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連載版あなたは、いいんですね?  作者: 有馬 真夜
13/33

私の知りたい事

誤字報告のほう毎回すみません……

報告して下さりありがとうございます!

私のやりたい事……知りたい事ですか……私は今まで厳しい王妃教育を受け続けて来ました。そして殿下が放り出した公務も全て行って来ましたそれも全て王太子殿下を支える為に、ですが……私は今は婚約破棄をされたので自分の自由に何でもする事が出来るんですよね。だったら……


「私は花の髪飾りを贈って下さった方を知りたいです!」

私は正直に言って嫌気が差していたのです。周囲の人達は皆私自身を見ているのでは無く、王太子殿下の婚約者であるアメリア・フォートナー公爵令嬢を見ていました。そして皆家の為にと私に様々な贈り物を下さりましたが、皆さんに取って私はあくまでも王太子殿下の婚約者。言わば「王太子殿下の付属品」のような物でした。


そんな時にあの花の髪飾りを下さった方と出会ったのです。他国の貴族の出身の方で家族以外の方で初めて王太子殿下の婚約者としてみずただのアメリアを見てくれました。

それに……


「あの方に、ありがとうを言いたいのです」

あの花の髪飾りに今までどれ程励まされたか、どれ程元気を貰ったか、どれ程心を支えられたか。

貰ったときにもお礼はしました。でも、それでは足りない程の力を私は貰っていたのです


「とっても良いわね!アメリアその方はフォートナー公爵家の屋敷に来たことがあるのよね?」


「はい、でも分からないと言われたんですが……」

どうして今になってそんな事をでしょうか? 

確かその当時にも聞いたと思うのですが……


「アメリアが大切にしているあのルビーで作られた髪飾りだよね?探している人物は?」


「はい、そうですが……どうかしましたか?お兄様。眉間にシワが寄っていますけれど……」

そんなに予想外でしたかね?


「いいや!違うんだよアメリアただ……お兄様はちょっとばかりか複雑でね……」

珍しくお兄様が頭を抱えていました


「お兄様はお会いした事がありましたっけ?それだったらお兄様が知っているのでは?」


「アメリア、その方の見た目は覚えているかい?」

そうお父様が言いました


「はい、黒髪に黄金の目をした方でした」

(どう言う事なの……?)

さっきから繰り返される質問に不思議に思いました


「アメリアあなたは、その方にきっと会えるわよ!多分だけどその方ルグセウス王国の方だもの」

お姉様がそう言いました


「本当ですか!お姉様」


「ええ!アメリアに嘘はつかないわよ」

私はその時、嬉しくて気が付きませんでした。お父様とお兄様が少し複雑そうに苦笑いしていた事に……


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