今までのあらすじ
長く、本当に長く間が空いてしまったので、備忘録を兼ねて今までのあらすじをまとめました。
時系列が少し前後してるところもありますが、概ね進行通りです。
また、書籍版・漫画版との相違がございますが、こちらでは『なろう』版の嫁ドラを第一設定としております。
ご了承くださいませ。
もう忘れてしまった方で、まだ続きを追ってくれる方はこちらをお読み下さい。
よろしくお願い致します。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『君と出逢う』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
舞台は42年前に人間の住む世界と獣人・魔族が住む世界が衝突して混ざり合った新しい地球。
高校生、風待薫平は父と弟と共に、亡くなった母が住みたがっていた田舎町へと引っ越してきた。
その初日にひょんなことから伝説の生物である龍種と出会い、誘拐されかけた彼女の二つの卵を取り替えしてその誕生に立ち会う薫平。
双子の母親である空龍・アオイノウン・ドラゴライン曰く、双子の父親は薫平だと言う。
周囲や家族の後押しもあって、アオイと双子の幼龍ジャジャ・ナナを引き取った薫平は、パパ役を全うするとアオイと約束する。
だが龍種は極めて強大な力を持ち、その身体の各所に天文学的な金銭的価値をつけられ他の種族から狙われる生物であった。
アオイと双子が龍である事を隠しながら生活する事になる風待家。
龍種を良く知る伝説の鼠の賢者、アルバ・ジェルマン。
薫平の幼馴染である三隈夕乃。その親友の佐伯いちか・ニャーティ。
田舎町の所轄警官、ドギー・マギー巡査や井上俊雄巡査などの協力者を作り、新しい風待家の生活が始まった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『母は想う』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
慌ただしいながらも新生活に慣れ始めた薫平の前に、突如としてアオイの母が来訪する。
三大龍王の一匹、空龍王である母・ユーリエルは、他種族と龍が交わる事などありえ無いと唱え、アオイや双子達を攫い薫平の前から姿を消す。
無力感に苛まれ打ちのめされた薫平に、父・晃平が一喝。
弟・翔平の叱咤激励もあって見事立ち直った薫平は、アオイと双子達を連れ戻す覚悟を固める。
三隈の助力もあって、アオイ達の巣を頂上に構える牙岩ダンジョンを踏破する。
辿り着いた巣で、再び『双子の父・アオイの夫』である事の決意を述べる薫平に、深く心打たれるアオイ。
未だ流されるがままの二人にとって、ようやく本当の恋が始まる瞬間であった。
なおも龍と他種族は相容れないと反発するユーリエルと対峙するアオイと薫平。
空龍王である責務を全うし、なおかつ不眠不休で来日したが為に満身創痍で判断が追いついていないユールを説得しようと試みる。
戦いの中で、娘を傷つけた事による錯乱で暴走するユール。
牙岩ごと消滅しかねない威力の雷球が迫り来る中、賢者アルバ・ジェルマンに仕組まれるまま龍化し、何かに呼びかけられて咆哮する薫平。
そんな薫平に呼応するように、ジャジャとナナが吠える。
未だかつて存在すら定義されていなかった『生命の精霊』を生み出すことでなんとか危機を脱した薫平は、アオイと双子──────かけがえの無い家族を取り戻した安堵感と、疲弊とで眠りについた。
一方、錯乱から我を取り戻したユールは己の非を認め、娘や孫の前から姿を消そうと夜空に飛び立つ。
そんな母に気づき、精一杯の想いを涙ながらに叫ぶアオイに、ユールは微笑みながら、再訪を約束し旅立つのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『キミ達の毎日』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
日々日々賢く、大きく成長していく双子達。
風待家はそんな双子達に振り回されつつも、毎日を楽しく過ごしていた。
そんな中、双子達が空龍の亜種としての独特すぎる力を発露させる。
