王都エレグシス
ルグセウス王国までの道のりは、綺麗に舗装された道なので特に何か問題が出て来る事は何も無くあっという間にルグセウス王国の検問所に着きました。
ルグセウス王国最大の都市、王都エレグシスに着きました。
「流石は大国ルグセウス王国ですね……スーザリア王国の王都よりも人が多くて商売人の方の声があちこちでしていてとっても賑やかですね」
私は乗っている馬車の窓から見える景色を眺めながら言いました。
「それに見てアメリア!魔法を使っている人達がとっても多いわ」
確かにお姉様の言うとおり魔法を使っている人達が多く居ました。ある人は水魔法で花に水やりをしていたり、そしてある人は火の魔法を使って料理をするなど、いろんな魔法を使っていました。
「やっぱり、魔法大国は違うな、スーザリア王国の魔法を使う人達よりも魔法の精度が違う」
お兄様がそう呟きました。
「お兄様、魔法の精度とは何ですか?」
お姉様がそう言いました
「ああ、魔法を使える人間は体の中にある魔力を使って魔法を発動させる。これは多分学園で一般教養として学ぶところだ」
「ええ、だから魔力が少ない人達は魔法を使えないでしたよね?」
お兄様は首を縦に振り
「ああ、だがやはり魔法を使える人間にも魔法を発動させるのが得意または不得意がやっぱり出て来るんだ。魔法の精度が高いと言うのは魔法を使うのに魔力の無駄な消費が無い事を言うんだよ」
「成る程……それは努力次第でどうにか出来るんですか?」
お姉様が再びそう問いかけました。
「魔法の精度を高める為には地道にコツコツと練習を積むと少しずつですが精度が高くなるんですよ」
私はお姉様の問いかけにそう答えました。
「やっぱり魔法って難しいものなのね…お兄様とアメリアとお母様が尊敬出来るわ……私には地道にとか出来ないもの……」
お姉様がそう言っている内に今日の目的地である王城が見えてきました。
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