紅魔館ルート
咲夜「私の一人勝ちね」
鈴仙「う、嘘………」
天子「能力でも使ったんじゃないの!?幾ら何でもこの人数で一人勝ちはおかしいわ!」
咲夜「負け惜しみにしか聞こえないわ
という事で、彼は私が連れて行くから」
陽鬼「待って!私達も行くから!」
月魅「待って下さい咲夜」
咲夜「じゃあ、行くわよ二人共」
妖夢「や、やっぱりちょっと………行ってしまいましたか…………」
天子「うー!後であの館に攻め込んでやろうかしら」
ナズーリン「まず、殺されるだろうな…………すまないご主人」
寅丸「いいんですよ
仕方ない事ですから」
小町「クビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされるクビにされる………………」
こいし「あぁ…………駄目だねこれは」
紅魔館・客室~
陽「うっ…………」
あれ?俺何してたっけ?頭が痛くて何も思い出せない…………
と不意にドアが開く音がした
咲夜「あら?起きてたの?」
陽「………咲夜?此処どこだ?」
咲夜「何言ってるの?紅魔館よ
頭打ったせいで記憶が無くなったの?」
咲夜に言われて今頃気づいた
辺り一面、屋根、床、壁に至るまで、全てが紅く染まっている事を
それが、此処を紅魔館だと教えるには十分な情報であった
陽「俺って人里にいなかったか?」
体が上手く起こせない為、寝ながら質問をする
咲夜「あの天人が頭に蹴りをかまして、気絶していたのよ
それを私が運んだの」
陽「………そうか
悪かったな運ばして、まだ住むかどうか決めて―――」
そこまで言って、他にも住まないかと誘いを受けていた事を思い出した
陽「………あー、そういや鈴仙達に誘われてたんだった…………どうしよ」
咲夜「大丈夫よ
それは解決したから」
陽「?」
解決したってどういう事だ?
まぁ、後で聞けばいいか
咲夜「さて、そろそろ立てるかしら?」
陽「ん…………ちょっとふらつくな」
咲夜「私が支えて行くわ
お嬢様が呼んでるのよ
既にあの子達も行っているわ」
あの子達っていうと…………陽鬼と月魅か
お嬢様って事はレミリアだな
陽「あぁ、頼む」
咲夜に支えられながら俺はレミリアのいる部屋に向かった
部屋に着くと、レミリアが紅茶を飲みながら、足を組んでいた
レミリア「来たわね?陽」
陽「久しぶりだな、レミリア
…………陽鬼達は?」
レミリア「フランとパチェの所で遊んでいるわ
もうすぐ来るはずよ?」
陽「………そう、か」
咲夜に少し手伝ってもらって何とか椅子に座れた
まだちゃんと動かないな………
レミリア「貴方も災難ね
『同じ日を何度も繰り返されるなんて』」
陽「………?何言ってんだお前?」
レミリア「……………えっ?解らないの?」
以外そうにレミリアが俺を見る
いや、同じ日を繰り返すって意味が解らないんだが…………
レミリア「………力が落ちてる?でも一年使わずにいた程度で?どういう事……?」
あー、レミリアがぶつぶつ言い出した………
と、レミリアが不意に質問を投げかけてきた
レミリア「ねぇ貴方、前にいた時に最後に幻想郷で何したか覚えてる?」
陽「………いや、実を言うと幾らか忘れてるんだ
だから今まで神社にいてこの間まで忘れてたんだ」
レミリア「………私達の事を思い出したのは?」
陽「えと、人里にくる前だったな」
レミリア「神社ってどっちの?」
何か物凄い質問してくるな…………
答えるけど…………
陽「博麗…………あれ?守矢だったかな?
博麗にいた時は記憶が無くて、守矢の時は記憶が幾らか戻ってたから………博麗神社が先で次に守矢神社だった筈だ」
レミリア「これが最後よ
陽鬼達と再開したのは?」
陽鬼達と再開したのは………確か………
陽「守矢神社にいた時なのは覚えてるんだよな
神社で文に妖力を習って………陽化が出来る様に………あれ?
でも神社にいたのはほんの少しだったよな?」
訳が解らなくなってきた………
文のウチに行く時は陽鬼はいたよな?
あれ?にとりの所だっけ?
レミリア「………パチェ達の様子を見てくるわ
あまりにも遅いわ
行くわよ、咲夜」
咲夜「はい、お嬢様」
レミリア「………咲夜、どう思う?」
咲夜「恐らく、徐々に覚醒してきているので、記憶が中途半端に蘇ってしまったせいかと
力の方は記憶すらも失っていた為に、普通に使うよりも力の落ちるのが早かったと見るべきかと」
レミリア「そうかしら………」
私、レミリア・スカーレットはパチェの所に向かいながら彼、月風 陽の事を考えていた
彼は私や咲夜、それにフランと同じ特異点……その力は0か100ではなく
徐々に覚醒していく筈の力
だが、少なくとも彼が前に帰るまでは力は私ぐらいに覚醒していた筈………
それに忘れていたと言っても、一年やそこらで0近く下がるものかしら?
