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東方月陽向  作者: 趙餡
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レミリア&フランルート4

レミリア「よく来たわね、あの子達は連れてきたかしら?」


陽「黒音はこっちにいたから俺が連れてきた

けど陽鬼達は」


咲夜「私が連れてきました」


陽「………と言う事だ」


レミリア「よくわかったわ

それじゃあ席について頂戴」


陽鬼「ねぇ、わざわざ私達まで越させた理由って何?」


月魅「ただマスターとお茶を飲むためなら私達を呼ぶ事はしなくていいでしょう」


黒音「つまり、何かあるという事かの?」


レミリア「まさか、普通にお茶を飲むだけじゃダメかしら?」


な、何かえらく邪険に扱ってるな…………レミリアと喧嘩したとか聞いてないけど…………何かあったのか?


陽「落ち着けって、レミリアも普通にお茶に誘っただけかもしれないじゃないか」


レミリア「ほら、貴方達の主もそう言ってるわよ?」


陽鬼「…………で?本当のところは?」


レミリア「まぁ、ただお茶飲ましたいわけじゃないわ

話があるのよ」


陽鬼「私達の言った通りじゃん」


陽「…………………」


何かすごく恥ずかしいな…………言葉に出来ないけど


月魅「それで、話とは何でしょう?」


レミリア「貴方達は問題ないわ…………けど、陽

聞いていいかしら?」


陽「ん?なんだ?」


含んだ笑みを真面目な顔にして俺の方に視線を投げかけるレミリア


レミリア「…………特異点、って言葉知ってるかしら?」


陽「特異点………あ、思い出した」


レミリア「思い出した…………?それに関する事が書かれた本でも持っているのかしら?」


陽「そうそう、確か手荷物の中に…………あれ、どこに置いたっけ 」


確か小さな袋に入れた筈なんだけどな…………


レミリア「何も持ってなかったわよ?」


陽「あっちゃ〜…………落としたかもな」


レミリア「今から探しても無いでしょうし…………しょうがないわね

知ってることは知ってるのね?」


陽「それが何なのかは分からないけどな」


レミリア「………そう」


陽鬼「あー………あの時かな」


月魅「恐らくは………」


陽鬼と月魅が何か喋ってるけど、小声だから解りづらいな…………


レミリア「まぁいいわ

今日は特異点について話したかったのよ」


陽「特異点について?」


俺もあんまり知らない………てか覚えてない事に関しては言われてもあんまり意味ないと思うんだけどな…………


レミリア「えぇ、一から説明してあげる」


陽「その特異点って言うのは俺に関係するのか?」


レミリア「関係するとだけ言っておくわね

…………さて、どこから説明しましょうか?」


陽「どこもなにも…………今俺はそれ自体をよく分かってないんだけどな」


レミリア「なら…………始めからかしら」


そう言いながらレミリアは立って手を縦に振り下ろす


陽「…………?」


しかし特に何かが変わったところは見受けられない

何をしたかったのかとか考えているとレミリアが手を差し伸べてきた


レミリア「どうせ今の貴方には見えてないでしょうから今回は特別に見せてあげるわ

手を掴みなさい」


そう言われたのでとりあえずレミリアの手を掴む

すると、レミリアが手を振りおろした所にさっきまでなかった謎の空間が見えるようになった………って


陽「何だこれ!?」


レミリア「とりあえずこれが特異点が作れる空間よ

その特異点の力や能力によって空間の力が変わるわ

私は運命を操るからそれに準じた力よ

それじゃあ入りましょう」


陽「お、おう…」


入るとそこは真っ白な空間だった

いや、正確にはその白い空間には紅い椅子が何個か鎮座していた


レミリア「ここに座って頂戴」


陽「わ、分かった」


そう言われてとりあえず座る俺

ちょうど向かい側に足を組んで座るレミリア


レミリア「さて…………わざわざここに来たのは直接見てもらった方が早いと思ったからよ」


陽「これ以外に見せたい物があるのか?」


レミリア「言ったでしょう?特異点の空間は特異点の能力に影響するのよ

例えば……………」


立ち上がり、俺の方に向かってくる

そして俺の顔の前で指を鳴らす

一瞬目を閉じてしまったが、その直後にすぐ目を開けたらモニターみたいなのが目の前にあり、それにはパチュリーが映されていた


陽「…………はっ?何だこれ?」


モニターに映されているパチュリーは相変わらず本を読んでいた

