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東方月陽向  作者: 趙餡
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雛ルート4

妖怪の山・山道~


陽「偶には散歩もいいもんだな」


雛「そうね」


朝、俺と月魅と雛と赤ちゃんは山の山道を歩いていた


雛「私としては三人でよかったんだけど…………」


月魅「マスターに厄を祓う術がない以上私がついてないと駄目なんです

陽鬼と違って私だけができる方法です」


因みに今回陽鬼は留守番という事で一人で祠にいる

後で何か持って行ってやろう


雛「あら?陽って霊力や妖力を無限に出せるんじゃなかった?」


陽「確かに能力を使ったら出せるけど

能力を使っても霊力が回復した訳じゃあないから疲労感はかなり溜まりやすくなるんだよ」


月魅「それに能力を酷使して倒れるたんじゃあ本末転倒ですよ」

雛「そういう理由なら仕方ないわね……………」


非常に残念そうにする雛

不覚にも可愛いと思ってしまった

だが口には出さない


陽「ところで、目的地はどこなんだ?」


雛「決めてないわ」


陽「えっ?」


雛「だって散歩なのに目的地を決めたら終わっちゃうじゃない」


まぁ、雛の言う事も正しいんだが………………横で月魅がいきなり膨れっ面をしてきている

どう考えても不機嫌にしかなってないな

どうやって機嫌直させようかな


月魅「……………別に不機嫌になんてなってません」


…………心を読んだのか?

まぁ、どっちにしろその言葉の説得力は皆無なんだけどな


陽「何に怒ってるのかは解らんが

とりあえず機嫌直せよ」


そう言いながら頭を撫でる

さらさらの銀髪が触っていて気持ちいい

ずっと触っていたいぐらいだ


月魅「…………今回だけですよ///

後マスターは顔に考えてる事がでます

だから結構解りやすいです」


何そうだったのか

今度から気をつけないと


雛「やっぱり言われても感情や顔の表情って中々直せないわね

また出てるわ、顔に」


陽「なっ…………」


雛にも指摘された

…………そんなに解りやすいのか俺って


月魅「そういえば雛

私達は未だに赤ちゃんが起きてるのを見た事がありません

本当に起きるんですか?」


そういえばそうだ

俺達起きてるのを昨日から見てないな


雛「えっと………実は何回か起きてるのよ

昨日の晩御飯の作る前

朝、皆が起きてない時間

の二回だけ」


そ、そんだけか……………赤ちゃんは寝るのが仕事みたいな物とは言え

それは流石に寝過ぎな気がするぞ


月魅「どうにか起きているところを見たいですね」


雛「私も起きているところを見せたいんだけどね………」


そういう会話をしながら山道を歩いていく

歩いていると河原に出る


陽「綺麗な川だな」


雛「此処を真っ直ぐ行くとにとりの家があるけど………」


陽「んじゃ、行くか」


散歩ついでににとりの家に寄る事にした






妖怪の山・にとり家~


陽「にとり~いるか~?」


にとり「あ、陽じゃんどうしたの?」


陽「散歩ついでに、な」


にとり「じゃあお茶を用意するよ

居間で待ってて

あっ、後椛もいるから」


陽「そうか

じゃあ話でもして待ってるよ」


さて椛がいるらしいから会いに行こう

しかし、にとりだけに会う気でいたのに

椛もいるとはな

いっそのこと文と早苗にも会っていこうかな?


