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東方月陽向  作者: 趙餡
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小悪魔&パチュリールート2

パチュリー「……………すっかり寝てしまったわね」


陽「…………zzzz」


パチュリー「あんたまで寝てどうするのよ……………」


私はパチュリー・ノーレッジ

紅魔館の図書館に住んでるわ

館の主のレミリア・スカーレット………私はレミィと読んでるけど彼女からはパチェって呼ばれてるわね

そんな私は今大変困っている

小悪魔と彼…………月風陽がイチャついてるのを見て何故か少し腹が立ったので仕返し………勿論彼にね

その仕返しをする為に膝枕をしたのはいいものの適当なところで起きる筈がすっかり眠ってしまったわ

おまけに、彼まで寝ちゃってて………って良く見たら取り巻きの幼女三人組までいるし………

しょうがないから全員起こしましょう………


パチュリー「起きなさい………」


陽「ん………?パチュリー?もう起きたのか?」


パチュリー「もう夜よ………」


陽「あー…………寝ちゃってたか

そろそろ咲夜が来そうだし起こしておくか」ふう………彼といると疲れるわね






紅魔館·とある部屋


レミリア「遅かったわね」


陽「すまん、寝てたみたいだ」


レミリア「パチェと一緒に?仲のよろしいことで結構結構」


あの後、直ぐに咲夜が来てそのまま全員で飯を食うことに(陽鬼は殆ど寝てるようなものだったが)

入った瞬間にレミリアが挑発してきたので

俺も少しムッとしたので仕返しをする事に


陽「その言い草だとお前、おっさんみたいだぞ?」


レミリア「……………言ってくれるじゃない

貴方こそ幼女三人を侍らせてまるでロリコンね」


陽「………別にそんな意味で侍らせてるわけじゃないし、それ以前に見た目でいうならお前も幼女じゃねぇかよ」


お互いに笑顔を崩さない

しかし、どちらも目は笑ってないのは解るだろう


レミリア「あら?私は吸血鬼よ?それ以前に貴方より歳上だわ」


陽「歳でいうなら黒音の方が歳上だぞ?っていうか歳の事を出す時点で子供じゃないか?」


レミリア「……………」


陽「…………………………」


レミリア「………ま、これくらいにしておきましょう

何だかしょうもなくなってきてわ」


陽「………同感」


怒ってしまったというよりかはさっきまでの自分の行動や言動に呆れた俺達であった


レミリア「ご飯を食べましょうか

全員揃ったことだしね」


陽「咲夜はどうしたんだ?」


レミリア「能力使って調理中よ」


なんともまぁ咲夜らしい能力の使い方というか何と言うか

能力の無駄遣いとか言われそうだが、正真正銘出来立てが食えるのなら無駄遣いでもないのだろう


陽「………ん?能力で作ってるなら何でまだできてないんだ?」


レミリア「………貴方は時を止めたまま調理が出来るのかしら?」


陽「あー………そういう事か」


火を使うのは流石に時を止めたままじゃ無理か

いつまで経っても火が通らないもんな


レミリア「理解してもらえた様で何よりよ……………………そういえば、貴方は魔法って使えるかしら?」


陽「一応基礎的な体に魔力を通して強化する魔法ぐらいなら…………」


レミリア「はぁ…………貴方一度パチュリーに魔法の何たるかを教えてもらいなさい」


陽「えっ?これじゃあ駄目なのか?」


レミリア「駄目とは言わないけどね……………魔法には属性が少なからずあるのよ?貴方のはただ魔力を通した肉体強化に過ぎないわ

白黒盗人や人形使いの魔法だって属性はちゃんとついているのよ?」


魔理沙とアリスの事か…………?

間違っちゃあいないんだろうが、言い方酷いな………魔理沙のは自業自得な気がしてならないけどな


陽「あいつらの魔法って属性あったんだ………何なんだ?」


魔理沙とアリスの魔法の属性が少し気になったので聞いてみる事にした


レミリア「あくまでも予想よ?別にあいつらの魔法の事を知らないのだから

……………そうね、白黒は聖属性、人形使いは闇属性と言ったところかしら」


陽「魔理沙は何となく解るが………何でアリスは闇属性なんだ?」


レミリア「あら、人形とはいえ、物を自在に操るのよ?テレキネシスに近いそれは立派な闇と言えるのではなくて?」


陽「あ〜、なるほどな

そう言われたら納得出来るな

…………でもさ、俺に使えるのはこの肉体強化位だぞ?」


レミリア「あら、じゃあその肉体強化をちゃんとした魔法に変えたらいいじゃない」


陽「どうやって?」


レミリア「貴方の体を通して貴方に一番合う属性を探したら良いのよ

普通は魔法使い一人に一属性なんだから」


パチュリー「………まるで私がおかしいと言ってる様に聞こえるわね」


レミリア「本に熱中してる時に貴女から話しかけるなんて珍しいわね」


レミリアの言う通り、今までパチュリーが喋らなかったのはずっと本を読んでいたからなのだ

それ突然喋りかけてきたのだからレミリアも驚いていた

まぁそんな風には見えないけどな


レミリア「っていうか貴方のスペル殆ど近接スペルじゃない

この機会に遠距離のスペルを覚えて見なさいよ」


陽「いや………俺弾幕撃てないんだけど?

