表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方月陽向  作者: 趙餡
94/183

妹紅&慧音ルート

永琳「…………そうね、なら貴方に預けようかしら」


慧音「済まないな………我侭を言ってしまって」


永琳「ところで、貴方の家に泊まり込みにさせる気かしら?」


慧音「あぁ、初めからそのつもりなんだが………」


妹紅「え!?」


慧音「ど、どうした妹紅!?」


妹紅「いやいや、男と二人屋根の下だよ!?ダメに決まってるじゃん!!」


慧音「いや、陽についていってるあの子達もいるから二人ではないのだが………」


妹紅「いやいや!あの子らは数に入れちゃダメだと思うよ!?あの子らは結局陽のいうこと聞きそうじゃないか!!」


慧音「そ、それはそうかもしれないが……………」


妹紅「なら住まわせない方がいいって!!」


永琳「あー…………一ついいかしら?」


妹紅「何!?」


永琳「いうこと聞きそうっていうのはわかるのだけれど、他の女に手をだそうとしたら恐い子ばかりのような気もするわ」


妹紅「あ…………それもそうか…」


慧音「ところで……………その子達は?」


永琳「陽が目覚めるまで手伝いしてもらってるわ、意外とみんな器用だから助かるわね」


慧音「…………済まないな」


永琳「いや、謝らなくてもいいのよ?それより早く彼を起こすほうがいいと思うのだけれど」


慧音「なら、彼女達も呼ぶ事にして………彼はもう連れて帰るが構わないか?」


永琳「うーん…………もうちょっと寝かせておいた方がいいと思うけれど…………大丈夫よね、きっと」


妹紅「………私も家までついて行くよ」


慧音「ありがとう、妹紅 それじゃあ、また」


永琳「えぇ」






数時間後〜


陽「ぐっ……………ここは?」


俺は確か…………永遠亭にいた筈なんだけど…………何でまた移動してるんだ…………思い出そうとしても頭が痛くなる………本能が思い出すなと言ってるようにしか思えないくらいに

後なんでか背中が痛い


陽鬼「あ、陽、起きた?」


起き上がって背中と頭をさすっていると陽鬼が隣にいることに気づく


陽「陽鬼……………ここは?」


陽鬼「慧音の家だよ、運んできてもらったの」


陽「そうか…………月魅や黒音は?」


陽鬼「二人とも慧音の手伝いしに行ったよ」


月魅「しかし、それもマスターが起きれば話は別です」


気づけば月魅が俺の足の上にちょこんと座っていた

いつから居たのこの子


陽鬼「月魅、いつからいたの?」


月魅「今さっき来ました」


早すぎるだろ、君は瞬間移動でもできるのかい?

最早驚きを通り越して呆れている俺達

まぁ、良いんだけどさ

思ってくれてるのはありがたいしな


月魅「どちらにせよ、もうすぐご飯もできるのでこちらに来ました

慧音はマスターがもうすぐ起きることは予測していたらしいのでご飯は作ってあります」


陽「お、ならありがたくもらおうかな」


結構腹減ってきてたみたいだしな

気絶してる間に随分時間が進んでたか?


陽「今何時くらいだ?」


陽鬼「もう夜だよ

この部屋じゃあ外見えないし解りづらいけどね」


どうやら夜らしい

そう言えば永遠亭にいる時は気にしてなかったがまだ太陽は上ってたように見えるから、昼くらいだったのか?

