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東方月陽向  作者: 趙餡
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妹紅&慧音ルート3

朝・慧音宅〜


陽「今日は命蓮寺に行くんだよな?」


白米と味噌汁、漬物と軽い野菜炒めを朝食として食べながら今日の予定を確認をする


慧音「あぁ、私と妹紅

それに陽の3人が引率として向かうんだ

そう言えば、陽はあそことはほとんどしか面識がないんだったか?」


陽「あぁ、前の空飛ぶ船の異変の時にチラッと関わったくらいでほとんど自己紹介もしてなくてな」


慧音「ならちょうどいい

この機会に挨拶でもしたらどうだ?彼女達は友好的だからな」


陽「けどいいのか?引率から外れるわけにはいかないだろ………あ、陽鬼醤油とってくれ」


陽鬼「はい」


月魅「海苔ありますか?」


妹紅「はい、ここにあるよ……………大丈夫でしょ

私と慧音で十分引率出来るよ」


黒音「妾としては主様の異性の友達が増えるのは何か引っかかるものを覚えるのじゃ……………あ、妾も海苔が、欲しいのじゃ」


慧音「行儀が悪いぞ皆」


海苔やら醤油やらを交換しながら喋っていると慧音に怒られてしまった


慧音「予定を確認するのはいいが、そうやって物を回しながら喋るのは行儀が悪いぞ

せめてしゃべり終わってからでもいいだろう」


妹紅「ご、ごめんね?」


陽鬼「つ、つい……………」


月魅「申し訳ありません」


黒音「美味しそうにみえたのじゃ…………」


陽「わ、悪い」


慧音「まったく………命蓮寺だともっと厳しいんだぞ?私達が子供達に手本を見せてあげないとな」


苦笑する慧音

よく見るともう食べ終わっていた


陽「早いな」


慧音「もうそろそろ準備しないといけないからな

二人も早く食べ終われよ?」


妹紅「はーい」


陽「おう」


そこからは手早く食べ終わって俺と妹紅も準備する

そして、そのまま寺子屋の前まで向かう


陽「ってあれ?鍵開けないんだな」


慧音「まぁ、今日は命蓮寺に行って帰ってくるだけだからな

それ自体が授業のようなものだから今日は寺子屋前で並んで揃ったら行くと言った感じだ」


外界の小学校の遠足とかでも運動場に並んだりするもんな

それに近い感じかな


慧音「まぁしばらくはここで待つ事になるな」


陽「そう言えば命蓮寺での予定は?」


昨日も朝も言われてなかったが、予定とかどうなってるのだろうか


慧音「まずは何があるかの案内だな

その後、体験などもさせてもらえるんだ」


陽「座禅とかか?」


慧音「まぁそんなところだ

ただし、本格的なものはやらずにやりたい者だけでやり、他は見学といった感じにするがな」


陽「へぇ…………お、来たようだぞ」


男の子「せんせーおはようございます!」


慧音「あぁ、おはよう」


女の子「おはよーございまーす!」


妹紅「うん、おはよう」


陽「結構来るのが早いな」


いつもならこの時間だとまだそんなに来ない筈なんだが………もう10,20人くらいが集まっている


慧音「あらかじめ生徒達には知らせていたしな

妹紅と陽が来る前だったからな

これに関しては私達は引率しかしないから大丈夫だと思っていたから伝えてなかったんだが…………ダメだったか?」


陽「いや、ダメではないが…………」


どうせならきた時にでも説明して欲しかったなぁ

……………と言っても1日だから伝えるも何もあったもんじゃないと思うけど


妹紅「まぁ…………私もないけど、今度からはちゃんと伝えてよね?」


慧音「……以後気をつける」


少ししょんぼりした表情をする慧音

あー………軽く言っても凹むのな


陽「慧音、今度から気をつければいいんだし

それに俺たちはそこまで気にしてないぞ?」


慧音「…………本当か?」


陽「本当だよ……な、妹紅」


妹紅「う、うん!全然気にしてないから!!」


いきなり話を振ったせいでちょっと戸惑ったがとりあえず俺に便乗する形で気にしてないアピールをする妹紅


慧音「そうか…………それならいいんだが」


陽「とか喋ってるうちに凄い集まってきたな」


一クラス20人くらいだから…………60人前後か?


