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東方月陽向  作者: 趙餡
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妹紅&慧音ルート2

別段お風呂で何かがあったとか

夜にちょっとしたイベントがあったとか

朝起きたら慧音とか妹紅が俺のそばにいたとか

そんな漫画みたいな展開なんてものは一切無く

朝起きれば寝ぼけた陽鬼に関節技をかけられていることに気づき

起き上がろうとすれば腹の上には月魅がいて

黒音は既に起きていたのか布団にはいなくて

どうにかこうにか陽鬼と月魅を起こす事で起き上がる事ができたところで三人で飯を食うために別室に向かう


陽「おはよう」


妹紅「遅いよ

慧音と黒音はもうだいぶ前から起きて朝ごはん作ってたけど?」


陽「すまん」


妹紅「いいよ、攻めてるわけじゃないし」


部屋に入れば、座って待ってた妹紅がいた

この場に慧音がいないと言うことは妹紅の言う通り飯を作ってるんだろう


妹紅「ってあれ?陽鬼はどうしたの?」


妹紅に言われて気づいた

俺のそばには月魅しかいない


陽「あれ…………顔を洗う前まではいた筈なんだけどな」


月魅「…………まさか」


何かを思い出したように洗面所に再び走り出す月魅


陽「月魅!?」


その後を追いかけるように俺も追いかける


妹紅「ちょ、ちょっと!?」


さらに後ろから妹紅が追いかけてくる


月魅「……………やっぱり、ここでしたか」


陽「どうしたんだよーーー」


洗面所についた月魅のあとに続くように到着する俺

そこで俺が見たものは


陽鬼「Zzzz」


陽「寝てる!?」


水道を出しっぱなしにしながら寝てる陽鬼だった

気づかなかったが、多分顔を洗ってる最中に寝たんだろう……………ものすごく眠そうだったし


妹紅「うわっ!?何をどうしたらこうなるのさ!?」


全く持ってそのとおりである


月魅「……………とりあえず起こしましょう」


一旦水道を止めて、陽鬼を引きずり下ろして床に寝かせる月魅


陽「どうやって」


月魅「マスター、ハリセン作ってください」


唐突にこんなことを言い出す月魅


陽「ハリセンで叩いて起きるなら簡単すぎだろ………」


と言いつつもハリセンを創り出して月魅に渡す俺


月魅「いえ、今回はハリセンでは叩きません」


陽「え、叩かないのか」


では一体何に使うというのか

少し気になるところである


月魅「では…………いきます」


ハリセンを持ってキリッとした顔になる月魅

そしてそのまま


月魅「やぁ!」


ーーー口の中に持ち手を突っ込んだ


陽「まったくハリセン関係ないじゃないか!!」


月魅「ハリセンなのは…………なんとなくです」


陽鬼「ゴホッゴホッ……………あー、起こし方が手荒すぎる……………何でハリセン?」


しかし、それで完全に陽鬼が目を覚ます


陽「あー………うん、おはよう

ハリセンは気にするな」


陽鬼「?分かったよ」


それを喉に突っ込まれるってどういう感じなのだろうか

少し気になったが、聞かない方がいいだろう


陽「もうご飯もできてる頃だろうし食べに行くぞ〜」


陽鬼「はーい」






慧音「遅かったじゃないか

どこに行ってたんだ?」


妹紅「あぁ、うん…………寝ぼすけを起こしてたよ………」


何故か妹紅が疲れきった顔をしてるがさっきのが理由と見た


慧音「そうか?まぁ今日から頼むぞ、二人共」


月魅「あの………私達は?」


慧音「そうだな……………家事は…………しなくてもいいし、掃除と言ってもさせる事がない………教師の手伝いでもいいが………何を教えられる?」


陽鬼「酒の飲み方と素手での喧嘩の仕方」


月魅「気配をなくしてきたまま相手に近づく方法と剣術」


黒音「魔法と料理」


陽「待て、月魅のそれは凄い嫌な予感しかしないんだが」


気配をなくしてきたまま相手に近づく方法って何だ

あいつそんなもの習得してたのか?