今となっては確認できないが………まぁいいや


陽「てか月魅?動けないからどいてくれないか?」


月魅「どいたとしても、マスターは動けないと思いますよ」


陽「え、なんで?」


素直にどいてくれた月魅が言った言葉に首を傾げる俺

とりあえず、立とうとするとーーー


陽「っ!?!!??」


とんでもない激痛が背中に走る


月魅「だから言ったでしょう」


月魅が冷静に告げる


陽「な、何で…………!」


月魅「マスターは背中を強打しています

今日は寝ていてください」


陽「うぅ…………わかったよ………」


起き上がってるのも辛くなってきたので倒れるようにして寝そべる


慧音「何か騒がしいと思ったら………なるほど、目覚めていたわけか」


妹紅「おはよう………っていう時間でもないけど」


騒いでいると、向こうから慧音、妹紅、黒音が姿を現す


陽「………ってなんでここに妹紅が?」


妹紅って慧音と一緒に住んでるなんて話は聞いてないが………


妹紅「何?私がいると何か不都合なことでもあるの?」


少しムッとした表情になる妹紅

そこまでは言ってないのにな…………


陽「いや、単純に何でいるかを聞いたんだが」


妹紅「あんたと慧音を二人きりにしておく訳にはいかないじゃない」


俺って信用無かったのかな………………ってか


陽「陽鬼達もいるから別に二人きりじゃないと思う………」


妹紅「けど、一線越えようと思ったら超えられるよね」


陽「そんなわけ無いだろ」


妹紅「どうだか」


何故だ…………俺って何か妹紅にしたっけな………


妹紅「あんた自身は信頼してるけど、男としてみるならあまり信用したくない」


陽「………だから襲わないって言ってるだろ」


妹紅「どうだか」


何だ………何で俺こんな警戒されてんだ


慧音「ま、まぁ早くご飯を食べよう、な?」


慧音の言葉にしぶしぶと言った感じで座る

因みに、妹紅といい争いしてる間に陽鬼達はどこに座るかでじゃんけんをしていた

そして、どうやら決まったようで黒音が俺の右隣、陽鬼が左隣、月魅が慧音と妹紅に挟まれて、慧音が俺から見て右、妹紅が左に座るという配置でテーブルを囲む事に

因みに、俺は布団を畳んだものを支えにして起き上がっている


慧音「その…………陽?」


陽「ん?」


食べようとしてたら慧音がいきなり話しかけてくる


慧音「えっと…………永遠亭では吹き飛ばして悪かった!!」


陽「………………えーっと」


慧音「私も知らなかったとはいえ吹き飛ばしてしまったからな………それを今詫びようと思って」


陽「あ、あのな慧音………」


慧音「今は飯の時間だから軽くなってしまうかもしれないが…………済まなかった」


陽「………………」


どうしよう、今更『記憶が飛んでいてよく覚えてない』とか言えないんだよなぁ…………

てか俺吹き飛ばされてたのか


慧音「陽?」


陽「あ、あぁ、大丈夫だ

俺は気にしてないぞ」


とりあえずこう繕っておく

忘れてるから気にしてるとか気にしてないとかじゃないんだけどな


慧音「な、ならいいんだが……………」


陽「ほら、早く飯食おうぜ?な?」


早くこの空気を何とかしたいために飯を食べる事を催促する


慧音「そ、そうだな」


慧音も同意したようで食べ始める


妹紅「………………」


妹紅はさっきからこっちをじっと見てるだけだったが、慧音が食べ始めるのを見ると自身も食べ始めた






陽「教師?」


慧音「あぁ、前に手伝ってもらえると約束しただろ?」


陽「あぁ、あれか」


飯を食べ始めてしばらくしてから慧音が俺に教師をやらないかと言ってきた


陽「けど、てっきり見てるだけにするものかと思っていたけど」


慧音「寺子屋には教師は少ないからな

そもそも、ほとんどの授業を私一人でやってたくらいさ」


陽「何教えてるんだ?」


慧音「計算と、文字の書き方、それに歴史とたまに外に出るくらいだな」


陽「ん?その四つか?」


慧音「あぁ…………授業、というよりは生徒の数が多くて処理しきれてないのが現状だ」


陽「ん、分かった

そもそも約束したことだからな、手伝うよ」


慧音「すまんな、一応妹紅も手伝ってくれるみたいだから助かるよ」


どうやら妹紅も手伝ってくれるようだ


陽「そう言えば一人ひとつのクラスだろ?

何人くらいなんだ?」


慧音「大体20〜30人くらいだ」


その辺りは外界の学校より少し少ないくらいで対して変わらないんだな

案外多いものかと思ってたけど


妹紅「…………ご馳走様」


そうやって話していると妹紅が飯を食べ終わり、そそくさと部屋を出てしまった

そう言えば話に全然入ってなかったけど既に聞いてたんだろうか


黒音「ご馳走様なのじゃ」


陽「あれ、黒音ももういいのか?」


黒音「全部食べ終わったので少し歩かせてもらうのじゃ」


慧音「そ、それは構わないが…………」


黒音「なのじゃ」


いつもの口癖を最後に部屋から出る黒音

………もしかして、俺あいつにも嫌われてんのかな?