月魅「着きましたよマスター」


おっと、考え事をしていたら居間に着いたみたいだ


椛「あれ?陽さんじゃないですか

どうしたんですか?」


陽「散歩がてらこっちに寄ることにしたんだ」


椛「そうなんですか

なら、私と将棋を打ちませんか?」


陽「将棋…………かぁ」


昔、覚えてる範囲内じゃあ将棋で椛やにとりに勝った記憶がないんだよなぁ


雛「なら、私が代わりに打っていいかしら?」


陽「雛が?」


雛「いいでしょ?」


陽「俺は別にいいけど…………椛はいいか?」


椛「ええ、構いません」


かくして、俺の代わりに雛が椛と将棋を打つ事になった

だが、見ているだけなのもぶっちゃけつまらないな


月魅「なら、マスター私と打ちませんか?」


陽「よし、やろう」


まぁ、月魅に勝った記憶もないけどな





30分後


陽「………やっぱ負けたか」


三戦全敗

しかも全て王以外の駒を総取りされるという大敗の中の大敗レベルだろう

しかも、椛達はまだ終わってない

流石長い事生きているだけあって色んな手を知ってるな

おかげであんなに拮抗してる

俺なんかとは大違いだな


にとり「流石に、長いね」


五分位前ににとりも来た

だが二人は集中しているのか気づく素振りすら見せない

余程集中しているんだろう


にとり「そういえば、どうして散歩ついでに寄ったのさ?」


陽「最初に川に出たんだけどな

向こうの方ににとりの家があるって雛が言ったからさ

じゃあ行こうって話になったんだよ

別に目的はなかったみたいだしな」


にとり「なかった………『みたい』?」


陽「だってこの散歩自体雛の提案だしな

本当に目的がなかったのかは本人に聞かないと」


にとり「なるほど」


沈黙

前の二人の邪魔にならない様に小声で喋っていたとは言え

いざ話をしようとしても二人の邪魔にならないようにと

無意識的に話をしようとするのをやめてしまう

多分雛達の集中がこっちまで伝わっているんだろう

なんて考えていたら


椛「…………あっ」


雛「…………王手」


沈黙を破り雛が宣言する

まだ動かしてない椛の王の左上には角があり

直線上には裏返しになったばかりの飛車が置いてある

その左下、右下には香車がある

これで椛は逃げる事ができなくなった

左右に行けば香車の餌食

直線は飛車

後ろには逃げられない

椛「…………」


悩む椛、だがすぐに


椛「………参りました」


降参した

っていうかあの状態を打破できたら凄いと思うが


にとり「さて、二人共

もういいかい?」


雛「あら、にとり」


椛「いたんだ」


にとり「…………酷いよ二人共」


どうやら後から来たにとりは気づかれなかったみたいだ

どんだけ集中してたんだ


にとり「とりあえずほら、お茶」


椛「ありがとう」


雛「ふぅ…………」


陽「にとり、お茶うけ用の菓子を幾つか貰っていいか?」


にとり「へっ?別にいいけど」


陽「サンキュー」


雛「それじゃあ次は………にとり良いかしら?」


にとり「いいよ、雛とやるのは久しぶりだね」


その後も将棋をやってお茶を飲んだりした後

にとりの家を出た

因みに勝敗数は

雛:全勝

にとり:2勝2敗

月魅:2勝2敗

陽:全敗

と解りやすい結果になった

…………畜生






陽「こうやって山を登るのは良いけど

次はどこに行こうか」


雛「風の向くまま気の向くまま、よ」


にとりの家を出た後山を山道沿いに登っていく


陽「う~ん…………」


文「あややや!!陽さん!!こんな所でどうしたんですか?」


考えていたら、文が出てきた


雛「あらあら、鴉天狗の文さんですか

一体何の御用事で?」


文「おや、雛さんも一緒でしたか

丁度良かったですね

伝えなければいけないことがありまして」


雛「…………伝えたい事?」


笑顔から一転

少し真剣な顔つきになって文に聞き出す


文「えぇ、この辺りで天狗の殺害される事件が相次いでいるんですが

この辺りで怪しい影を見たという話を秋姉妹の二人に聞きましてね

単身一人で調査しています」


雛「…………それで、私達はどうすれば?」


文「何も

犯人を見つければ殺すぐらいの勢いで構いません」


雛「………了解よ」


とんとん拍子で話が進んでいく

正直よく解らない間に話が終わってしまった置いてきぼり感がある


文「それで、その~

陽さん」


陽「ん?何だ?」


文「是非今から私の家に!!」


雛「駄目よ

今私達忙しいから

さようなら」


にこやかな笑顔でさらっと酷い事を言っている気がする


文「うぅ…………」


文には同情するが……………まぁ、散歩の続きと行こうか






早苗「来てくれましたね月風君!!」


続いては守矢神社である

東風谷のテンションが高いが気にしないでおく


雛「私達も」


月魅「いるんですが」


早苗「解ってます解ってます

とりあえず上がってお茶でもどうぞ」


さっきもにとりの家で貰ったんだが……………


早苗「さぁさぁ、遠慮せずに!!」


この満面の笑顔を見ては断れない…………






神奈子「何だい

あんたは家の早苗より厄神をとるのかい?」


陽「はっ!?」


顔を赤らめて神奈子様が変な事を聞きだした

というか酒くさ!!


