表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拒絶の幼馴染  作者: ひゃるる
80/200

80、甘いもの

 「はい!午前の人は終わってもいいよー!」


 残り少ない高橋の仕事の時間が終わりを告げた。

 午後から高橋を誘ってみようか?

 それとも、こういう時って一人にしておいた方がいいのか?


 「んー…」


 「…あの…旭くん…」


 「へい?」


 エプロンを畳んでロッカーに入れようとした時、後ろの方から声がかけられた。


 「おー楓じゃん。楓も今終わり?」


 「あ…うん、そうだよ」


 「お疲れ〜」


 「あ、うん、お疲れ様」


 さて、どうしようか。

 これから高橋を誘おうにも、まず高橋が見つからないし…いや、楓は?

 いやでも、楓は多分美波と回るよな。

 あれ?俺ぼっち確定?


 「やべ、帰ろうかな…」


 「きゅ、急にどうしたの?!」


 「現実を見て悲しくなっちゃった」


 「え、えーと?」


 いまいち意味がわからないようで、楓は首を左右に傾げている。かわいい。頭の上にハテナマークが見えそう。


 「じゃ、楓も文化祭楽しんで!」


 財布を持って別れを告げ、教室の出口に向かう。


 「ま、待って!」


 一歩を踏み出したところで楓に止められてしまった。


 「どったの?」


 「あ、旭くんさ!今から一緒に回らない?!」


 「…え?」


 完全に予想外のセリフを言われて、一瞬思考が停止してしまう。


 「…だめかな?」


 「あ、あぁごめん、だめじゃないけど…美波とかじゃなくて…俺でいいのか?」


 「うん…美波ちゃんは他の子と回るって言ってたし…わたしは…旭くんと回りたいかな…と…思って…」


 そう言ってチラチラとこちらを伺うように見る楓。

 え、なにこれ、かわいいですか?

 こんなのが世に放たれちゃっていいんですか?

 こんなの男の子は勘違いしちゃうって。


 「お、おーけー行こうか。俺も回る人探してたからさ」


 「よ、よかった…」


 そんなあからさまにホッとしないでくれ。

 頭撫でたくなっちゃう。

 楓って何か小動物っぽいんだよな。


 「楓って、お昼はもう食べた?」


 「ううん、まだだよ」


 「んじゃ、とりあえず昼飯にしようか」


 「うん」


 さて、楓が好きなものってなんだろうか。

 この前の花火大会では、わたあめが好きって言ってたから甘いものか?


 「何か食べたいものある?」


 「うーん…こういう時って、何食べたらいいのかな?」


 「え、適当」


 「適当?!」


 そんな驚かなくても。


 「こういう時だからこそ好きなもの食べればいいんだよ」


 「う、うーん…」


 唸りながら悩む楓。

 そんなに悩む?


 「えと、それじゃ…クレープ…とか…あるかな?」


 「…ふっ」


 「な、なんで笑うの?!」


 「いや、ほんとに甘いの好きなんだなって」


 「バカにするんだ!」


 「あ、いや、してないしてない」


 「う〜…」


 どうやらちょっと怒らせてしまったようだ。

ワクチン2回目受けてきました。

ヤバいですね。

昨日はしんでました。

皆さんもお気をつけて〜。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 楓との展開待ってました。 幼馴染よりむしろ此方との方が楽しみ感ある。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