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東方月陽向  作者: 趙餡
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レミリア&フランルート3

レミリア「という訳で、今日は私とお茶を飲んでもらうわ」


陽「どういう訳だ…………」


またもやレミリアが突然部屋に入ってきて宣言しだした…………こいつこんなキャラだったか?

もっとカリスマが漂ってるイメージがあったと思うんだが……………


レミリア「私は普段からこんな感じよ

忘れたのかしら?」


陽「………………そうか、なら忘れてるのかもな」


何かよく解らないが

とりあえずこれ以上追求しないことにした


レミリア「そうそう、あの子達も一緒によ」


陽「陽鬼達の事か?」


レミリア「そうよ、あの子達とゆっくり喋りたくもあったから」


陽「解った、呼んでおくよ

いつからやるんだ?」


レミリア「時間が来たら咲夜に呼ばせるわ

その間はフランと遊んでおいて頂戴」


陽「解った」


さて、フランと遊んでくるか……………割とこっちはヒヤヒヤしてるんだけどな

いつ弾幕打ち出すかと思うと






紅魔館・地下室〜


フラン「遊ぼ!」


部屋の扉を開けた途端にこの台詞

元気があるのはいいことである

しかし、元気が有り余るのも考えものである

…………こんなことを考えてるのって俺おっさんみたいだな

止めよう……………自分で考えてて悲しくなってきた


フラン「陽?どうしていきなり悲しそうな顔してるの?」


陽「何でもないから気にするな…………………」


フラン「?解った」


こんな事考えてるの何故かバレたくなかった

とりあえず気を紛らわせよう……………


陽「何したい?」


フラン「弾幕ごっこ」


陽「頼むからそれ以外にしてくれないか

俺打てないから」


フラン「しょうがないなー…………トランプやりたい!!」


陽「ババ抜きしか出来ないぞ?」


フラン「大丈夫、陽はカードをシャッフルするだけで構わないから」


陽「ん?じゃあ誰と遊ぶ気なんだ?」


フラン「そこにいるじゃない」


フランが一つの棺桶を指さす

しかし、その上には誰もいないし、周りにも誰もいない


陽「いないじゃないか」


フラン「中にいるのよ、棺桶の」


陽「中?どれどれ…………」


俺は棺桶に近づいて蓋に手をかける

そしてそのまま蓋を開ける

そこにいたのは―――


黒音「zzzz」


―――何故か寝ている黒音であった


陽「何でここで寝てんだ!!」


昨日帰ってから部屋に入って寝るまでは一緒だったはずだ

けど朝はいなかったがてっきり俺たちより早く起きたんだと思っていたんだが…………


陽「…………フランがここに連れてきたのか?」


恐る恐る聞いてみる


フラン「正解」


そして最悪の答えが返ってきたのであった


陽「何で拉致してるんだ!?」


フラン「拉致じゃないわ

だって紅魔館からは出てないもの」


陽「そう言う事じゃねぇ!!通りで朝いなかった訳だ!!と言うか今の今までずっと寝てたのか!?寝すぎだろ!」


フラン「凄いわよその子、運んでる間もぐっすりだったもの」


陽「起こしたらちゃんと起きてたと思うんだが……………って、俺いつから黒音と一緒だったっけ………………そんなに時間は経ってないはずだけどな……………思い出せない」


フラン「やば……………そ、そんな事より早くその子起こしてあげたら?」


陽「あ、そうだな……………おい、黒音、起きろ黒音」


黒音「んむぅ……………どうしたのじゃ主様」


陽「いいから起きろって」


黒音「ふぁ〜……………今日はよく寝たのじゃ……………ってここはどこなのじゃ」


フラン「私の部屋よ」


黒音「……………のじゃ?」


フラン「だから、私の部屋よ」


黒音「何故妾は移動してるのじゃ」


フラン「私が移動させたからよ」


黒音「いつの間に移動させたのじゃ」


フラン「貴方が寝てる間によ」


黒音「何故移動させたのじゃ」


フラン「陽ってトランプゲームの知識無さすぎるんだもの」


黒音「遊びのために運んだと?」


フラン「そうよ」


少し問答をした後に黒音は眉間を抑えながらため息をつく