陽「神奈子様!?酔ってるでしょ!?」


神奈子「酔ってないよ

大丈夫大丈夫」


絶対酔ってる!!


諏訪子「神奈子~

酔ってるよ~そのセリフは酔ってる奴のセリフだよ~

で、実際の所どうなの?」


お前もか諏訪子!!


陽「別に雛にはそんな感情は―――」


神奈子「無いのかい?」


目をガン開きにして見てくる

それに準じて諏訪子も同じ事をする


陽「そ、それは……………」


神奈子「やっぱりそうなのかよー!!」


今度は泣き出した

絡み酒かと思ったら泣き上戸になった


諏訪子「あはははははっ!!

良い年した神が泣いてるよ!!」


諏訪子は笑い上戸みたいだ

根本的には絡み酒っぽいが


陽「んぐっ!?」


神奈子「とりあえず、飲め!!飲めば素直になるからなぁ!!」


神奈子様が酒の半分入った瓶を無理やり飲ませてきた

いきなり突っ込まれたから、なす術もなく飲んでいく


神奈子「おぉー飲んだ飲んだ」


諏訪子「さぁ~て話してもらうよ」


どうやら神奈子様や諏訪子が酔うくらいの酒みたいだ

だが―――


陽「酔わないし

言いませんよ」


神・諏「「あれっ?」」


呆気にとられて目が点になっている二人

二人には黙っておくが

まぁ、タネを話しておこう


まず、俺は滅法酒に強い訳じゃない

どれくらいなのかは解らないが

俺の能力で酒に対する抵抗力の限界を無くしたのだ

飲む寸前に使ったが

成功したようで良かった


神奈子「お、おい

もっと飲ませるぞ」


諏訪子「うん!!」


面白い

能力で対応する事にするか






早苗「すいません雛さんとご飯を…………って何ですかこれ!?」


雛「こ、これは…………」


二人は俺達を見て唖然としていた

まぁ、神二人が酔い倒れていて間に人間が平然と座っていて

周りには酒瓶が転がっていたんだから


陽「俺を酔わせようとしたから

能力使ってる内に二人も飲み出したから

酔いつぶれたみたいだ」


早苗「…………すいません、二人が」


陽「いいって」


雛「とりあえず二人を運びましょう」


月魅「私は諏訪子さんを運びます」


早苗「神奈子様、起きて下さい、ほら」

月魅は背中にのせ

東風谷はお姫様だっこで二人を持って行った


陽「………」


雛「…………」


…………雛と二人きりか

さっきまで神奈子様達に雛との関係を何とかかんとか言われてたせいで

妙に意識してしまう


陽「…………そ、そう言えば赤ちゃんは?」


雛「早苗さんが背負って行ってくれたわ」


陽「そ、そうか……………」


雛「……………」


陽「……………」


会話が終わってしまった…………

えーっと………次の話題は…………


そんな感じで四苦八苦してると―――


雛「…………ねぇ」


陽「な、何だよ?」


雛がいきなり声をかけてくる

俺はついキョドって返事をしてしまった


雛「私さっき貴方が話してた事

実は聞こえてたの」


なんと

どうやら雛には聞かれてしまっていたらしい

もし東風谷とかにも聞かれていたらハズいな


雛「ねぇ、私の事…………どう思ってるの?」


質問しながら雛はにじり寄ってくる

俺はそれに対して後ずさりしかできない


雛「答えて」


陽「そ、それは……………」


雛「私は…………貴方の事を………」


雛が次の言葉を呟こうとする直前に―――


早苗「ふーっ、やっと寝付いてくれましたよ

……………あれ?二人共、どうしたんですか?」


即座に離れた

ギリギリ見られなかったみたいだ

助かった…………


その後、守矢神社でご飯をご馳走になり

早苗達とも別れて帰ることにした






陽鬼「………………………………………………………おっそーい!!!」

どうも作者です

話書いてたら何故か量が凄い増えました

いつもよりペース早くしたのに

…………何故だ?


まぁ、そんな事より今更ですが、二つ目の小説始めました

息抜き程度に読むくらいの小説です

はい!!宣伝終わり!!


ではまた

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