァ!?何言うとんねん、当たり前やろ!!寝床にババアがやってきたら、誰かて恐ろしすぎてテイク弐してまうわ!!・・・あかんあかん、こんなもんチェンジや!!チェンジや!!・・・今すぐチェンジや!!・・・・・・ホンマ正気の沙汰やないで・・・どないなっとんねん・・・」
「何のチェンジだよ!!(・・・それに異国語も使っちまって・・・)」
「・・・ハァなんやねん・・・ホンマ、ついてへんわ・・・あのな、昔からよう”森を歩けば熊、襖を開ければババア”ってこの世の恐怖を表す、故事成語があってな・・・わしは、それを、とぉ~うの昔に亡くなりはった、じいさんからも、耳にタコができるほど、どえらい聞かされたで・・・ホンマ・・・。それぐらい、恐ろしいんや。」
「インスタントで作った感ありありなんですけど!?」
「やかましいわ!!アホォ!!はよチェンジや!!チェンジ!!・・・チェンジしてくれや!!ホンマ・・・頼むわ・・・ババアは、ホンッッッッッッッマッ!!あかんて・・・・・・」
(ダメだ・・・噛み合わなくなってきた・・・)
その時だった。
「えらい、ようしゃべりはる生首どすえ・・・しゃべる放送事故といったところやねぇ~。まぁ、大層、お下品な存在どす。」
占い師がついに動き出す。
「じゃかましいわ!!ボケェッ!!ババアは黙って、はよ直帰したらええねん!!・・・ホンマ~・・・誰がしゃべる放送事故やねん・・・ババア同士の会話の方が、放送事故やわ・・・」
「フフ、お愉快な事いいはるお方ですわ~・・・さすが生首はんやわ~存在自体が放送事故といったところどすえ~~かわいそうなお方やわ~・・・とりあえず、供養コース一頭70万円いっときます~よろしゅうに~」
「ああん!?誰のせいで、こないな姿なったと思ってんねん!?・・・ええわ、ここであったが百年目や・・・”ババアの乱”に決着つけて・・・いよいよ滅ぼしたるわ」
生首と占い師が因縁のあまり、いきなり啖呵を切りだしたのだった!!
「・・・・・・(くっ、こんな状況の時、俺ができることは・・・)って、あれ!?大佐がまたいない!?」
スッ・・・トントン
そう狩人の肩がトントンされる。
「・・・?」
グッ
狩人が振り向くと、そこに透明になった**ー**佐がいた。
ドドン!!キュイーン・・・
「いやいや!!なんで急に透明になってんだよ!!て、いうか!き、消えかかってますよ!?」
ドヤァ
「・・・あ!!もしかして、またそうやって、逃げようと!!・・・えっ?違う?」
ピーピ、ピピピピ、ピピ・・・ピピ・・・・ピピピピ(通信)
「え~っと、『私は、今・・・ステルス・・・迷彩を・・・つけて、透明に、なっている』・・・はあはぁ、なるほど、だから、透明に・・・あ、『だから、この場の・・・後のことは、頼んだぞ・・・私の出番はもう・・・終わったので・・・それと、最後に・・・この戦いが終わったら、もう好きにしていいぞ』
バシッ!
最後に親指を立てた、グッドラックが狩人に送られる。
ウンウン
「いや、まったくもって任される脈略が見えてこなかったんですけど!?っていうか透明だからって効果音で、存在を示さないでもらえます!!?いよいよ、訳わかんねぇわ!!」
バサァ
******の気配が消える。
(くっ、結局、あの人は何だったんーー・・・??あれ・・・人?******って何だったんだ・・・あれ、******ってなんだ?・・・***・・・??・・・?・・・????・・・まぁいいか)
「もうええか~~?まだか~~!!兄ちゃん待ちやで~~!!!兄ちゃんが黙らな、始められへんやろ~~!!・・・ホンマァ・・・何ひとりでぶつぶつ言っとんねん!?はよせいや!!」
「あ、す、すみません・・・!(って、なんで俺待ち!?)」
「唯一の見届け人やからや!!兄ちゃん以外、誰もおらんやろが!!・・・ボケっとすんなや!!なぁ、しっかり頼むで?・・・あのな、鬼を前にしたわしのボルテージは、今最高に煮えたぎっとんねや!!・・・なめとんちゃうやろな!!なめたらあかんで?ええか?・・・なぁ?・・・・・・いっぺん死んでくるか?・・・いっぺん死んでこいや!!」
「あ、わあああ、ご、ごめんなさい!!(こ、怖すぎる・・・)」
「せやせや、送られたくなかったら、それでええんや!!」
ーーそして生首と占い師の対戦が始まる!!
