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日常を思う

小説家になろうは完全に初心者です。何か誤りやアドバイスがあれば教えてくださるとありがたいです。

小学生ですので宇宙については疎いです。間違い、勘違いがある可能性があります。

それでもいい方は読んでいただければ幸いです。

 騒がしい。ここはそんな言葉が似合うだろう。ここは真っ黒の空間で、11人の人型のやつらが話している。

 その空間は宇宙のようだと思う人が多いだろう。大正解。ここは宇宙だ。もちろん、現実の惑星がいくつも浮かぶ宇宙ではなく、別世界の宇宙だ。パラレルワールドと言うものだろう。そうじゃなければ、生身の人間が宇宙空間に放り出されて無事なわけがない。見た目は普通の宇宙空間なのだが。

 そんな不思議な空間で、くだらない話をする11人。「人」という単位を使っても良いのかさえわからない彼らは、その名に秘められた天体、惑星の力を使う、これまた不思議な生き物だ。

 今回は、そんなイカれた11人を紹介しよう。


「さっみーなぁ今日は!みんなもそうだろ?よし、俺があっためてやる!」

 周りの意見を聞かず、空間を温める(熱中症になりそうなくらい暑い)自分勝手なことをする奴は太陽。常に自分が中心と信じている疑わないテンションMAXな口ぶりは、悪意も何もないただ純粋な思いだけで話している。そのせいで余計たちが悪い。

 太陽の髪は全体は黄色だが、毛先はオレンジでその元気さを際立たせている。太陽が着ている黒のへそ出しタンクトップの上に着ているオレンジのジャケットは、その身を温めるように身につけている。その下の黒のダメージジーンズは太陽のやんちゃさを物語っているようだ。耳につけたリングピアスは常に笑う顔を飾っていて、太陽の熱に当てられてキラキラ輝いている。

 しかも、太陽はとても高身だ。その体も筋肉質で、とても男らしい。

 そんな太陽の隣で文句を垂れる人影が1つ。

「だから寒くねぇっつってんだろ!!出力下げろクソ暑いんだよバカ!!」

 彼は水星。唯一のまとも枠であるが、ツッコミすぎて喉が死にそうになることが多々ある。太陽の監視役として一番近くにいることが多いが、今のように苦情を入れることが多い。そのせいでツンデレとイジられる時期もあったようだ。

 グレーのTシャツと白の長ズボンのカジュアルな服装は、癖のあるダークグレーの髪ととても似合っている。真珠のワンポイントネックレスも、男の割にはよく馴染んでいる。水星の体は小柄で太陽と並ぶとまるで親子のようだが、水星本人は全力で否定している。

 そしてしょっちゅう怒っているせいか、誰もいないところだととても怠惰となる。つまりON/OFFが激しい性格なのだ。これからも末永く頑張ってくれ。

 そして水星の後ろでスマホを睨む女性がいる。

「あら、このアクセサリー綺麗ね。でもだいぶ高い…少し奮発しちゃおうかしら」

 少し機嫌良さげなワクワクした声がはずむ。その声の主は金星。キラキラ輝くアクセサリーが大好きな金遣い粗めの美容を気にする乙女だ。

 彼女の黄土色のTシャツは、短い三つ編みの同じ色の髪とよくマッチしている。黄色のフード付きジャンバーは綺麗な肌を守るように着ている。黒いスカートから伸びる足はしっかりと手入れされていた。金星の右腕には、金色のアクセサリーをじゃらじゃらと着けていた。形の違うブレスレットが6個ほど着いていて、指すべてに宝石のついた指輪が2個以上必ずついていた。しかし、左手は宇宙の色をしたブレスレット1つだけだった。とても大事なものなのだろうか。ちなみにこれは余談なのだが、昔水星に、

