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拒絶の幼馴染  作者: ひゃるる
39/200

39、気も知らず

 「ごちそうさまでした〜!」


 陽葵が作った晩ご飯を食べ終え、俺と陽葵はテーブルの食器を片付ける。陽葵の客だからって俺が何もしないわけにもいかないからな。


 「陽葵ちゃん!すっごく美味しかった!」


 「うん、ごちそうさま…!」


 「そう?えへへ〜!」


 楓と美波からの言葉を受け、陽葵は嬉しそうに笑っていた。その横で陽葵を微笑ましそうに見ている伊織がいた。あなたはオカンですか?

 そんなことを思っていると不意にポケットから振動が伝わって来た。

 ポケットのスマホを取り出し画面を確認すると、そこには高橋の連絡先が表示されていた。何のようだ?


 「悪りぃ、ちょっと電話出てくる」


 「女?」


 「女」


 「は?!」


 「え…」


 「まじ?!」


 各々何か言いたそうにしていたが俺は無視して玄関の扉を開けて外に出る。まさか本気にするとは思わなかった。

 今日は涼しいな。

 夜風を感じながら、未だに震え続けているスマホの着信に応答する。


 「なに?」


 『なにじゃねぇよ。もうグループのメンバー通話始めてんぞ』


 「あー悪りぃ、今日入れなそうだわ」


 『は?なんで』


 「今日、陽葵の友達泊まりに来てんだよ」


 そこまで言うと高橋は突然無言になる。あれ?通話切れた?

 画面を確認すると通話の画面が映っている。どうやら切れたわけではないようだ。


 『え、俺知ってる人?』


 「おう、楓と美波と伊織」


 『あいつら仲良かったか?』


 「わからん。でも女子って知らないところで繋がってるイメージあるわ」


 『わかるわ』


 そういえば何繋がりなのか聞いてなかったな。後で聞いてみよう。


 『…てことは、お前の家に女子が今泊まってるの?』


 「そゆこと、だから通話とかであんま声出せないのよ」


 『は?ぶん殴るぞ?』


 「なんでキレてんの?」


 一日通話できないからって別にそんなに怒らなくてもいいだろ。


 『女子とお泊まり会かよ。ざけんな』


 「そっちかよ」


 そっちだった。そんなこと言ってるからモテないんだぞ?


 「こっちの気も知らねぇで…大体これは陽葵達のお泊まり会だ。俺は関係ない」


 『それもそうか』


 なんなんだてめぇは。あんまりわけわかんないこと言ってると家に突撃しに行くぞ。


 『まぁいいや、理由はわかった。次は来いよ』


 「へいへい」


 そう言って通話を終わる。

 俺としてもグループで通話しながらゲームをやりたい気持ちでいっぱいだが、こればかりは仕方がない。


 「…寝る準備するか」


 俺があの空間にいる理由もないし、さっさとシャワー浴びて寝よう。

 今日はシャワーだけだな。さすがに浴槽に入るわけにはいかない。そこは私、しっかりわかってますよ?

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