表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/77

side死生

「ただいまー」

シャーレアを屋敷に送り届け、帰宅したフィードは窓辺でブツブツと呟くミレースを見ていた。


「おいミルエスなにやってんだ?」

覇気のない姿にフィードは気味が悪くなる。


ミレースは正しくは姉ではなく兄だ。

フィードが産まれて間もなく、追われていたところを両親が助けた。

追っ手の目を避けるために性別を変えて暮らしている。


「彼女を見ていると思い出す…」


両親が言うには前世の記憶を持って産まれたらしい。

記憶の混濁が見られて、滅多に人目には出ない。

そしてミレースというのは彼の者の仮の名であった。


「嗚呼、懐かしい…彼女を見ていると、死国を思い出す」

突如、ミルエスは小さく笑い始めた。


今彼が口にした死国と呼ばれる国は遥か昔、存在していたのは確かである。


彼はそこから来たのだと言っていた。


「これは偶然なのか…?」


否、これは運命だろう。

初めは普通のサブキャラクターの予定でした。

書いている間にこうなってしまいました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