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クロユリ  作者: 狂風師
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狂気の愛

ちょっと短いけど、とりあえず更新。

そしてもうネタがない…。

 家に帰った私は、さらに悪い事を思い出した。


 そう。先輩の家に鞭を置いてきたこと。


 いくら先輩が優しいといえ、これを証拠に出さないとは言えない。


 私が行為を行った唯一の証拠。


 今から先輩の家に戻る?


 いや、いま先輩にあったら私は何をするかわからない。


 親と鉢合わせるかも知れない。


 先輩を信じて今日は何も出来ない。






 翌日。



 学校で先輩とすれ違った。先輩の顔は、まだ赤く腫れていた。しかし、どうも避けられている。


 どうして? どうして避けるの?


 先輩が他の人たちと喋ってるの見てるの、ツライよ?


 そんな先輩の姿、見たくないよ。


 じゃあ見ないためにはどうしたらいい?


 そうだ。先輩と関わる人を殺しちゃえばいいんだ。


 そうすれば、先輩とずっと一緒にいられるし、先輩を私だけのものにできる。


 じゃあどうやって殺す?


 先輩と関わっている人は、多くはないものの決して少なくない。


 一人ずつ殺していたんじゃ、すぐ捕まる。殺るなら、バレずに且つ一度に殺らなければならない。


 ではどうしたらいいか。



 そんなことを考えて、今日の授業は終わった。


 いつもみたいに先輩を校門で待つ。しかし、どれだけたっても先輩は現れなかった。


 満を持して上級生の使う下駄箱に行ってみる。


 すると、やはり先輩の靴はなかった。


 つまり、もう帰ったって事。


 …私を置いて帰るなんて…。いつもの先輩じゃない…。


 そうか…先輩はアイツらと関わってるから、きっと毒されてるんだ。


 じゃあ毒を抜くにはどうしたらいい?


 私が全部吸い出してあげればいいんだ。


 待っててね、先輩。私が助けてあげるからね。苦しいでしょ、先輩。苦しいよね、先輩。


 大丈夫だよ。全て私に任せてればいいんだよ。








 土曜日。


 今日も母親はいない。仕事だと言う。実際、分かったもんじゃないが、別に私にはどうでもいい。


 ついに、実行する。毒されてる先輩を元に戻してあげる日。


 アイツらを殺すのはそれからでも遅くない。また毒されたら、また抜いてあげるだけ。


 さっそく先輩の家に向かう。ある程度、必要だと思われる道具を持って。





 先輩の家。


 インターホンを鳴らすと、先輩ではない声が聞こえた。母親だ。


 いないとは思ってなかったけど、私のする事に支障が出る。


 駆除しておくべき存在…。先輩には悪いけど、邪魔なものは邪魔。


 玄関の扉が開くと、やはり先輩ではなく母親が出てきた。


 家の中に入って扉が閉められる。


 それと同時に、持ってきた包丁で喉元を突き刺す。


 激痛で叫ぼうとするが「ひゅー、ひゅー」と空気が漏れるだけ。


 夥しい量の血が流れ出て、床一面に赤い池が出来る。包丁を持つ手が震える。


 母親が力なく倒れていく。全身が恐怖に支配され、体が震える。


 異変に気付いた先輩が階段を下りてくる音が聞こえる。


 ここで騒がれるわけにはいかない。階段へと急ぎ、ちょうど降りてきた先輩に包丁を突きつけ、口を塞ぐ。


 もちろん、私の唇で。


 包丁による脅しと口を塞がれた先輩を、2階の部屋へとエスコートする。



 前にも来た先輩の部屋。またここで…しかし、今度はきちんとした目的がある。


 先輩をベッドへに倒す。そして再び唇を奪う。ベッドにはさっきの返り血で、赤いシミが出来る。


 甘くて、蕩けるような液体が口の中で混ぜ合わさる。


 先輩は歯で閉ざしているが、それもまた良い。ゆっくり、ゆっくり、私のモノにしたらいいのだから。


 いつか自分からキスを求めてくるような、そんな体にしてしまえばいい。


 部屋には淫らな水音が響き渡る。


 一度、口を離すと、手に持つ包丁で先輩の服を、先輩の肌をなるべく傷つけないように引き裂く。


 スカートも同じ要領で引き裂いていく。


 いつ見ても綺麗な先輩の肌。顔の方はまだ若干みみず腫れが見られるが、特には気にならないほど。


 お腹を傷つかないように、包丁の背で撫でる。


 まだ冷たい包丁。先輩のお腹を血で染めていく。


 私の血を見て、大体何が起こったのかを察したのか、涙目になっていく。


 しかしあの時みたいに、私に反抗する目をしている。


 その目は、余計に私の心の何かを刺激する。



 そうだ。毒されてるんだった。


 私は何してるんだろう。はやく先輩を助けてあげないといけないんだった。


「ねぇ、先輩。毒されてる体から毒を抜くには、どうしたらいいと思う?」



 反抗的だった目が、恐怖の色へと変わる。その目はその目で私をさらに刺激する。


 包丁を持ち直し、先端で優しく先輩のお腹を撫でる。


 そのまま腕まで包丁を持っていき、軽く突き刺す。


 血が滲み出ると、先輩の顔が痛みに歪む。


 さらに追い討ちをかけるように、言う。


 先輩の瞳孔が余計に開いた気がした。


「もう誰も助けてくれないよ。お母さんは下で死んでるからね」

最後の方は、なんかテキトーになってしまった…。反省している。

でもネタがなかったんですもん! 書けなかったんですもん!


ああ…クジケソウ…。

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