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拒絶の幼馴染  作者: ひゃるる
48/200

48、わたあめ

 「屋台たくさんあるね」


 「どこから周る?」


 「とりあえず歩こうぜ」


 花火が上がるまでは少し時間があるため、道にずらりと並んでいる屋台を周る事にした俺たちは佐藤の提案で、とりあえずぶらぶらとプランなしで歩き回る事にした。


 「あ、わたあめだ」


 少し歩くとわたあめの屋台が見えてきた。それに反応したのは楓で、目を輝かせて屋台を見ていた。


 「わたあめ好きなの?」


 美波が楓を見てそう聞いた。


 「うん…子どもっぽいかな?」


 「別にいいんじゃない?好きなら好きでさ。買ってきたら?」


 「う、うん、買ってくる!」


 「私も〜!」


 佐藤の似合わないキザなセリフを聞いた楓と美波はわたあめの屋台に小走りで向かっていった。


 「高橋たちはいいのか?」


 それを見た俺は後ろの高橋たちに声をかける。


 「いや、俺はいいよ」


 「私もいいかな」


 九十九と伊織はあまり興味なさそうだった。


 「………!?」


 「……?……!」


 「…高橋?陽葵?」


 九十九たちの後ろで言い合いをしている高橋と陽葵の姿が見えた。


 「何揉めてんの?」


 二人でコソコソと話をしているのはわかるが、この喧騒の中では内容は聞き取ることはできなかった。しかし、表情から見るに、あまり良い話ではなさそうだった。


 「旭?!いや、何でもない何でもない!気にしないでくれ!」


 「そ、そうそう!大したことじゃないから!」


 「…まぁいいや、問題は起こすなよ」


 「お前は保護者か」


 「お姉ちゃんはあたしだよ」


 「何なんだお前ら」


 こいつらってたまに意味わかんないよな。




 「はむっ…」


 「あまーい!」


 わたあめを買って帰ってきた美波と楓はさっそくわたあめを堪能していた。

 楓たちが買ってきたのは割り箸に丸く大きなわたが付いたよく見るタイプのわたあめ。


 「女子って甘いもの好きだよな」


 「フッフッフ…甘いものは正義なのだよ」


 「太るぞ」


 「なんでそう言うこと言うかな?」


 美波は不満そうにジト目を向けてくる。


 「はむっ…」


 そんな中、楓は夢中で目の前のわたを食べていた。

 目の前の好物を周りを気にすることなく夢中で食べる小動物の様に、楓は小さな口で大きなわたを頬張っていた。


 「はむっ…ん〜!」


 「「かわいい」」


 美波と俺は声を揃えて言った。

 何この子?!かわいすぎ!めっちゃ頑張ってわた食べてるんだけど?!やべぇ、餌付けしたい。俺がわたあめあげたら食べてくれるかな。

 歩きながら食べているのだが、俺たちの歩く速度にしっかりとついて来ている。器用だなぁ。

 少しすると楓は俺たちの視線に気づいて顔を赤くさせて縮こまってしまった。


 「「かわいい」」


 「あぅ…」


 んもう!かわいい!

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