家族の会話
皆さんご機嫌よう。アメリア・フォートナーです
私は今とても気分がいいのです!
あのバカ王太子の子守を無事にあちら側の婚約破棄と言う事で辞めることが出来ました。
そして今は、ルグセウス王国に向かっている馬車の中にいます
「これでアメリアはあのバカ王子から解放されるわ!これでやっとよ。おめでたいわ!」
私の隣に座っているお姉様の言葉です。
貴族の令嬢にとって婚約が破棄されるのは、経歴に傷が付いてしまい結婚を例え出来たとしてもどこかの貴族の後妻か裕福な商人の後妻かという事になってしまいますが…
「お姉様、私が結婚出来なくなってしまってもよろしいのですか?」
「私はね、別にアメリアに無理に結婚して欲しいとわ思わないわ。というか可愛い妹に嫁いで行って欲しくないの!」
お姉様は何を言って…
「そうだぞアメリア。お兄様はお前に嫁いで行くなんてまだ早い家を出て行って欲しく無いんだ!」
ここにも同じ考えの人が居ました。
流石にお父様やお母様は…
「そうね!アメリアは私達と一緒にずっと家に居ましょう。ねぇあなた?」
「そうだな今までアメリアにはあの王子の世話を長年ほぼ一人で見ていたんだそれくらい構わないよ。というかお嫁に行かないでくれ!お父様は悲しいよ」
家族達は余り結婚に乗り気では無さそうです。
けれど家族の皆は私の気持ちを優先させようとしてくれているのが分かります。そこは、とても感謝していますとても温かくて尊敬できる私の大切な家族です。
ルグセウス王国に着くまでには馬車での移動で2日かかります。ちなみに領民の方達は私達よりも先に出発しているようです。
「婚約していて自由が無かったのだからアメリアあなたのやりたい事は、危ないこと以外は私達家族が応援するわ!」
「お母様、皆ありがとうございます!」
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