番外、テコ入れには冒険
「テコ入れも兼ねて次回からは冒険しましょうか」
「冒険ならゴイルガールのヒロインがしているから私たちは行かなくても…」
「ほら冒険してクリス石集めなきゃ」
「じゃあ一回だけね」
「多分ラスボスとの対戦もありますよね」
「本来はとっくに冒険しててもおかしくない時期だよね」
「本来は十代ですべきだった冒険。もう三十路だよ?」
「三十路と30番台をかけているのね。うまいわ!」
「今更どう頑張っても手遅れだよ」
「今ならまだ間に合うさ」
「本来はクリスタルを七つ集めるファンタジーなのに…いつのまにか馬車とお茶がメインになっていたわ」
「歩け」
「いつの間にかハーブ野郎になってましたね皇子」
「お前はなんか俺達とは立ち位置が違う美味しいキャラになっていて腹が立つ」
「オレの出番が最近なくなって、もう死んだんじゃないかと噂をされていた」
「カラーズくん、あれでは私の性格が悪いみたいじゃないか」
「みんなと比べてオレ、ショボいよな」
「僕は守銭奴になって金に意地汚い面がバレてきた」
「私はいつの間にかパイナップルばかり食べているような描写が増えた」
「俺は安定感バツグンだよね~」
「は?」
「えっどこが?」
「どの辺がだ?」
「お前ら…ハゲろ!」