「(素早さは、わしの方がババアより上回っておる・・・もろたな)ほな・・・食らえや!!タン飛ばし!!・・・カァァァァァ~ペッ!!」
生首はタン飛ばしをババアに繰り出した。
(き、汚すぎる・・・・・・)
ビチャ!!
しかし、生首のタン飛ばしは外れた。
「あかん!!・・・やっぱ、当たらんかったかッ!!・・・ハァ~、当たっとったら、一撃必殺やったのにな~惜しことした・・・!!」
(てか・・・なぜターン制・・・)
「当たり前やろ!!わしもそれなりに年なんやで!!・・・リアルタイムなんかで戦えるかボケェ!!じっくり時間が必要に決まってるやろ!!・・・ホンマァ~それぐらい、空気読めや~・・・」
「・・・そしたら~次は、私のターンどす~。・・・エナジードレイン」
占い師はエナジードレインを生首へ繰り出す。
「あかああああああああああああん!!」
効果は抜群だった。
「ハァ、ハァ・・・あかん、ホンマあかんでぇ・・・一気にわしのHP吸い取られおったでぇ・・・ハァ・・・こんなんおかしいやろ・・・どないなっとんねん・・・せや!チートや!!チート!!ババアはチーターや!!・・・(にしてもや”気合の手ぬぐい”がなかったら、やられてたところやったわ・・・あかんあかん)」
「ほんま、やかましいお方やわ~・・・ところで、まだ、悪あがきしはりますんか~・・・生首は~ん?・・・はよ、お楽になりなはれ~~ウフフ~♪」
生首の両目が憎しみで、充血し始める。
「ハァァ~やかましいわアホオオォォッボケェェェナスゥゥゥカスゥゥゥ!!!わしは、負けへん!!絶対、ババアなんかに負けへんのやああああああ!!」
生首のHPがちょっと回復する。
「・・・ババアの若作りなんか認めへんで・・・ッ!!・・・ハァ、それになぁ、さっきから猫かぶって、甲高い声出しとるけどなぁ・・・こんなん、電話の中だけやで・・・偽物や偽物!!電波や!!電波!!はよ、本性あらわせや!!」
(あれ・・・?勝手に進行していくぞ・・・)
狩人は、置いてけぼりを食らっていた。
「ええわ・・・もうこれでおしまいにしようや。・・・ほな、いくで?・・・ヘッドスピンや!!」
生首は、高速回転し始める。
(なんつー光景だ・・・)
「ええか!!わしのヘッドスピンは一分間に3600回転なんや!!これで、世界制覇するで!!」
「ダンス大会にでも、出場する気かよ!!」
「あ~われわれは~(震え声)」
「扇風機みたいに遊ぶんじゃねぇ!!」
「この回転力からの~!!世直し一揆や!!」シュゴオオオオオオオオオ!!
生首の首が、ロケット噴射し始める。
「管制塔聞こえるか~!!聞こえるんやったら、返事して~!!」シュゴオオオオオオ!!
(え・・・)
「バッチリやバッチリや!!ほな、カウントダウンいくで!!参、弐、壱!!世直し一揆号発射するで~!!羽ばたけ宇宙へ、届け宇宙や~!!わしは、こんな惑星捨てたるんや!!ババア共!!ざまぁみい!!」ゴオオオオオオオオオオオオオ!!
・・・・・・キラン!!
生首は、天井を突き破り、空に消えていったとさ。
・・・・・・・・・終わり
制作著作 生首
チ~ン