慧音「……………せいぜい黒音の料理くらいだな、教えられるのは」


月魅「なら…………どうしてたらいいですか?」


慧音「そうだな…………なら、買い物を頼まれてくれ

それができたら村の警備にでも回っててくれ」


月魅「了解です」


慧音「さて、それじゃあご飯を食べれたら行こうか」


陽「あぁ」


妹紅「うん」


さて、俺は慧音みたいな事ができるのだろうかーーー






寺子屋〜


他の民家よりふた周りくらい大きい建物

ただ、外界のように二階建てといったわけでもなく

ただ横に広がってるだけだから余計に広く見える


慧音「今から早くても1時間くらいしたら生徒たちもやってくる

とりあえず二人のそれぞれの担当教室だが

陽は手前の、妹紅は奥の教室を頼む」


陽「分かったよ

とりあえずできるだけ頑張ってみる」


妹紅「こっちも同じく」


慧音「頼もしいな」


そう言って慧音は鍵を開ける


慧音「では、私は最初に入って準備するからすまないがその間ここで待っててくれないか?」


妹紅「分かったよ

なら出来たら呼んでね」


慧音「当たり前だろ」


そう言って先に寺子屋に入っていった慧音


妹紅「………教師、かぁ」


陽「どうした?」


苦笑しながら溜息をつく妹紅

教師をやるのはこれが初めてとは聞いてないが…………


妹紅「いや、いつも思うんだけど…………そういうの似合ってないよなぁって」


陽「そんなこと無いだろ?」


妹紅「お世辞はいいよ

私みたいなのが教師っていうのもおかしな話だしさ」


何か消極的だな………いや、積極的な妹紅って言うのも考えつかないけどさ……………何ていうか……


陽「遠慮する必要はないんだぞ?」


妹紅「遠慮っていう程じゃないかな…………何ていうか…………申し訳ない気分になるんだ」


陽「申し訳ない………?何でだ?」


妹紅「………………私は昔から………この体が死ねなくなった時からあいつと、輝夜と殺し合いをしすぎた

あいつも死なないとはいえ、何回か殺してる

この手は血で濡れすぎてるんだ」


俺は………黙って話を聞いていた

輝夜と妹紅の話は前に聞いたことがある

けど……………


陽「それは関係ないと思う」


妹紅「え……………?」


陽「俺は直接見たわけじゃないから偉そうなことは何も言えないけど…………その事実と妹紅が教師の仕事を手伝うのは別だと思う」


妹紅「…………血で濡れたこの手で人と…………関わることが許されるとは、私は思わない

私には、あいつに対する憎しみとかしかないんだよ」


俺の言う事に対して卑屈な事を言う妹紅


陽「そんな事ない!!

お前には優しさもある!!」


妹紅「優しさ……………?」


陽「あぁ…………もし本当に憎しみだけなら、こうやって俺と話すこともないだろ

慧音の仕事を手伝おうとも思わないし、もっと言えばお前は今頃輝夜と喧嘩してるだろ?」


妹紅「そ、それは…………」


言い淀む妹紅

後ひと押しくらいかな


陽「それに………憎しみしかないなら、そんな風に後悔しない

自分がやってしまった事を後悔出来るのは優しい人だからだと思う」


妹紅「そう、かな」


陽「そうだよ

俺はそんな妹紅が好きだぞ?」


妹紅「なっ///!?いきなり何言ってんの///!?」


陽「へっ?だから好きっで!?何だ!?」


今後ろから誰かに頭を叩かれた気がしたんだが…………後ろには誰もいない


陽「な、何だったんだ今のは…………」


妹紅「ど、どうしたの?急に変な声出して」


陽「今………誰かに頭を殴られた気がして…………気のせいだと思うけど」


妹紅「………………?」


慧音「準備できた…………どうしたんだ?」


陽「い、いや何でもない………………」


多分…………気のせいだろう

俺はそう思うことにして慧音と妹紅と一緒に寺子屋に入っていった






男の子「陽せんせー!ここはどうするんですかー?」


女の子「せんせー!慧音せんせーとチューしたんですかー?」


まぁ、はっきり言うと楽しかった

女の子の生徒からはませた質問を聞かれたりもしたがそれらを含めて楽しかった

因みにキスの事は当然の如くしてないと言ったのだが、慧音の教室から馬鹿でかい音が聞こえてきたのは何だったんだろうか

そうして一日目の授業が

終わって三人で後片付けをしていた頃


陽「あ、慧音

ちょっと聞きたいことがあるんだが」


慧音「なんだ?」


陽「お前の教室からとんでもなくでかい音がしたんだけど………あれなんだったんだ?」


妹紅「あ、それ私も気になってた」


慧音「っ///!?聞えてたのか///!?」


妹紅「あれだけ大きい音を立てたらねぇ

私の教室でびっくりして一人泣いちゃったよ」


陽「こっちは泣いてる子はいなかったけど……皆ビビってたなぁ」


慧音「そ、そうだったのか…………………」


妹紅「どうしたのさ

あれだけ大きな音を立てるなんて慧音らしくないよ」


前に聞いたときは慧音は生徒を叱るときに頭突きをしてとんでもない音を立てると聞いたんだけど

それは信憑性のない嘘だったのかな………?


慧音「じ、実はだな…………///」


俺をチラ見する慧音

それで妹紅は何かを察したのか俺に向き直して


妹紅「ごめん、ちょっとだけ離れててくれる?」


こう告げる

どうも俺には言えないみたいだ

なら、離れた方がいいな


陽「わかった、先に帰っておくよ」


さて…………帰って陽鬼達の相手をしないとな






妹紅「それで?なんて聞かれたの?」


慧音「……………チューしたのかと聞かれたんだ///」


妹紅「……………え、それだけ?」


慧音「い、いや、そこまでは聞き流せることはできたんだ」


妹紅「ん?それ以外にあるってこと?」


慧音「…………妹紅も陽の彼女なのかって」


妹紅「……………え?」


慧音「それで三人でお、おおおお風呂とか入ってるのかって………///」


妹紅「…………あー」


慧音「そ、それで焦ってしまったというか何と言うか…………」


妹紅「慧音、落ち着いて

子供の言う事だから

一々想像しなくてもいいから」


慧音「ほ、本当にそれでいいのだろうか」


妹紅「いいも何も気にせずに軽く受け答えして流せばいいから

一々破廉恥だとかそんな事していないとか怒るように否定せずに軽く流す程度にやんわりと否定するのが一番だから」


慧音「わ、わかった…………明日からそういう質問が来てもなるべく流すようにする」


妹紅「それならいいんだけど…………ん?」


慧音「どうした?」


妹紅「いや…………黒音が…………」


黒音「主様がいつ帰ってくるのか気になってたので独断で迎えに来たのじゃ」


慧音「あ…………もうそんな時間か?」


妹紅「ちょっと話し込みすぎちゃったかな?」


黒音「流石に妾一人じゃと3人も料理は作れないのじゃ」


慧音「あぁ、もう帰るよ」


妹紅「明日が楽しみだねぇ」


慧音「あ、そうだ

後で陽にも伝えておくが………明日は3人一緒に授業をするぞ」


妹紅「何するの?」


慧音「明日は命蓮寺の見学会だ

だから3人の教師が合同でやるのさ」


妹紅「他の先生は?」


慧音「明後日からになるな

粗相がないようにしないとな」


妹紅「ふふ、そうだね」

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