「そんな大量にアクセサリーをつけるなんて、意味ないのになんでつけるんだよ。あんまかっこよくないし」

と言われて空間が跡形もなく壊れかけるほど暴れまくったこともある。実は一番凶暴なのd…ごほん、か弱い乙女なのだ。

「えぇ…また買うの?今月でアクセサリー代いくらになるの…?まぁ似合うと思うけど」

 遠慮がちな声が金星に向かって発せられた。発せられた方を向けば、地球が座っていた。彼はとても生き物にも優しく、相手の意見を否定しない、というよりできない性格をしている。

 地球のショートヘアーの髪は水色に緑のメッシュが入っていて、金星と同じタイプの青のTシャツと緑のフード付きジャンバーを羽織っている。ズボンは白いワイドパンツを着ていて、彼の純粋さを表しているようだった。そして彼は男だが、金星と似た体つきだ。しかも、金星とお揃いの宇宙色のブレスレットを左腕につけている。とても仲のいい証だろう。それか、血がつながっているのか…まぁそれについては後に話そう。

「おい地球!そういうの否定しないとまた数十万消し飛ぶぞ!」

 そう声を荒げる彼は火星。よく起きる金星の奮発をいつも止めようとしている。が、毎回彼女の圧に押されて止められたことはない。脳筋というもので学習はしないようだ。

 火星の髪は褐色で、その少し荒々しい性格と合っている。その下に伸びる身体にはオレンジのTシャツと赤のフード付きジャンバーを着ていた。さらに下にはグレーの長ズボンを身に着けている。思いっきり遊ぶ(手合わせ)が多いのか、ところどころ汚れがあった。

 そして、彼の着るTシャツとジャンバーは、やはり地球と金星と同じタイプだ。体つきも似ている。さらに、火星がつけている宇宙色のブレスレットも2人と同じだ。彼も関係があるのだろうか。

「あら?それはこの美しいキラキラを侮辱しているということかしら?」

「…いや、何でもないっす」

「ほらまた怒られるじゃん…」

 さて、感がいい人なら気づいたかもしれない。この三人はきょうだいだ。どちらが兄か姉かも分からないが、血がつながっているだろうと思っている。こんなに似ているところがあるのなら、きょうだいだろうと信じて疑わない。真実は分からないが。

 …おっと、彼女を忘れていた。

「地球さん、調子はどうですか。辛かったらすぐ言ってくださいね」

 いつもの決まり文句を言う彼女は月。地球のことを尊敬し、様々なサポート(地球のみ)を独断でしている、小柄であまり感情を出さない女性だ。

 彼女の髪は腰ほどの丈で、とても長く真っ白の美しい髪をしている。その髪にとても良く似合うシルクみたいにサラサラなドレスは、彼女の綺麗さを物語っている。そしてそれらとマッチするネックレスは、真珠でできている。

 そのネックレスは水星と似ているが、よく見ると違っている。それにそもそもお揃いにするつもりはなかったようで、月は地球とお揃いにできなかったことに落ち込んでいた。

 ちなみに月が優しいのは地球だけで、他の人にはそれはそれは辛辣である。地球を少しでも、ほんの少ーしでも困らせればどこからともなく現れて相手に精神攻撃(?)をして追い払うことが多い。それほど地球のことを尊敬しているのだ。

 なお地球はそんな月のことをお節介で済ませている。

「あっち相変わらず騒がしーな。あいつらになんかあったら俺が守ってやらにゃ」

 責任感に溢れすぎているセリフを言っているのは木星。皆を本気で守ろうとする騎士みたいな性格をしている。が、あまりにも過保護すぎて周りからちょっと引かれている。

 彼の髪は赤茶色に白の縞のような模様が入って、下の方で長く結んでいる。そんな赤茶の色に似合う茶色のカーディガンの下には、落ち着いた白の長袖を着ている。暗い赤の長ズボンは、薄いクリーム色のベルトでとめていて彼のきちんとした性格が表れていた。さらに木星の耳には、ガスで曇ったような石のピアスがついていた。それはとても綺麗で、毎日入念に手入れしていると思うほどだった。ピアスは太陽の次に大きな身長である木星の巨体でも違和感なくつけていて、大人びていた。