慧音「これで全員か?」


妹紅「うん、何人か休むみたいだしこれで全員だよ」


慧音「なら行こうか」


今日は命蓮寺か………






命蓮寺~


白蓮「ようこそ、お待ちしておりました」


道中、特に何事もなく無事に命蓮寺にたどり着くことができた

入口で見た事無い緑髪の子が凄いデカイ声で挨拶されたが、子供達のパワーでこちらもでかい挨拶を返してやったところ、満足して掃除に戻っていった…………なんだったんだあの子


慧音「こちらこそ、今日はよろしくお願いします」


白蓮「はい…………あら?貴方は………」


寺の尼僧、聖白蓮が俺に視線を向けてくる


陽「ん?」


白蓮「あの時はどうもお世話になりました」


ぺこりと俺に頭を下げる聖白蓮

………あぁ、そう言えばこの人の封印を解いた時に会ってた記憶はあるな

まともに自己紹介してなかったけど


陽「あ、どうも…………えっと、月風陽っていいます

聖さん」


白蓮「敬語は慣れてないみたいですから使わなくても構いませんよ、陽さん

それに、名字で呼ばれるのは慣れてないので白蓮で構いませんよ」


陽「なら、改めてよろしく、白蓮」


白蓮「はい、よろしくお願いします」


ニコニコしながら喋っている聖さん、もとい白蓮

しかし…………こんなに笑顔が標準装備みたいな人物は早々いないだろう


慧音「さて…………静かにしろー

これから説明をするからなー」


俺たちの挨拶が一通り終わったところで慧音が生徒たちを呼ぶ


白蓮「みなさんこんにちわ、わたしは聖白蓮です

今日は命蓮寺の事を少しでも知って欲しいですので、是非存分に見学なさってくださいね」


生徒達「「「はーい!!」」」


慧音「それじゃあ皆私と妹紅についてきてくれ」


そう言って一旦慧音と妹紅についていく生徒達

そして、この場には白蓮と俺だけが残された


白蓮「………大変だったみたいですね?」


陽「へ?」


唐突に口を開く白蓮


白蓮「いえ、軽くだけ聞いたものですから

まともに挨拶も出来ずに帰ったと聞いたものですから」


陽「え、えーっと………」


俺未だに帰った時の記憶を思い出してないんだけどなぁ……………


白蓮「いえ、いいんです

しんどくなったらいつでも言ってくださいね?」


陽「あ、あぁ」


まぁ、素直に優しさは受け取っておこう

何か騙したような気分になるのがあれだが


白蓮「それより、彼女達について行かなくてもいいのですか?」


陽「いや、元々別れる予定だったんだが………けど確かにもうやることもないしな…………………ついて行くことにするよ」


白蓮「はい、あの子達と一緒に存分に見学なさってくださいね」


さて、なら後を追うか

そんなに離れてもないだろうし






陽「お、いたいた」


慧音「ん?話はもういいのか?」


陽「あぁ、大丈夫だ…………てかさっきから何してるんだ?」


生徒達がいるのと段差の影響で奥で何かしているようだが見えづらいので慧音に聞いてみた


慧音「あぁ、薪割りだよ」


陽「………ま、薪割り?」


それって寺に関係ないよな………?修行の一環でやってるとかか?けど鉄なんて危ないだろ


慧音「一応言っておくが、使ってる斧は木でできているやつだ

それをここの和尚、つまり聖白蓮が魔法によって子供でも切れるようにしているという」


陽「へぇ…………それって生徒に危険は?」


慧音「斧が壊れない限りは安全だと思うぞ

鉄で出来てる重い本物の斧よりは軽くて動かしやすいみたいだからな」


白蓮って魔法も使えたのか…………これってどういう類の魔法なのだろうか

少し気になるところである

だが、慧音にそれを聞いても魔法は使えない筈だから分からないだろうな


慧音「だが、恐らくは強化の魔法だろう」


と思っていたら意外にも解るらしい


陽「慧音って魔法得意だっけ?」


慧音「いや、残念ながら私は魔法は使えない

だが、彼女は強化の魔法が得意という話を聞いていたからな

あくまでこれは噂なのだが」


陽「なるほど、そういう事か…………というかいくら何でも簡単に割れてないか?さっきからパコンパコンなってるぞ?」


確かに割った時はいい音が鳴るものだけど

こうして平和的に喋っていても薪割りの音が響き続けているのはどうなのだろうか

確かに魔法は強力なものがあるっちゃああるんだろうけど、強化魔法ってこんなに強化出来るものだっただろうか