だから近接寄りになるんだけど」


レミリア「煩いわよ

今はいいわ

でもほかの誰かに弾幕ごっこを挑まれたらどうするつもりなのかしら?

貴方のスペルは殺傷能力が高いわ

まぁ此処の住人なら殆どが避ける事が出来るわ

けどね、あの氷精なんかに弾幕ごっこを挑まれたらどうするつもりなのかしら?それにウチの咲夜も弾幕はナイフでやってるわよ?霊夢だってお札じゃない」


陽「うっ………確かにそうだけど………」


レミリアの言う通りだ

俺のスペルは陽化や月化も含めて基本的に近接技が多い

そして弾幕は基本的に撃たない戦い方になっている

そして弾幕ごっこというよりかはガチバトルなんだよなぁ……………だからどうしても弾幕ごっこには向かない仕様になってしまう


パチュリー「………そうね、魔法を覚えさせるのもいいかもしれない」


レミリア「これまた珍しく積極的になってるわね」


パチュリー(どうせ断っても無理矢理覚えさせてフランの遊び相手にする気の癖に)


まぁ俺が嫌だと言っても無理矢理覚えさせてフランの遊び相手にでもさせるのだろう

別にフランとは遊んでもいいけどな

………能力さえ使わなければ


レミリア(まぁ嫌だと言ってもパチュリーには無理矢理教えさせるし陽にも無理矢理覚えさせるし

覚えたら覚えたらでフランの遊び相手にさせるのだけれどね)


ここで全員の考えが一致するのは俺とパチュリーが鋭いのか

それともレミリアの考えが読み易いのかは誰にも解らないだろう

……………いや、レミリアが分かり易いだけか


パチュリー「それじゃ明日からね」


陽「OK、解った」

レミリア「今日はもう遅いしディナーを食べてよく寝て、明日に準備出来るようにしなさい」


陽「おう」


その後咲夜が出来立ての食事を持ってきてくれて皆で食事をした

やはり咲夜の料理は美味かったのであった






翌日·紅魔館の大図書館


パチュリー「それじゃ始めるわよ」


陽「了解」


次の日

俺達は大図書館でパチュリーの魔法講義(?)を受けることになった

メンバーは勿論俺とパチュリーと小悪魔、それと黒音

黒音が参加してる理由は

『これでも魔法は使える方なのじゃ』と言ってパチュリーが入れたという訳だ


パチュリー「それじゃ始めるわね

最初は私も使ってる日符[ロイヤルフレア]よ」


陽「えっ?あれそんなに簡単な方なのか?

