番外・オキサマで魔王退治1
会話文のみ、拙い挿絵にご注意ください。
「さあ勇者達、魔王ティードラァを対峙にいくのです!」
「なんでクリアが魔王じゃないの?結構似合ってそうなのに…」
「私が魔王?似てもにつかないことを…」
「確かに大魔王クリアなんてダセーよな」
「そういう意味ではないでしょう」
「それで、ステータスは?」
「まず私の職業が白魔導師ですちなみに武器は弓で得意魔法は瞬間移動と即死。その際、使用するMPは敵から拝借。回復アイテムは蜂蜜99個です」
「初っぱなからチートすぎ」
「私は!?」
「職業は村娘、物理は本のカドで魔法は全属性ってところですかね」
「地味に強そうだな」
「ペンネスは?」
「ドットマク卿は…」
「魔導書を読みながらなら光魔法の類いは使える」
「えっそうなの!?」
「普通の人間なのに魔法使えちゃうんだ」
「カラーズは?」
「拐われる王女ならぬ拐われる足手まといの皇子でいいんじゃないの~?」
「インキーノ…」
「俺も闇魔法なら得意だ主に呪詛だな」
「てっきり薬草くれる長老ポジかと…」
「もうなんでもありだね」
「ヴェルタァクは?」
「大剣と火属性の魔法かなアイテム依存の」
「フィードは馬車係で…」
「おい!オレだってスパイスで火災くらいおこせる!!」
「暑苦しいからそろそれ水属性こい」
「呼んだか?」
「ウォル」
「君…敵なんだからパーティーに入れないだろう」
「確かに…仲間に加入出来るのは二周目からだ」
「ぶっちゃけ、君弱そうだよね」
「じゃあドロウノは?」
「あー彼は四話くらいで死ぬキャラで」
「おい!それは流石に酷いだろう!」
「じゃあ…この人は?」
「誰それ?」
「あー左遷中の騎士団長ですね」
「騎士なんていたのこの国に?」
「まあ、そろそろ帰って来ると思いますよ」
「そんな話一度も聞いていないんだが」
「何年か前に土産を持って帰還せよ。と送り出した…」
「あーあったな」
「忘れられていたのね」
「まあ特に重要ではないので失念していました」
「土産のソングハーブはまだだろうか」
「ソングハーブ?」
「食べると歌が上手くなるシャープナーバ原産の飴だ」
「ちょーうさんくさい俺の作った薬のほうがまだ効果あるよ」
「確かにそんな気はする」