慧音「どうやら、君が思っていた以上に彼女は強力な魔法使いだったみたいだな」


陽「え、そんなに凄い魔法使いなのか?」


慧音「傍から見てもわかるくらいには強力な魔法使いだ

なにせ、魔法に疎い私でもわかるくらいだからな」


どうやら、とんでもないくらい凄い魔法使いらしい

人は見かけによらないと言うがまさにその通りである


慧音「それでは次に行こうか」


陽「え、見てなくていいのか?」


慧音「なに、此処の人が見てくれるんだ

ほら、見えるだろ」


慧音が指を指した箇所には子供達に薪割りを教えているであろう人物が見える

しかし、青っぽいフードの様な物を被っていて顔が良く見えない


陽「あの人が?」


慧音「そう彼女、雲居一輪が見てくれている」


陽「なら、いいかな

俺もついて行くよ」


慧音「あぁ、もとよりそのつもりさ

こっちだ」






慧音「妹紅」


妹紅「あ、慧音それに陽も」


陽「これは…………………座禅か?」


妹紅「うん、だからなるべく静かにしておいてね」


目の前で、大人達に紛れて座禅する子供達

にしてもやりたがる生徒もいるんだな

叩かれてるところとか見ていただろうに

やっぱり好奇心の方が勝るのかな


慧音「陽は参加はしないのか?」


陽「遠慮しておくよ」


絶対に五秒も持たない自信がある

我慢強い性格ではないと思っているからな


妹紅「まぁ私達が参加してもいいけど…………私は痛いのは慣れたしね……………」


慧音「多少殴られたくらいじゃ動じる事はないと思う……………」


妹紅「とまぁ私達は雑念が振り払えないんだよね

痛み慣れと元々頑丈の二人だから」


まぁ、元々する気もなかったんだけどね

と付け加えて再び生徒達に向き直る俺達

皆出来てるつもりなのだろうが、口元がにやけてたりそわそわしてたりしてるのがいっぱいである


陽「やっぱり可愛いな、子供って」


妹紅「そうだね…………」


何故かジト目でこちらを見る妹紅

一体何だというのか


陽「な、なんだよ…………顔に何かついてるか?」


妹紅「いや……………幼女3人もつれてるし場合によってはすごく変な意味で捉えられるなぁって思ってね…………」


陽「どういう意味だそれ」


場合によってはこの場で妹紅と話し合いをしなければならなくなる


妹紅「ロリコンだよね、陽って」


話し合い確定だ

その認識は間違えてる事を分からせてやらねば


陽「あの三人といるだけでその認識になるのはおかしい」


妹紅「…………だってねぇ………」


陽「なんだよ

言っておくけど、俺はあの三人は娘のように思っているからな」


妹紅「それくらいならいいんだけどさ……………偶に度が過ぎてる事してるよ?」


苦笑しながら生徒達の邪魔にならないように小声で言い争う俺たち


慧音「お前達、いい加減にしろ」


しかし慧音に一喝される

まぁ、小声でも喧嘩してるしな……………


慧音「周りに迷惑をかけるんじゃない」


陽「………すまん」


妹紅「ごめんなさい」


周りが座禅している中で説教されるのは意外と精神に来るようで

俺たちは素直に謝るしか出来なかった


慧音「まったく……………一時的にとはいえお前達は先生なんだぞ?」


ため息をついて眉間にシワを寄せて手を当てる


陽「面目ない」


慧音「まぁ……………とりあえず次に行こう

ここは私が説教をする場所ではないからな」


妹紅「わ、わかったよ」


慧音に引っ張られる形で俺と妹紅はまた別の場所に移動する

さて、次は何をやるのやら……………






慧音「鐘つきだ」


どうやら鐘つきの体験らしい

……………ここまで来ると命蓮寺に関係ない気がするが…………気にしたらダメな気がするな


慧音「とまぁこの3つの体験ができる訳だ」


陽「鐘つきはいるのか」


鐘つきだけは別にいらなかったと思うが

命蓮寺関係ないし


慧音「生徒達が楽しんで学べたらいいんだ」


陽「………ま、それもそうだな」


結局、生徒達は皆楽しんで今日を終わらせた

……………楽しめたなら良かったけど、鐘つきが一番楽しまれてたのはどういう事なのか、俺がおかしいのだろうか…………考えてもしょうがないか

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