慧音宅前〜


妹紅「はぁ…………やっちゃったなぁ」


黒音「何がなのじゃ?」


妹紅「っ!?な、何だあんたか……………いきなり声かけないでよ…………」


黒音「それは済まなかったのじゃ………で、何をしてしまったのじゃ?」


妹紅「そ、そんなこと……………あんたには関係ないだろ」


黒音「……………どうせ、主殿につっけんどんな態度をとってしまって後悔しているのじゃろ」


妹紅「うっ………………な、何でそんな事が分かるのさ」


黒音「女のカン、なのじゃ」


妹紅「……………はぁ、カンって……………」


黒音「しかし図星のようじゃが?」


妹紅「うっ……………わかったよ

降参降参

確かに後悔してるよ」


黒音「やけじゃの」


妹紅「こうでも言わないとしつこそうなんだもの」


黒音「それで?何故あんな態度をとってたのじゃ?」


妹紅「…………自分でも良くわかんない」


黒音「のじゃ?」


妹紅「何か…………永遠亭で兎見てた時とか、慧音と話してる時とか………何かこう………ムカムカしちゃって」


黒音「うぅむ……………理由は分からんのか?」


妹紅「わかってたら苦労しないよ…………」


黒音「すまんのじゃ、それに関しては妾もわからないのじゃ」


妹紅「ま、話せただけでも良かったとしようかな」


黒音「まぁ妾も手伝うのじゃ」


妹紅「へ?」


黒音「妾も最近似たようなことが起きておるからの」


妹紅「あんたにも……………私達に共通点はないのにね」


黒音「そうじゃな

っと、そろそろ戻らないと中にいないことがバレると思うから妾は戻るのじゃ」


妹紅「そうだね、そろそろ戻ろうか

…………………何かスッキリしたな」


黒音「人と話すのはそれだけ気分を楽にできることが多いからの」


妹紅「………そうだね、今度から慧音にも話そうかな

一人で考えてるよりはマシだろうし」


黒音「なのじゃ」






陽「あれ、二人ともどこ行ってたんだ?」


二人が飯を食べ終わって部屋を出てから少ししてから俺達も食べ終わったのだが

黒音と妹紅が、家の中で呼んでも返事がなかったのでみんなで探し回ってたのだが…………何故か普通に飯を食っていた部屋に戻っていた


妹紅「そ、それは……」


黒音「主殿、それより風呂はもう出来てるのじゃ?」


陽「ん?今慧音が入れてたはずだけど」


黒音「なら、先に入らせてもらうのじゃ」


陽「わ、分かった」


それだけ言うと黒音は先に走り去ってしまう

…………何だったんだ?


妹紅「あ、陽ちょっと言いたいことがあるんだけど」


陽「え、あぁ何だ?」


黒音が走り去る姿を見ていると妹紅が声をかけてきたので、振り向いて対応しようとしたらーーー


妹紅「あんまり女の子困らせるなよ…………っと」


陽「いてっ」


デコピンされてしまった

そこまで痛くもないが、反射的にいてっとか言ってしまった


陽「なんだよ困らせるって…………」


妹紅「それに気づけないんじゃまだまだお子様って事だよ」


陽「………はぁ?」


妹紅「あはは!それじゃあ私もお風呂入らせてもらうよ」


そう言いって、手を振りながら風呂場に向かっていく妹紅

さっきのムスッとした表情ではなく、どこかスッキリした表情だったし………


陽「本当…………何なんだ……………」


そのつぶやきを返してくれる人は誰もいなかった

いや、逆に誰もいないのにいたら怖いけど


陽「…………とりあえず慧音達呼ばないと」


多分今も探し回ってるはずだ

慧音の家って意外と入り組んでるから探すのが面倒だけど…………まぁそこまで広さもないから大丈夫ーーー


慧音「あ!陽、妹紅達は見つかったか?」


ーーー向かいの部屋から慧音が出てきた

多分さっきまで話してたこと知らないんだな


陽「妹紅は黒音と風呂に入りに行ったよ」


慧音「見つかったなら良かった……………陽はどうする?」


陽「風呂入ってからもう寝るかな、背中の痛みも引いてきてるし」


まだ走れるほどじゃないが中々回復速度が早かった

立てるくらいには回復したからな

俺ってこんなに回復力あったかな………


慧音「なら私は皆の布団を引いてこよう

陽はどうせあの子達と一緒なんだろう?」


陽「当たり前だろ」


寝相で抱きつかれると陽鬼と黒音は物凄く痛いが


慧音「ならそれまで自由にしているといい

私は引いてこよう

明日は頼むぞ」


陽「あぁ」


さて、明日から教師か…………俺が…………

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