双子の妹、ナナは感情の起伏によって鳥類を操る力を。
双子の姉、ジャジャは噛んだ物体の重力を変化させる力を。
賢者アルバにすら知り得ない力を持つ双子たちに、ある疑念を抱く夕乃。
ジャジャとナナは果たして、既存の龍種の枠に収まる存在か否か。
進化と生命と言うワードだけを頭の片隅に残したまま、夕乃は双子たちを見つめるのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『牙岩拡張事件』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
薫平と翔平の新しい学校も新学期を迎え、いよいよ慌ただしくなる風待家。
ドギー巡査の母のユリー・マギーをベビーシッターとして雇い入れ、このまま毎日が流れていくかに思えた。
自身を『兄貴』と慕う同級生の舎弟、日下牧雄の存在に辟易としてした薫平の目の前で、突如として発光する牙岩ダンジョン。
それと同時に田舎町全体を覆う謎の木の枝のせいで、町全体が一つのダンジョンと化してしまう。
家族が心配なあまり高校を抜け出す薫平と牧雄の目の前に現れたのは、ジャジャとナナの卵を誘拐しようとしていた獅子族の獣人、ガサライオ・ライオットであった。
最愛の娘達の敵とばかりに喧嘩を売る薫平と、それを買うガサラ。
ガサラと同行していたドギー巡査とも合流し、険悪ながらも避難所へと進む一向は、牙岩ダンジョンのボスである岩のグリフォン『怪鳥ルテン』の襲撃を逃れる為に立ち寄った公園で、遊具に閉じ込められた子供達を見つける。
子供達の一人で牧雄の妹、雛との再会も果たし一行はルテンの目を掻い潜って避難所へと急ぐ。
だがあえなく突如としてモンスターに襲われ、ルテンまで襲撃し絶対絶命となった薫平は、自分に自信がなく勇気を振り絞れない牧雄を叱咤し、一人の友人と認める事で成長を促す。
勇気を振り絞り、子供達と負傷したドギー巡査を引率して避難所に走る牧雄。
その雄姿を見届け、本格的な戦闘に入る薫平とガサラに、怪鳥ルテンは容赦なく襲いかかる。
重傷を負い満身創痍な薫平を救ったのは、新たなる龍種──────地龍ルージュリヒテー・ドラングロウだった。
ジャジャとナナの護り手として来訪したルージュの戦闘能力は凄まじく高く、ルテンを一方的に粉砕する。
避難所に避難していたアオイや翔平、双子達とも無事合流し、薫平はアオイからの愛と家族の大切さを痛感する。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『ウチに帰ろう』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
牙岩拡張に伴い混乱と被害で、避難所での生活を余儀なくされる風待家と町の住人。
トレジャーハンター協会の不始末が原因だった事件も、ガサラの兄貴分であるセイジツと姉貴分のナナイロを筆頭にした現役ハンター達の尽力で復興へと歩み始めていた。
そんな中、共に避難所生活をする他の家庭から避けられている事に懸念を抱いた薫平は、ガサラと牧雄に相談を持ちかける。
その結果、自分の評判がアオイへの風評被害になり兼ねないと悟った薫平は、分かりやすい『仲睦まじい夫婦』と言うイメージを植え付けようと画策するのだった。
やがて復興は進み、風待家は晴れて念願の我が家へ帰宅することとなる。
ルージュも迎えますます賑やかになる家族の姿に、亡き母への想いを重ねる薫平。
穏やか毎日に感謝を覚えながら、一家は今日も元気に過ごすのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『拳撃恋話』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
一定期間この町に定住することになったガサラが、薫平の高校に転校をしてきた。
牙岩の事件を乗り越え、友情を育みつつある薫平とガサラと牧雄。
そんな中、クラスメートのアトル・ケツァ・コアトー・ダイランと言う魔族に唐突に決闘を申し込まれる薫平。
アトルは魔族国家『ダイラン』の王族にして、王位継承権を持つ第9王子だと言う。
突然のことに困惑する薫平。