しかし、横に積まれている本は大量にあり、しかもかなりアンバランスになっているため、今にも崩れそうになっている


レミリア「………さて、この後小悪魔がやってきて転んで本棚にぶつかるわ」


陽「はっ?それってどういう―――」


言い切る前にモニターには小悪魔が新しい本を持ってくる

しかし、こぼれ落ちたのか床に落ちていた本に躓き、積まれている本にぶつかって全部倒してしまう


そしてそれに巻き込まれてパチュリーは本の中に埋もれてしまう


陽「…………おい、パチュリー無事なのか?」


レミリア「一応無事よ、けど怪我はさせたくないわ」


陽「…………『させたくない』?」


レミリア「これは彼女の運命よ」


陽「つまり起こりそうな事ってことか?」


レミリア「そういう事ね

因みにこれは1時間のことよ」


つまり、今レミリアは俺にパチュリーの一時間後の未来を見してるってことか?


レミリア「本来はこうやって視覚化することすら出来ないんだけど………これが特異点が作った空間の中ってことよ

因みにこの運命を回避するなら……………」


そう言って、レミリアはおもむろにモニターのを触る

すると、映像がさっき始まったところまで戻る

そのままさっき小悪魔がつまずいて転んだ本のあたりを一度タッチする

その時点では特に変わったところはないが、小悪魔が歩いてきたところで小悪魔が地面の本に気づいたのである

そして、一度本を置いてからその本を拾ってパチュリーの横に積まれている本の上に置いてから再び持ってきた本を置いて読み終えたであろう本を持って本を仕舞いに行ったのであった


陽「…………これで、あれが起こることはないのか?」


パチュリー「そう言う事よ」


とりあえず、言葉にできない何かが起こったのは確かである


レミリア「まぁ、今のはテストみたいなものよ

あなたに見せるためのね」


陽鬼「けど、普通にレミリアの能力は驚くものだと思うよ

本来視覚化すら出来ないから余計にね」


月魅「そうですね、そもそもが規格外の能力故に………ですからね」


黒音「運命を操る……………のう」


この三人も改めて見てレミリアの能力の凄さを感じ取っていた


レミリア「けど…………運命を変えれないものだってあるし、それに………私はこの能力は余り好きじゃない」


少し遠くを見るような目でレミリアが小さい声で喋ったが、その言葉は誰にも届いてなかった


レミリア「さて…………他に知りたいことは?」


陽「じゃあひとついいか?」


レミリア「何かしら?」


陽「特異点は他にいるのか?」


レミリア「いるわよ

特異点って存在はいろんな世界にいるんだから

咲夜やフランもそうよ」


陽「あ、あの二人もか………」


レミリア「……………特異点としてはまだまだ足りないという事か?一体何をしてくれたんだあいつは………………」


陽「ん?レミリア、今何か言ったか?」


レミリア「何も言ってないわよ?」


…………?何かレミリアが考え込むことが多い気がするな…………


レミリア「他には?何か質問はないかしら?」


陽「…………いや、特にはないな」


レミリア「そう、ならこの話はここでおしまい

ここからは紅茶とお菓子を楽しむ時間よ」


陽「あー…………そう言えば全然食べてなかったな」


レミリア「大丈夫よ、クッキーは冷めても美味しいんだから」


陽鬼「美味しそー!」


月魅「私も小腹が空きました」


黒音「紅茶が美味しそうじゃのう」


レミリア「当然よ、私の咲夜は紅魔館一のメイドなのだから」


陽鬼「クッキー美味しいや」


そう言いながら1枚ずつ食べてはいるがポロポロ零している陽鬼


陽「あーもう、ちゃんと食べろ

こんなに零すなって…………ほら拭いてやるから」


陽鬼「んぅ!ちょ、ちょっとよ、んー!!」


何か言ってるけど、お前も月魅や黒音みたくもっと大人しく食べれないものだろうか…………と少し思った俺であった






次の日~


陽「ふぁ…………よく寝た」


昨日は特に何事もなくレミリアとのお茶会を終了し部屋に戻ってから即寝た

何かいきなり特異点とかなんとか教えられたけど………


陽「実際、良くわかんないよな…………俺に教えたって事は何か意味があるんだろうけどさ…………」


レミリアの事だから無駄な事はしないだろうしな


陽「さてと…………フランとのところ行くかな」


今日は何して遊んでやろうかと考えているとふと気がついたことがある


陽「…………ん?陽鬼?月魅?黒音?皆どこだー?」


三人がいないのだ

俺があまりに遅く起きたからどこかへ行ったのか?