「また言ってんの?木星も強いと思うけどやつらも相当なもんじゃね?」

 木星の隣で軽口をたたく彼は土星。根拠のないことをよく言う、よく言えばポジティブ、悪く言えば信用できない性格だ。だが、周りからは男前と思われたいらしい。

 土星は肩ほどの長さのクリームイエローの髪をしており、黄色のオーバーサイズのジャンバーとよく似合っている。その中には白のTシャツを着ていて、グレーの長ズボンがそれから伸びている。ジャンバーは手を隠していて、無邪気な性格が表れているようだった。さらに彼の耳には、木星と同じ石のピアスがある。木星と仲がいい証拠だ。

 しかし、彼の最大の特徴は他にある。土星の腰ほどの高さには厚さが薄い大きなリングが浮いている。リングはとても冷たく、冷凍庫のように寒い。真夏の頃には暑さに耐えきれない者が(特に水星)リングに飛びつくのが風物詩になるほどだ。

 そんな土星の後ろで、横たわっている者がいる。

「zzz…」

 …あの、起きてくれ…

「ん〜、なに…?寝たいんだけど…」

 …この寝るのが大好きな彼は天王星。暇さえあればずっと寝ている怠惰な彼は、以外にも冷たい言動をすることもあるがあまり辛辣に言うことはない。なぜなら寝ているから。

 天王星の髪はエメラルドグリーンで、その下の首には青と水色のチェック柄のマフラーが巻かれている。体には薄い緑のタートルネックをきていて、その上から氷色のダウンジャケットを、寒さを防ぐように着ている。足は裏起毛の長ズボンを着ている。

 彼の指には氷のような石がついている指輪をつけていた。それは土星の次に高身長である天王星でもよく似合っている。

 そして、彼は三兄弟の一人である。地球たちと同じく、証拠も無いし兄か弟かもわからないが、そう信じている。

「あ、起きた。珍しい」

 声のした方を見れば、海王星がいた。彼は物事に干渉しないで、あまり人と喋らないマイペースな性格なのだ。プリン争奪戦にも参加しないほど無関心である。

 彼の青緑の髪は、水色のセーターと青のダウンジャケットに溶け込んでいた。それらは紫と青のチェック柄の耳当てとも馴染んでいて、体を温めるために身を守っているようだった。ズボンはグレーのジーンズを使用している。

 そして、海王星のダウンジャケットは天王星のものの色違いだ。しかも海王星の指には、天王星と全く同じ石が使われている指輪がはめられていた。

 そう、彼は天王星の兄弟だ。だから、彼が目を合わすのは兄弟である天王星と、もう一人の義理の兄弟だけだ。

 その最後の兄弟も声を上げた。

「いつも死んだみたいに寝るのに。こんな事あるんだ」

 彼は冥王星。天王星、海王星の兄弟だ。しかし、前述したように義理の兄弟なのだが。冥王星は昔は太陽たちと話していたが、次第に距離が遠くなり、今では全く喋らなくなった。

 薄い茶色や赤みを帯びた髪の色は紫のダウンジャケットと、その下にきている暗い青のヒートテックと不思議とよくあっている。下半身は茶の長ズボン履いている。そして手には、指先だけ穴の空いている黒と紫のチェック柄の手袋をつけている。

 やはりダウンジャケットは、兄弟である天王星と海王星のものと同じだ。指には例の氷の石の指輪がついていた。しかし、少しくすんでいた。

 彼は一人が好きで周りに人がいないことには問題ないのだが、正直少し寂しいと思うこともある。でも、兄弟がいるから大丈夫。ずっとそう思い耐えてきた。


 このユニークな彼らは、同じ空間で、同じ遊びをし、同じことを喋り、同じ眠りにつく。それが日常なのだ。

 だから、壊したいと思う人物がいた。さいごなんていつ訪れるか分からないのに、笑い続ける彼らが気に入らなかったから。


 これは、自身が壊れても日常を守るために戦うお話。

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