………何かされたと見るのが妥当ね…………
咲夜「と、言いますと?」
レミリア「考えがまとまってないからまだ話せないわ
それより、さっさとパチェの所に向かうわよ」
咲夜「承知致しました」
さて、真実はいかなるものか……………
と、考えてる間に図書館に着いたわね
レミリア「パチェ、いるかしら?」
パチュリー「レミィ…………お願い、助けて」
古くからの友人、パチュリー・ノーレッジが私に助けを求めている
この声色から察するにそこまでの緊急自体じゃないみたいね
………けれど、嫌な予感しかしないわ
レミリア「……どうしたの?」
ドア越しに質問する
これで解決するならした方が楽よね
パチュリー「来てみれば解るわ…………」
と言うので仕方なく、ドアをあけて中の現状を確かめたんだけど………
レミリア「………なるほど、寝てたのね」
目に入った現状というのが、フラン達がパチェの足の上で寝ているという状態なのよ
パチュリー「レミィ、お願い一人でいいから誰か運んで……流石に三人はきついわ」
懇願する友人
まぁ、子供一人運ぶ事ぐらいなら別に構わないのだけれどね
けど、私が運ぶよりかは―――
レミリア「頼むわね、咲夜」
咲夜「承知致しました」
咲夜に頼んだ方が早いわ
運ぶのも一瞬だし
とまずは一人、フランね
パチュリー「…………何であんなに動き回れたの…………あの子達」
レミリア「そんなに動き回ってたの?」
陽鬼と月魅は一緒に運ぶみたいね
パチュリー「ずーっと図書館ぐるぐる回ってたのよ………おとなしくさせようとしたら逃げ回るから………本当疲れたわ」
レミリア「そう…………苦労したのね」
体力がないパチェに任せるのは間違いだったみたいね………小悪魔にでも任せればよかったのに
レミリア「あら?そういえば小悪魔は?」
パチュリー「あの子なら出掛けてる………というか、陽が来たと聞いたらすぐさま魔界の実家に戻ったわ
何でも、渡したい物があるみたいよ
もうすぐ戻ってくるはずよ」
レミリア「そう………………ってそんな簡単に帰れるものなの?」
パチュリー「簡単よ
魔法陣で此処と向こうを繋げばいいだけよ」
レミリア「あら、そうなの」
意外に簡単なのね
パチュリー「私は小悪魔が帰ってきてからそっちに向かうわ」
レミリア「解ったわ」
パチェも後から来るみたいだし
先に戻っておきましょうか
陽「おい、フラン………あまり抱きつくなって」
フラン「えへへー、いいじゃない久しぶりに会ったんだし」
陽「まぁ、そうだけど」
咲夜が三人を運んで来たのはいいんだが、フランがすぐ起きてしまったみたいで………他の二人はまだ寝ているが
そして、後ろのドアが開く
レミリア「あら?フラン起きてたの?
陽に抱きつくのは構わないのだけど、怪我しているからあまり無理させないようにね?」
フラン「はーい、お姉様」
力を弱めてくれてるとはいえ、吸血鬼に抱きつかれると若干ダメージがあるんだけどな…………
俺は抱きついているフランの頭を撫でながらレミリアに話しかける
陽「で?パチュリーはどうしたんだ?
小悪魔もいないみたいだけど」
レミリア「小悪魔は実家に出かけてるみたいだわ
パチェは小悪魔を待ってこないの」
陽「なるほど………じゃあ、全員がいるときの方がよかったんだけど―――」
美鈴「すいません!遅れました!」
咲夜「まぁ、呼んだのはさっきだから時間は早くついた方ね
それに、ちょうど話す所だったからちょうどいいわ」
美鈴「よ、よかった~」
陽「ひ、久しぶり美鈴」
美鈴「久しぶりです陽さん!」
レミリア「パチェが来てないけど………大丈夫でしょ
じゃあ、話を始めるわ」
空気を切り替える様にレミリアが話し始める
陽「で、何の話だ?」
レミリア「貴方の事よ、陽」
レミリアがさも当然という感じで指を指してきた
って俺?
レミリア「貴方はこの紅魔館に客人としているのか、仕事をするのか聞きたいのよ
客人としているなら、咲夜に世話をさせるわ
けど、仕事するなら、どういう仕事をするかだけは教えてちょうだい」
働くか客人になるか、か
まぁ、居座るんだから仕事するに決まってるんだけど
仕事かうーん………
門番の手伝い
→美鈴ルート
図書館に行く
→パチュリー&小悪魔ルート
咲夜の仕事の手伝い
→咲夜ルート
レミリア&フランの執事をする
→レミリア&フランルート
レミリア&フランルートが最後になっているのは仕様です
作者がストーリーを進める為にはこうするしかありませんでした
それだけは言っておきます
ではまた