黒音「はぁ………遊びならわざわざこんなことせんでも付き合ってやるのじゃ」


フラン「ほんとに!?」


フランは目を輝かせて確認をする


黒音「当たり前じゃ……………」


フラン「なら今すぐ遊んで!!」


黒音「解ったのじゃ…………なにをしたいのじゃ?」


フラン「ババ抜き以外!」


黒音「ではブラックジャックでもしようとするかの」


フラン「ワーイ!!」


フラン……………俺とババ抜きするの飽きてたなら言ってくれたら良かったのに……………直に言われてない分心の傷ができやすそうだ…………

なんてことを考えながら、2人のゲームを見守ることしか出来ないのがほんとに悲しいな


フラン「また勝った!!」


黒音「イカサマしてるのかと疑うくらいの強さじゃのう」


因みに、ブラックジャックをしている二人だが、フランが絶対に勝っている

こうやって少し目を離すと何故かフランが勝っていてる

何故黒音がこんなに負けるのか、と言わんばかりに

さて………これがいつまで続くのやら……………






数十分後〜


黒音「勝ちすぎじゃろう…………」


ブラックジャック10戦をやった後にスピードを5戦程やって少し休憩に入る二人


フラン「すっごい楽しい!!」


黒音「こっちは全部負けておるのじゃが……………」


フランが強いのか黒音が弱いのか

どっちかであるんだろうが、とりあえず結果はフランの全勝である


俺の時はそんな事無かったんだが……………ということは黒音が圧倒的に弱いのか…………?


黒音「…………とりあえず休憩じゃ、少し疲れたのじゃ」


フラン「そうね…………私も疲れたわ……………んー…………!!」


右手で左肘を持って背を伸ばすフラン

よほど凝っていたのか、パキポキと骨のなる音が聞こえてくる


陽「こう1日を部屋で過ごすのはきつくないか?」


フラン「もう慣れたよ

400年以上もここに閉じ込められていたから」


陽「そう言えば……………そうだったらしいな

俺がこっちに来たのはその結構後みたいだしな」


フラン「えぇ、何年後だったかしら……………あんまり長生きできる生物って時間の感覚を忘れるっていうけど本当なのかも」


陽「まぁフランが外に出れた数年後に、俺が来た…………でいいんだよな?」


フラン「えぇ」


黒音「主様ぁ〜…………」


フランと二人で話していると黒音が間が抜けた声で俺を呼ぶ声が聞こえた


陽「黒音?どうした?」


黒音「首の付け根のところをもんで欲しいのじゃ~…………」


ぐでーっと体を伸ばしながら黒音が首の付け根の部分を指で示す


陽「おいおい………それくらい自分で出来るだろ?」


黒音「疲れてそれどころではないのじゃ〜…………」


ほんとに疲れているのか、手足をほとんど動かさずに俺に伝える


陽「はぁ………しょうがない

解ったよ、揉めばいいんだろ」


黒音「頼むのじゃあ〜……………」


それを最後に黒音は喋ることすらしなくなってしまった

どうやら本当に疲れていたらしい

トランプをしていただけなのにどうして首が凝るのか

まぁ、可愛い黒音の頼みなので揉んであげることにした

しかし、いざもんでみるとかなりかたいのが素人越しにわかる


陽「ほんとにガチガチに凝ってるな………………何でこうなってんだ?」


と、質問を投げかけても返そうともしない

こりゃ重症だ

そうやって肩を揉んでいるとフランが思い出した様にしゃべり始める


フラン「そう言えば、今日はお姉様とお茶を飲むって言ってなかった?」


陽「あぁ、何か呼ぶ時に咲夜が呼んできてくれるらしいぞ

それまではお前と遊んでくれって頼まれてるからな」


フラン「………ねぇ、一つ聞いていい?」


フランが突然不安そうな顔で俺を見ながら聞いてくる


フラン「陽が私と遊んでくれるのはお姉様に頼まれたからなの?」


陽「何だよいきなり」


フラン「いいから答えて」


何だか今すぐに答えなければいけない事らしいのでとりあえず、本心で答えることにした


陽「確かにレミリアに頼まれたからってのもある………けど…………」


フラン「けど?」


陽「……………お前と遊ぶのも楽しいから遊んでるんだぞ?」


フラン「ほんとに?」


陽「ほんと」


フラン「ほんとのほんとのほんとに?」


やたら確かめてくるな…………何でだ?