その御付きメイド兼許嫁のカヨーネ・インテイラとウタイ・インテイラに説明されたところ、双子の生育に必要な物を手に入れるために風待家を『ダイラン』へと招き入れるよう賢者アルバに要請され、アトルはその答えとして自らと薫平が決闘し勝つことを条件にしたらしい。
なぜ戦わねばならないのかが分からない薫平は、アトル本人から詳しい話を聞き出す。
魔族国家の中でも小国で歴史が深い『ダイラン』は建国に龍種が関わっており。特に海龍に対する信奉が深く、国を挙げた一大喧嘩祭りによって『海龍の僕』を選出するらしい。
今代の『海龍の僕』であるアトルは、同じく龍と関わりの深い薫平を勝手に敵視しているそうだ。
その説明に納得のいかない薫平は、アトルの許嫁であるカヨーネから『生まれつき体の弱かったアトルは王位継承権の順位を父に下げられ、落胆し自暴自棄になっている』と言う事情を知る。
モヤモヤを抱えたまま開かれた、ボクシングルールを模した決闘の中で、薫平はアトルの本心を察する。
自らの地位の低さ故に、許嫁であるカヨーネの将来を案じたアトルは、あえて問題を起こすことによって婚約を破棄させる魂胆であった。
呆れつつもその気持ちが理解できる薫平は、かつて亡くなる間際の母に告げた自分の言葉とアトルの言葉を重ね、更にはかつてユーリエルとの邂逅で学んだアオイとの過ちとも似たその態度に、激怒する。
アトルとカヨーネ。お互いを思うが故にすれ違った恋を身体を張って繋ぎ止め、薫平は辛うじて勝利をもぎ取るのであった。
そんな一連の流れを見守っていた父・晃平は息子の成長を喜び、同時に今は居ない妻・薫への想いを反芻する。
その生存を知りながら。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『はじめてのおともだち』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
父の仕事の付き合いから、避暑地のコテージを借りることになった風待家。
日頃世話になっているマギー家の二人や井上巡査、夕乃やいちかとその弟の浩二を連れて二泊三日の小旅行を計画する。
着いた先のコテージで休暇を満喫する大人陣と、自然を堪能する子供陣。
近くの川で遊泳していると、ルージュが迷子の熊獣人の幼児を保護する。
はじめて見る歳の近い『おともだち』にはしゃぐジャジャと、そんなジャジャにヤキモチを焼くナナは、ついつい意地悪をしてしまう。
薫平に諭されたナナと、仲直りをする三人の幼児。
微笑ましい光景に一同和み心癒される。
幼児が付近の保護区にて人間から離れて暮らす部族の子であることを突き止めた一行は、迷子を親元に返すことを決意する。
部族の住むコロニーを探すためにルージュが取った手段が、この地に隠れて住む二匹の地龍の助けを借りる事であった。
龍王の娘であるルージュの呼びかけに応えたのは、同じ地龍の中でも弱く小さな草龍、ウエラとアズイ。
かなりの虚弱である草龍は人間や獣人に命を脅かされてしまうため山の中を長年逃げ回っており、地理や獣人部族の居場所に詳しかった。
子熊の親元への案内を快く引き受けるウエラとアズイ。
一方薫平の胸中には、元来子供好きで母性の強いルージュの、子熊への依存が心残りとなっていた。
ウエラとアズイの案内で山中へと入る一行。
一度警戒はされたものの、特に敵対する事なく熊獣人の部族と対面した薫平らは、子の心配で憔悴していた父と母に子熊を無事に返す。
涙を流して別れを惜しむジャジャとナナ、そして名をリリカと判明した子熊。
薫平は双子に対し、別れは辛いが友情はずっと残ると諭す。
良い結果に終わり満足して山を降りる一行。
やはり耐えきれず泣き始めたルージュを慰めながら、薫平はまた一つルージュを理解するのだった。
あまりにもか弱い草龍の二を放ってはおけず、風待家へ移住させることを決める薫平。
さらに家族が増えますます賑やかになる一家。
金銭面での不安を覚えつつも、まんざらでもない光景に笑みが溢れる薫平だった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『聖域』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
