ルグセウス王国
「お嬢様、ルグセウス王国のことはどれ程ご存知ですか?」
ルグセウス王国は確か…
「ルグセウス王国が大陸でも大国と言われているのは、魔法を使うことが出来る人が多いからだった。という事ともともとの土地が良いからだったはずよ」
ちなみにこの国で魔法が使えるのは五百人に一人それも大半が貴族というような状態です。
そしてルグセウス王国の人達は五十人に一人それも貴族や平民など生まれにほぼ左右されないと言うのです。ちなみに私も魔法が使えるのが少しだけ自慢です
「お嬢様はよく様々な知識をお持ちですね!メリーはルグセウス王国の事は聴きはしても詳しい内容は、余り知らなかったので…お恥ずかしい限りです」
「そんな事ないわメリー、ルグセウス王国の魔法が使える人の比率は実を言うとこのスーザリア王国でわ国の上層部しか知らないことだもの。知っていたらそっちの方が問題物よ」
どうして上層部しか知らないのはこの国の魔法を使える平民の方達にルグセウス王国に行かないようにするためです。
この国の平民や貴族の魔法を使える者は国立の魔法学校に通う必要があります。ですがスーザリア王国の魔法を使える者はほぼ貴族の生まれです。彼らは自分達こそが優秀だといい出し自身の家柄を盾にして好き勝手し始め続けています。そうなったら何の後ろ盾のない方達はただ理不尽を受けるしかありません。対してルグセウス王国は平民の方にも魔法が使える方が多いので差別が少ないのです。
なので、ルグセウス王国の事は知られないようにしているのです。
「お嬢様が知っていらっしゃるのは、王妃教育で知ったからですよね?私が知ってもよろしかったのですか?」
「私が知っていたのは王妃教育で教わったからよあの苦痛の時間が私の知識を増やしてくれたわ、そこだけは感謝出来るわね。それと私はこの国から出て行くのだから別に構わないでしょ?」
私はもうこの国から出て行くのだし王家の方達とも無関係になったのだもの
「それはそうですね」
そんな会話をしているとお母様達が私達のことを呼びに来た
「もうそろそろ出発するわよ。用意は良いわね」
「はい。もちろんです!」
これでこの国から出て行く事が出来る!私の自由にして良い!そう思うと気分がよくなりました。
私は馬車に乗り込んだ
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