妹紅&慧音ルートBADEND
この手を離させるためには……………撃つしかない!
陽「ふっ!」
奴に銃口を向けて1発ぶちかましてやろうと思い、創り出した直後に引き金を引こうと指をかける
ライガ「っとあぶねぇなぁ」
しかし、そのトリガーは引く前にやつに阻止された
くそ…………これじゃあ不意打ちが使えなくなった…………
妹紅「どけぇ!!」
俺の首が今度こそ締めあげられると思ってしまった矢先、妹紅が飛び蹴りを放つ
ライガ「……………へっ、おらよ!」
だが奴は蹴りが当たる直前俺を妹紅の方に投げ飛ばした
妹紅「っ!?」
陽「なっ!?」
このままだと妹紅の蹴りが俺に直撃してしまう…………そうなると妹紅がすっごい責任感じそうだな………
なんて場違いなことを考えながら妹紅の蹴りは俺の背中に直撃する
陽「がっ…………!!」
とんでもない痛みのせいで頭と視界が白くなったり黒くなったり
そして、背骨のヤバイ部分に損傷でもできたのか
蹴られた瞬間にとんでもない吐き気に襲われる
そうして、次の瞬間には体の至るところに痛みが走る
それが蹴られて吹っ飛んだ時に体中をぶつけていたからということに気づいたのはその直後だった
陽「ぐっ…………あ…………」
妹紅「陽!!大丈夫!?」
妹紅が何か叫んでいる、言葉は聞こえるのだが、頭がそれの意味を理解しようとせず、ただ体の痛みを全力で処理している
妹紅「お前!!」
ライガ「なんだよ、返してやったろう?それを蹴ったのはお前の方じゃないか蓬莱人」
妹紅「そ、それは………」
慧音「妹紅!陽!!」
妹紅「け、慧音…………」
ライガ「今の見たよな?
俺は返して、あいつが蹴った
俺に非があるのか?」
慧音「あるな
そもそもお前がこんな事をしなければこういうことは起こらなかったんだ」
ライガ「なるほど…………そういう考え方もできるか」
慧音「出来るんだ………だから、今すぐこの場を離れるのなら追うことはしない」
妹紅「慧音!?」
ライガ「追うことはしないって言ってもな……俺には目的があんだからこんな真似までしたんだよ」
慧音「目的だと?」
ライガ「そこに転がってる奴を殺す事だ」
慧音「ならば今のは前言撤回だ
お前はそんな事を考えようとするのを諦めるまでボコボコにしないといけなくなった」
ライガ「へ、そんな減らず口をたたけるのは今のうちだけだ」
妹紅「あんたは許さない…………絶対に」
陽「っ……………はぁ………」
背中に走る激痛と凄まじいまでの吐き気を我慢し、俺は立ち上がった
立ったら立ったらで足元がふらついてしまうが、まだ大丈夫、戦える
ライガ「へえ…………案外しぶといんだな」
あいつの言葉に二人が振り返る
妹紅「陽!?無理しちゃダメだよ!!」
慧音「だ、大丈夫なのか!?」
陽「ん、まぁ大丈夫………蹴りが決まっただけだよ…………何も異常はない」
無論嘘で痩せ我慢である
無茶苦茶痛いし、気を抜けば意識だって落ちてしまいそうなくらいだ
だがそれを全て飲み込む
口に出してはならない
弱音を吐くな、強気でいろ……………
陽「ほら…………皆でやるぞ」
妹紅「う、うん………」
ライガ「傑作だな!どう見ても無理してるやつの顔だぜ、それは」
奴は心底おかしいというふうに笑う
だが知らない、そんな事はどうでもいい
あいつを倒す
今やるべき事はそれだけなんだ
ライガ「いいぜ、そんなに死にたいんなら殺してやるよ」
陽「死んでたまるか………!!」
陽鬼達は…………駄目だ
今の俺の状態で憑依が持つとは思えない
それに陽鬼と月魅は吹っ飛ばされた時のダメージで横になっている
黒音はいつでも狙撃体制に入っている
撃たないのは俺たちがいるからだろう
あいつがよければ俺たちにあたる
それを恐れてるんだろう
なら、離れればいいわけだ
慧音「っ…………行くぞ!」
一瞬慧音が躊躇った様にも見えたが…………気にしてはいられない
陽「よし…………っ!?」
一歩踏み出した瞬間、俺の体は倒れていた
陽「あ……れ…………?」
妹紅「陽!?くっ………今はあいつを!!」
体が動かない
何故か指一本たりとも動かなくなった
そして気づいたのだが、体から痛みが消えている
いや、痛みどころか感覚がなくなっている
…………あぁそうか
俺の体は蹴られた時に既に死んでいたのか
それを理解した途端猛烈に眠くなり始めた
意識も何もかも手放したくなるような
手放してしまえば楽になって、もうどうでもよくなるような予感
そして、無くなってるはずの感覚が冷たくなっていく体温を感じ取れているということ
黒音「主様!?」
慧音「陽!!」
妹紅「陽!!しっかりして!!」
ライガ「安心しろ!!すべてがどうでも良くなるような状態にしてやるからよ!!」
そうして、冷たくなっていく体の中の何かが握られるような感覚がして
妹紅「何するつもりだ!!」
ライガ「消えろ!!月風陽!!」
潰されると同時に俺の意識はブラックアウトした