いや、でも遅い時は咲夜が呼びに来てくれてたよな……………?


陽「うーん…………とりあえずフランのとこに行きながら探してみるか」


もしかしたら咲夜の手伝いしてるだけかもしれないしな

という訳で一度着替えてから部屋を出る

外に出ると相変わらず妖精メイド達が仕事していた

俺は軽く挨拶していきながら歩いていく

しかし、結局陽鬼達の姿は見えないままフランの部屋の前についた


陽「やっぱり手伝いしてんのかな…………まぁいいや

フラン、来たぞー」


と言いながらドアを開ける

しかし、そこにフランの姿はない


陽「あれ?フランー?」


もしかしたら隠れてるのかと思って辺りを見回す


陽「まさかフランまでいないとは…………フラーン?いたら返事しろよー?」


呼びかけながら俺は置いてある棺桶の中や家具の隠れられそうな場所を探していく

しかし、粗方探しても出てこない

どこかに行ってるのだろうか


陽「図書館行ってみるか…………」


もしかしたら外に出ているかもしれないが、一応探してみよう






紅魔館・大図書館~


陽「パチュリー、小悪魔ー?」


図書館について二人に呼びかけるが反応がない もしかしたら奥の方にいるのかもしれない

ちょっと探してみよう

と思ったが目の前にあるパチュリーのいつも座ってるところをよく見てみるとふとした違和感があった

だが、その違和感がよく分からなかったので後回しにする事にした


陽「しかし…………みんなどこに行ったんだ?」


陽鬼達ならまだ手伝いだけで済ませられるが、フランやパチュリーや小悪魔までいないとは………ここをもう少し探してみようか






陽「駄目だ……………見つからない」


十分くらい探したが見つからない………残りはレミリアの所か?


陽「いたらいいけど…………行ってみるか」


そして図書館から出て妖精メイドに軽く挨拶していく


陽「こいつらはいるのになぁ…………」


とりあえずレミリアの部屋まで歩いていく


陽「レミリアー、いるかー?」


部屋のドアをノックするが返事が返ってこない

試しにドアノブを回してみる


陽「…………開いてる」


俺は少し警戒する

もし寝ているだけならドアを閉めるはずだし、開けているなら返事をするだろう


陽「………………何かあったのか?そう言えばさっき図書館にいるときも何か違和感があったよな………………」


俺はあの時の光景を思い出して違和感の正体を探る


陽「……………そうか、片付いて無かったんだ」


たとえ読んでいる途中であってもパチュリーは本をある程度纏めてることはする

それがなく、辺り一面に本が散らばっていたんだ

例え出かけることになっても崩れないようにはするはずだ


陽「ということは………まとめられる余裕がないようなことが起きた?」


もし、この予感が当たっているなら…………外か?

もし、レミリアやフランも同じ事になってていないとすれば…………多分外にいるんだろうな

あいつらは朝日に弱いから出たとするなら夜か


陽「………………外行ってみるか」


その前に、だ

妖精メイド達に聞いてみよう

もしかしたら中にいるのかもしれない

そしてちょうどいいところに目の前には妖精メイドがいた


陽「なぁちょっといいか?」


妖精メイド「はい?」


陽「レミリア達がどこに行ったか知らないか?」


妖精メイド「お嬢様達……………いえ、知りません………」


陽「そっか、ありがと」


知らない、か

と言うことは地道に探すしかないってことか


陽「とりあえず門から出てから考えるかな………」


どこに行ったんだ、あいつらは……………

今回登場させたレミリアの特異点としての空間は、相手の運命を可視化できる世界です

因みに、咲夜は部屋の中の時間を好き勝手にいじって時間の経ち方を変えます

簡単に言うとドラゴンボールの精神と時の部屋ですね、はい

フランはレミリアと同じ様に破壊したい物を可視化させる事ができます

ただし、空間外だと、小物限定になります

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