朝の時間
朝の支度を終えて昨日の夜に食事会をした場所に向かうと、お姉様とお母様が一足先に席に着いて居ました。
「おはようございます。お母様、お姉様」
「おはよう、アメリア!とっても良い天気ね」
お姉様がそう言って私の近くに寄って来ました。
「アメリア、おはよう寝坊はしなかったのね?」
お母様がそう言って揶揄ってきました。
「お母様、アメリアをそう揶揄わなくったって良いんじゃない?お父様とお兄様の方が寝坊している物」
そう言えば、お父様とお兄様を見かけませんね
何かあったのでしょうか?
「お父様とお兄様と言う組み合わせは珍しいですね?昨日何かあったのですか?」
「ああ、お父様とお兄様には私の方から少しお話をしていたのよ!大丈夫何かあったと言っても大事じゃないから」
「?そうですか……では、問題は無いですよね……?」
少しばかりかお姉様の言葉のお話の部分が強調されているように聞こえましたが、気のせいですよね……?
「ええ、アメリア別にミカエラがレイアスやクレイルと喧嘩した訳でわないから安心して」
お母様がそう言うんでしたら多分大丈夫でしょう……多分ですけれど
「メリー申し訳ないのだけれど、お兄様を起こして差し上げて欲しいのだけれど……良いかしら?」
「えっ!私ですか?良いですけれど……」
「ありがとうメリー!よろしくね!」
そう言ってメリーはお兄様を起こしに部屋に行きました。
「お兄様は、何時になったらメリーを私のお義姉様にしてくれるのかしら?」
私は速くお兄様にメリーを婚約者にして欲しいのだけれど……
「アメリア、しばらくは多分我慢よ!大丈夫お兄様は絶対にメリーを婚約者にしてくれるわよ!」
「そうですよね!お母様もメリーがお兄様の婚約者になっても反対はしませんよね?」
たとえメリーがお兄様の婚約者になったとしてもお母様やお父様の承諾が無ければ難しいですからね。
「ええ、勿論メリーはとっても良い公爵夫人になるに違いないわ!それにレイアスはメリーの事ををずいぶん気に入っているようだし……」
「私達であの二人を頑張って引っ付けましようよ!」
こうして本人達の知らない合間にメリーをお兄様の婚約者にしようと言う話が持ち上がり、この話はメリーがお兄様とお父様を連れて来るまで続きました
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