プロローグ
「………はぁ」
?「どうした?陽」
「……ん、白土か」
白土「おう、お馴染み黒空 白土だ
で、どうした月風 陽くんよ、溜め息なんかついて」
陽「いや、俺とお前が見つかってからもうすぐ一年になるんだなって思うとな」
白土「そういやそうだな
しかし不思議だよな一年近く行方不明だったのに二人共その間の記憶ないし」
陽「そうだな……よっと」
白土「ん?帰るのか?」
陽「ああ、今日は人助けも無いしな」
白土「珍しいな………っとこんな時間か
じゃあ俺クラブあるから」
陽「おう、またな」
白土「ああ」
俺の名前は月風 陽
人助けが趣味な奴だ
さっき喋ってたのは親友の黒空 白土
一人妹がいたはずなのに本人はいないと言い出した
あの日から
俺達二人は一年程前行方不明になってた……らしい
何故[らしい]かと言うとないのだ
記憶が
行方不明になってた一年の間の記憶がすっぽり抜け落ちているのだ
だが何故か白土の場合妹の事まで忘れてしまっている
名前は杏奈
あんなに大切にしていたのに
陽「………ん?」
白土「………」
陽「白土?お前クラブは」
白土「……思い出した」
陽「はっ?」
白土「お前を……お前を殺さないと杏奈が……」
そういうや否や白土は木製バットを
陽「っ!?」
カァンッ!
訂正
金属バットになった木製バットを振り下ろしてきた
陽「危ないだろ白土!」
白土「黙れ!お前を殺して杏奈を助けるんだ!」
陽「俺を殺すことと杏奈がどう関係あるんだよ!?それに何で木が鉄に変わるんだ!?」
白土「うるさい!」
俺は逃げる
白土は追いかけてくるが残念
俺の方が足は速い
さっさと警察に言って事情をあいつから……
白土「くっ……なら俺の脚力を[改造]!!」
陽「なっ!?」
白土「これで!!」
陽「しまっ!」
殺される そう思った
矢先俺の目に映ったのは
白土を蹴り飛ばす金髪の女性だった
白土「ぐっ……お前は……!」
?「彼はまだ……殺させはしない!」
陽「ぐっ……」
何だ?俺はこの人を知っている?
白土「くそっ!今は退いてやる!」
?「無事で良かった……とりあえずこれを」
彼女からは二枚の絵がかかれた紙と
白紙の紙を三枚程貰った
?「思いだしなさい
あなたは
物を創造する程度の能力と
力の限界をなくす程度の能力をもっているのよ」
陽「っ………一体何を」
言い切る前に俺は
何故か森の中にいた
陽「……どこだここ」
一人俺は森の中で呟く
辺りを見渡し向こうに建物を見つけた
陽「双眼鏡とかあればちゃんと解るのに……って」
そういうや否や双眼鏡が手の平にあった
(あなたには
物を創造する程度の能力と
力の限界をなくす程度の能力をもっているのよ)
そういえばそう言っていたがまさか本当とは
とりあえず双眼鏡でみたのは
近いがボロそうな神社と
少し遠いが真新しい神社を見つけた
さて、どっちへ行くべきか………
ボロそうな神社へ行く
→博霊神社へ
霊夢ルート 魔理沙ルート アリスルート
真新しい神社へ行く
→守矢神社へ
→早苗ルート 文ルート 椛ルート にとりルート 雛ルート