陽「ほんとのほんとのほんと」


自分で言っててゲシュタルト崩壊しそうだ


フラン「…………良かった」


陽「何でそんな事気にするんだ?」


フラン「私って皆にどう思われてるのか解らなくて……………力の事もあるから嫌われてるとさえ思った時もあったよ」


どうやら、監禁されていたせいでどうも疑心暗鬼なところがあるみたいだ

いや、自己嫌悪なのか?

フランは自分の能力を好きなわけではないみたいだしな…………


フラン「全てを壊す私の能力…………今でこそある程度制御が利くけど、昔は全然制御が出来なくて……………いっぱい殺したなぁ……………」


そういいながら顔を俯かせるフラン

これは流石に励ましてあげないといけないかな……………


陽「なぁ、フラン?」


フラン「何?」


陽「お前は嫌われてないよ

俺が保証する」


フラン「どうしてそう思うの?」


陽「レミリアがお前を嫌っていたら俺を遊び相手にはしない

咲夜がお前を嫌っていたら頼まれた以外の仕事はしない

パチュリーがお前を嫌ってたら図書館の本を貸したりしない

美鈴がお前を嫌ってたら構ったりしない」


フラン「それだけじゃあ…………わかんないことだってあるよ」


陽「けど、嫌っていたらお前は今でも地下に閉じ込められてたかもしれないんだぞ?」


フラン「それは………そうかもしれないけど」


レミリア達が起こした異変『紅魔異変』

その時偶然にもフランを閉じ込めていた部屋の鍵が壊れたらしく、フランは外に出た

外に出た時に異変を解決しようとしていた霊夢と一緒にいた魔理沙と出会ったらしい

その時の魔理沙との弾幕バトルで力の使い方を少しだけ理解したフランはそこから段々と力を使いこなしていくようになったという

そしてある程度力を使いこなせる様になってた時にレミリアがフランに外に出てもいいと伝えた

嬉しくなったフランは部屋の外で活動する時間が主となった

しかし、屋敷の外に出るには誰かメイドを連れていかなければならなかったが、咲夜以外のメイドはフランを怖がってしまって結局屋敷の外に出ることはかなわなかった

『屋敷の外には出れない』と考えてたらしい

それを考えるようになってからフランは皆から一歩引いた様な態度をとっていて、そうやって接してきたらしい


陽「なぁフラン、俺が戻ってきた時どう思った?」


フラン「え?何どうしたの?」


陽「いいから、どう思った?」


フラン「………嬉しかったよ

また陽と会えたんだから

前は弾幕ごっこばっかりしてたけど………今回は中で遊んでてとっても楽しい!!弾幕ごっこ以外でも遊べたんだもん!!」


陽「そうか、嬉しかったのか」


フラン「うん!!けど………それとなんの関係があるの?」


陽「レミリア達もそんな感じだったと思うぞ」


フラン「え?」


陽「お前を閉じ込めていたのは意地悪をするためじゃない、お前の力が暴走する恐れがあったからだ

けど、お前が初めて出たときに魔理沙と戦ったことである程度力を使いこなせるようになった

そこからお前が努力して力を使いこなせた事を皆嬉しく思ったはずだ

勿論、レミリアもな」


フラン「お姉様も?」


陽「あぁ、多分一番辛かったのはレミリアじゃないかな

実の妹のお前を閉じ込めたんだからさ」


フラン「…………お姉様が」


陽「結局、種族は違えど感じたり見るものは同じってことだよ」


と、俺がそれを言った瞬間、部屋の扉が開いた


咲夜「陽、時間よ」


どうやら呼びに来てくれたらしい


陽「あぁ、解った

っと、フラン、解ったか?」


フラン「うん!だからいってらっしゃい!!」


陽「ありがとう」


フランが元気になったのを見届けて俺は咲夜に着いていく

さて、お茶と言うけど…………話すことないなぁ

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