偶然か必然か
作者の都合で今度から週2~3回の投稿になります。本当に申し訳ありません……
謁見の場は、私の思ったよりも和やかな?感じで終わってよかったです。
そして今は、再び馬車で移動して新しい我が家に行く道です。
「本当に以外でした。お兄様がまさかカイン殿下とお知り合いだったなんて…それに私達家族がこの国に来るだなんて世間は狭いのですね」
本当にただの偶然でこの国に数年後来るだなんて誰も思いませんからね?
「アメリア急にどうしたんだい?確かにカインとは昔からの知り合いだよ。それにルグセウス王国に来たのは、一番良い待遇を用意してくれると言われたからだよ。それに最終的に決めたのは父上だよ?」
確かにお兄様が全てを決める事は出来ないでしょう。ですが本当にただの偶然にしては、出来過ぎていると思います。
まるで、誰かがそうなるように仕組んだような
その誰かは、まだ分かりませんがけれどこれだけは今の時点で分かります。
ルグセウス王国に来たのは、必然だったと。そして家族の皆特にお兄様とお父様がその仕組んだ誰かに手を貸したと言う事です。
けれど、この場合誰が一番の得を、最後に笑う事が出来るでしょうか?もし国王陛下だったとしても余りにもリスクが大きすぎます。なので国王陛下は候補から外れます。
次に王妃殿下です。王妃殿下も国王陛下と同じでリスクが大きく、王妃殿下はフォートナー公爵家の力が必要と言う訳ではありません。王妃殿下のご実家はルグセウス王国で高い地位にある公爵家です。
次にカイン殿下です。カイン殿下は国王夫妻の一人息子なのでその身に危険が無くカイン殿下自身も優秀で身分にとらわれないと聞き平民の方達からも貴族の方達からも信頼が厚いと聞きます。そのような人が仕組むような事をするでしょうか?
謎が深まっていくばかりですね……
ご感想、誤字報告、いいね、ご評価、ブックマークなどよろしければお願いします!