判別不明は自明の理
掲載日:2016/10/09
海に溶けゆくこの身とは
それゆえ
あるいは
それとも
■
宇宙を夢見る心とは
けれども
やっぱり
それでも
■
涙を流す眼球は
そのくせ
しかれど
つまりは
■
あの子は一日待てないで
時を失い Φを見る
曇り空には秋の風
朝の線路にあの子の涙
隔てるものは 何もなく
傘をさしても肩は濡れ
六年あの子はかごのなか
光を数えて 闇に住む
闇に運ばれ 風と消え
風に運ばれ私の肩へ
昼を過ぎれば雨は止み
あの子は一日待てないで
宙を夢見てΦを見る
あの子は一日待てないで
私の肩に雨と降る