賢者アルバ・ジェルマン曰く、双子が今後健全に生育していくためには、魔族が暮らす『球大陸』にしか存在しない二種類の鉱石が必要になると言う。
その鉱石を手に入れるために、アトルらの案内で夏休みを利用して球大陸へ向かうことになった風待家。
仕事で忙しい父と、家の庭で家庭菜園を始めた草龍の三人を残して、薫平達はダイラン王家にしか使えない転移魔法陣での渡航を準備する。
だが魔法陣発動直前に、謎の力の介入によって一人見知らぬ土地へと運ばれる薫平。
乳白色の空と深い森に覆われたその不思議んば土地で、謎の少女『ヒルデガルダ』、そして二匹の妖精『ロックヒルト』と『アンミラ』に出会う。
出会った事のない薫平や翔平の名を知り、まるでかつて死に別れた母にされた様に説教を食らう薫平。
ついに『母さん』の呼びかけに応えた事で、ヒルデガルダが母である事を確信する。
聖域を守る龍の姫を自称するヒルデガルダは、頑なに薫平が近寄る事を拒む。
死んだはずの母が姿を変えている事、また父・晃平が母の存命を知っていた事に混乱し、憤る薫平。
より強く追及しようと一歩踏み出した瞬間、再び強制的に転移されてしまう。
最後の呼びかけに懐かしき『約束の呪文』を言い渡され、薫平は慟哭する。
再び見知らぬ夜の荒野に飛ばされた失意の薫平の前に、人語を解する蛇が現れる。
からかう様に茶化す様に薫平へと問いかけをする蛇の名を『クレイ・エンデ』。
女性的な話し方をするこの蛇が、薫平を母の元とこの地に介入転移させた張本人だった。
得体の知れぬクレイに、謎の恐怖を抱き錯乱する薫平。
そんな薫平を助けたのは鼠の賢者アルバ・ジェルマン。
アルバの姉を名乗るクレイに、それを否定するアルバ。
お互いを恨み憎しみ合う姉弟の口争いは、やがて強大な古代魔法の応酬する戦闘へと変貌していく。
状況の意味が理解できず錯乱する薫平に、かつて牙岩の頂上で邂逅した『生命の精霊』が問いかける。
その声に意識を奪われ、謎の力を解放し衰弱していく薫平は、精霊の憎しみに呼応するかの様にクレイへと攻撃を仕掛けようとする。
悲痛な叫びをあげて薫平を静止するアルバだが、薫平の心には一切響かない。
そんな薫平に、心配して駆けつけたアオイが縋り付く。
涙を流して薫平を何度も呼びかけるアオイに、薫平は自らの想いを自覚し、少しずつ自我を取り戻していく。
疲労で沈みゆく薫平が聞いた物は、アルバと龍に対して許しを乞う『始祖の龍・セラフィ』の幻聴であった。
薫平と相対するために力を使い果たし撤退するクレイ。
アルバはそんなクレイに対し、次合間見える際には命を奪うと忠告し見逃すのであった。
謎が謎のまま収束していく事態に、全てを知っていると思わしきアルバへの信頼が揺らぎ始めるアオイ。
説明を求めるものの、アルバはその約束を反故にし、薫平のこの数時間の記憶を封印してしまう。
母と出会ったことも、アオイに気持ちを打ち明けたことも忘れる薫平。
自らの根城に戻ったクレイは、かつて拾って娘として育てた『エイレン』にアルバの存在を落とし込む。
捻れた歪な親子の思惑が、深い闇の中でかすかに燻りはじめていく。
こうして風待家の夏休み旅行は、波乱を含んで始まったのであった。
◆◆◆◆◆◆◆◆ 『海の龍、片思いの結末』編 ◆◆◆◆◆◆◆◆
ダイランでの旅行は、ナナが熱を出したりはじめての言葉を喋ったり、翔平と薫平が二人だけで観光をしたりと穏やかに進む。
目的の鉱石の内の一つをアトルから呆気なく委譲されたりと、目的を見失いつつある一行は、同じタイミングで家族旅行に来ていた夕乃と合流。
アトルの兄とその妻に紹介されたり、突然訪問してきた海龍の使いから『海龍の島』へと招待されたりと、少しづつ慌ただしくなってきていた。
一方その海龍の島では、現海龍王の娘の一人である『アリスレイア』が、アオイの母であるユーリエルと顔を合わせていた。
一体、『海龍の島』で何が待ち受けているのだろうか──────。
続く
更新再開は11/1からを予定しております。
一気に書くとまた疲弊してしまうので、週一回更新です。その代わり文字数を多めにしてます。
すでにポイントやブクマの増加を一切気にしないスタンスです。
どうかよろしくお願いします。