何かすごい魔力を持ってたと思うんだが」


パチュリー「別にそのままの魔力を使って行使しろとは行ってないわ

寧ろもっと少ない魔力の…………言うなればミニロイヤルフレアと言った所かしら

最初はそれくらいがベストなのよ」


陽「それでいいならやってみる」


黒音「主様よ

魔法はイメージする事が大切なんじゃ

より鮮明ではっきりとした魔法のイメージを持つ事が大切なんじゃ」


そこで黒音が注意をしてきた


陽「イメージ……………イメージ………………」


パチュリーのロイヤルフレアは………全てを焼き尽くしそうな、そんな炎の球体で

ぶつかったら物凄い大きな爆発が起きる魔法だったよな…………


パチュリー「………防御魔法展開」


陽「えっ―――」


そのパチュリーの行った言葉はすぐに理解できた

なぜならば


黒音「主様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


俺の魔法が勢い良く爆発したのだから………






パチュリー「貴方何をイメージしたら魔法で自爆なんて芸当が出来るのかしら」



陽「えっと…………パチュリーがロイヤルフレアを使った時の一連を…………」


パチュリー「結果までイメージしなくてもいいのよ

あくまでもどういう風に魔法を出すかのイメージだけで良いのよ」


陽「はい…………解りました」


表情には出てないけれど……………パチュリー凄い怒ってる

何に対して怒ってるのかは解らないが、とりあえず凄い怒ってる…………………俺もつい敬語になってしまったしな


パチュリー「…………まぁ、怪我がなかったから良かったわ

とりあえず、しばらくしたらまた再開するわよ」


そういうとパチュリーはまたソファに座り本を読み始めた

そして俺は1つ気になった事があった


陽「………そう言えば何で俺殆ど無傷なんだ?」


そう、俺は殆ど無傷だったのだ

その疑問を口にしたら黒音が答えてくれた


黒音「魔法は魔力でできておるからの

パチュリーも魔法を行使するとき別に火傷になったりはしておらぬじゃろ?あれは炎に見せかけた魔力を使っているのであって、別段本物の炎という訳ではないのじゃ

まぁ、かなり炎に近しくしておるからの暑さもそれなりに感じるのじゃが………主様のそれは見た目だけの炎で爆発した時に浴びたのはただの魔力なのじゃ

だから怪我もないという訳じゃ

もしもあれがパチュリーのならば全身火傷になってたじゃろうな」


陽「まじかよ……………」


そう考えると恐ろしい

もしも俺にパチュリー並の技術があれば全身火傷してたかもしれないのだ

一歩間違えば大怪我を負っていたかもしれないのだ

失敗こそしたものの、今回ばかりは本当に技術がなくて良かった………


黒音「そうしょげるでない

妾も手伝うからの、任しておくのじゃ」


ない胸を自慢げに張って黒音がドヤ顔をする

しかし、思えばこいつの魔法って何が出来るのか見てなかったな………ちょっと聞いてみるか


陽「なぁ、黒音ってどんな魔法が使えるんだ?」


黒音「妾か?別段どんな魔法でも使えるが…………強いて言うなら電気系の魔法かの」


陽「電気………か、ちょっと見せてくれないか?」


黒音「構わんぞ………(最も、今の姿で出来るか解らんのじゃがな………ちょうどいい機会じゃし、試すとするかの)」


黒音は目を瞑り手を前にかざす

しばらくしたら、沈黙する終焉の手に変化が現れる

電気が掌に光り出す

その後にバチバチっとまるでスタンガンの様な音を段々と大きくしながら同時に段々と光が強くなっていく

更にそこから電気が集まり小さな球状になる

そこから段々と大きくなっていく

すると黒音は前にかざしていた手を上に向ける

そこからさっきより早く球状の電気は大きくなっていく


黒音「すぅ―――」


すると黒音が大きく息を吸い込み―――


黒音「ふっ!」


一瞬で吐き出すと同時に広げていた手を握り締める

それと同時に電気は空中に霧散していった


陽「…………おぉ」


黒音「………どうじゃ?(こんな簡単な術すらも集中せねばならないくらいに弱ってしまっておるの………何とかせねばならんな)」


陽「凄い、としか言いようがないな………お前やっぱり凄かったんだな」


黒音に感心しながら頭を撫でる


黒音「なっ!?///」


するといきなり驚いて顔を真っ赤にしてしまった


黒音「あわわわ………///」


陽「………?」


何かテンパって口をパクパクしてる………これは止めた方が良いのか?


月魅「マスター?何してるんですか?」


止めよう、人の、それも女の子の頭を勝手に撫でるなんて最低だもんな

別にいきなり気配を悟らせずに月魅が後ろから声をかけたことにビビってる訳じゃないからな

物凄いオーラが突然出てきた事で殺される気がしたとかじゃないからな


陽「いや、何もしてないからな?勘違いするなよ?」


月魅「…………まぁ良いでしょう

それより、魔法は習得出来ますか?」


陽「うーん………難しいな、やっぱり一筋縄じゃいかないみたいだな」


月魅「まだマスターは魔力そのものを使いこなしてませんからね

唯でさえ、妖力と霊力も他の幻想郷の住人と同等くらいですから」


月化と陽化はそれくらいでしか使いこなしてませんから

と月魅は付け足す、そこで黒音がふと質問を投げかけた


黒音「………気になっとたんじゃが、主様は数学は出来るのかの?」


陽「うっ…………」


黒音「………出来ないんじゃな、その反応を見る限り」


陽「………うん」


黒音「どこから出来ないかによるが…………妾が教えるぞ?魔法をする上で数学は最低限覚えねばならぬからな………(まぁ、稀に直感でやる者もおるが…………流石にそれはないじゃろ、主様はある程度やっておったみたいじゃが)」


陽「……………お願いします」


そんな訳でしばらく黒音に数学を教えてもらうことになった

結論から言うと、わかり易かったが、点Pは出なくても良かったと思った






パチュリー「……………何をしているのかしら」


陽鬼「やっほー、黒音に数学教えてもらってたんだ」


パチュリー「陽は解るけど…………貴方達迄受ける必要あるのかしら?」


月魅「なんとなくです、マスターが受けているのでちょうどいい機会ですので」


パチュリー「…………何がちょうどいい機会なのかは聞かないでおくわ」


1時間くらいしてから、パチュリーがこっちに戻ってきたので状況をしていた

月魅が言ったちょうどいい機会が何なのかは訪ねたいが、怖いのでやめておこう


パチュリー「数学が出来ないのは前から知ってたけど…………こんなにも酷かったのね」


俺の計算の答えを見て驚くパチュリー


パチュリー「………やっぱり貴方直感型ね、割と典型的な」


黒音「やはり直感型だったのじゃな………」


陽「………直感型?」


パチュリー「元来魔法は計算式に基づいて使うのが殆どなのよ

けど、稀に直感で魔法を使役する人もいた

貴方はそっちのタイプという事よ」


陽「えっ?じゃあ勉強する意味は………?」


パチュリー「あった方がやりやすいのは確かだけど…………基本的に勉強しても殆ど変わらないわね」


陽「まじか………」


パチュリー「…………でも、知識はあっても困らないわ

勉強教えてあげるから、そこに座りなさい」


陽「お、おう…………」


こうして、魔法講義はただの勉強会へと変貌したのであった

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