美鈴ルートBADEND
陽「くっ………うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
もし、飛び込んだりしたらこいつに後ろから斬りかかられるかもしれない……………なら、殺られる前に…………殺る!
ツキカゼ「愚かな……………やはりお前は恐ろしい程の愚か者だな…………」
何かぶつぶつ言ってるがそんな余裕を持っているあいつに少し腹がたった
俺は刀を創りだし、ツキカゼに上から斬りかかる
しかし、その攻撃はツキカゼの剣によって簡単に防がれてしまった
そして、ツキカゼはそのまま膝で俺を思い切り蹴り飛ばす
陽「がっ…………くっ!ならこれだ!」
2つの銃を創りだし、そのまま撃つ
左右に六発ずつ、計12発の弾丸全てをあいつに向けて撃ちまくる
しかし、この攻撃でさえもあいつの剣によって防がれてしまった
ツキカゼ「…………弱いな
こんな弱さならスペルを使う必要もないだろう」
少し呆れた様にいい放つツキカゼ
そして、一瞬目が真剣なものになったかと思うと、そのまま突撃してきた
俺は持っていた銃を捨て、再び新たな銃を創りだす
まったく同じタイプなのでやはりそのまま撃ち続ける
しかし、今度は防がれる事すらされず、ただ、避けられただけだった
ツキカゼ「せめてもの情けだ………」
『14[黒空 白土]』
剣からの音声だけで解った
次にこいつが変身するのは―――
ツキカゼ(白土)「せめて、この姿で葬ってやろう…………!」
白土となったツキカゼは持っていた剣を裏拳の要領で斬りかかる
ツキカゼ「安らかに………とは言わん、苦しんで死ね」
首もとに迫り来る剣にまともに反応する事もないまま―――
俺の首は撥ね飛ばされていた
ツキカゼ「ふぅ…………漸く始末できたか………何故か失敗する未来が見えたが…………恐らく、幻だろう
あるはずがない、これが現実でないなどと…………」
―――俺は、文句を言いながら火口に入る
ゆっくりと飛び込みながらゆっくりと空を飛ぶ要領で降りていく
ツキカゼ「―――済まないな、美鈴
こんな事に巻き込んでしまって………」
俺は美鈴と……近くにいた黒髪の少女を抱き抱えると、また火口まで、上昇した
二人を一旦寝かせると、俺は切り飛ばしたあいつの首を掴み、此処に来たのと同じ要領で再び戻った
そして、誰もいなくなった門に美鈴と黒髪の少女を寝かせると、俺はあいつの首を中に放り投げる
ツキカゼ「…………恐らく、もう会うこともないだろう…………」
何故か、何故かこの時、また会うかもしれないという予感があった―――
美鈴「う、う~ん………………あれ?此処って…………紅魔館?それじゃ私達…………戻って、来た………………?」
気付いたら、私は紅魔館の門にいて
隣を見たら黒音さんが寝ていて
ふと、何故か門の奥を覗いてみたくなって
覗いてみたら紅魔館の扉前に何かが転がっていて
その転がっていている物が何なのか凄い焦りと恐怖感で気になってしまって
急いで駆けつけてみたら、それは私がよく知る人の頭で
お嬢様のご友人の頭であられて
フランお嬢様がとても大好きな方の頭であられて
パチュリー様が唯一、紅魔館のメンバー以外に面白い本を紹介する方の頭で
咲夜さんが同僚で最も信頼する人の頭で
――――私の最愛の人の頭でした―――
数百年後~
私は眠らなくなった
あの時から一睡も
私は妖怪だ
眠らなくても生きていける
やはり、いつの時代も、いかなる時代もどんな世界であっても紅魔館に侵入する人はいて
いつからか、『不沈の門番』なんて言う異名が通ってたりして
私はとても強くなった
あの時から何もかもを捨てる様に生きてきたつもりだ
実際、私の力はお嬢様と互角―――まではいかないが、少なくとも、相討ちぐらいまでは持っていけるんじゃないだろうか
まぁ、結局はただの妄想だから解らないが
そうやって一人強くなっていった
全てを凌駕するように
また、守りきれずに涙を流すのは嫌だったから
ただただ、一心不乱に強くなっていったら、強さの代わりに
―――自然と悲しさと人を愛するという事が解らなくなった―――
レミリア「…………悲しい結末ね
ウチの門番泣かせるなんて何やってるのかしら?
…………違うわね
本当に悪いのは、人の運命を何度も何度もやり直させるあの馬鹿のせいね」
フラン「お姉様…………?」
レミリア「フラン、よく聞いてなさい
これから、陽は何度も何度もこの運命をやり直させる
けど、もし陽が全てを知った………いえ、思い出したら、救うのは………私達、同じ特異点の同士よ」
フラン「………解ってるわ、お姉様………陽をいじめる悪い奴らは全員潰してやるんだから………」
レミリア「………ありがとう、フラン」
あるところに、紅い紅い、それはそれは紅い屋敷がありました
そこの館にはそれはそれは強い門番がいました
その門番には愛する人がいました
もちろんは愛する人物は自分のことをどう思ってるのか気になっていましたが、近くにいるだけでとても幸せだったので気にしませんでした
しかし、門番の愛する人物は死んでしまいました
門番は泣きませんでした
しかし、その日から門番は寝なくなりました
まるで、愛する人物が帰ってくるのを待つかのようにじっと、ずっと立っていました
門番が死ぬその日まで---
BADEND~
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