表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/4

2.町へレッツゴー

「え、どうしよう…」


いや、いきなり転生したって言われても。いきなり魔法少女だって言われても。困るよ。私は何をすればいいの?


「とりあえず、どこか、人がいるところに行きたいな…そうだ、町!町とか近くに無いかな?」


…し〜ん


「…探しても見つかるわけ無いよね。でも、ほんとにどうしよう。」


そう言った途端、私の目の前に何かが現れた。


「えっ!?な、何これ…?ジェット機?ほうき?…待てよ、ほうき?もし私が本当に魔法少女なら…」


私は意を決して、そのジェットほうき(?)にまたがった。


ひゅん


「わっ!?え、嘘…飛んでる?すごい!私、本当に…魔法少女だった!」


私は初めての空中飛行と、魔法が使えると言う事実にウキウキしながら空を飛んだ。



しばらくすると、町が見えてきた。


「あれは…町だ!でも私、なにも操縦してないけど…?あ、なるほど。このジェットほうき、私が行きたい場所に連れて行ってくれるんだ!すごい、優秀!」


町のど真ん中に降りたらマズいかな、と思い、町のはずれに降り立った。


「はぁ、疲れた〜。あれ?」


私が降り立つと、ジェットほうきはスッと消えて行った。


「次移動する時もよろしくね!さぁて、町に行ってみよう。この世界の人は、どんな感じなのかな?」


ワイワイ…ガヤガヤ…


町の中心部はとても人が多く、混雑していた。


(あ、人間と同じ見た目だ。)

「うわぁ…すごい人混み。ん?『ホルン夏祭り』?なにかのお祭りかな。」

「ねぇ、お姉ちゃん。」

「えっ!?えっと、私?」

「うん!僕、お財布を落としちゃって…青いポーチ、見なかった?」

「青いポーチかぁ。私は見てないな。そうだ、ここちょっと人が多いし、あっちで探してみない?」

「分かった!」


「こっちにあるかな?」

「お姉ちゃん、ホルンの人じゃないの?旅人?」

「あ、うん!旅をしてるんだ。」

「そうなんだ。お姉ちゃんはなんの能力?」

「わ、私は…」

(えっと…そうだ!)

「私は魔法少女!魔法少女ユウガだよ!」

「魔法少女!?すごい、かっこいい!」

「ありがとう!そうだ、もしかしたら私、魔法で君のお財布見つけられるかも!」

「ほんと!?やった〜!」







[ユウガの豆知識]


私のジェットほうきには、いろんな機能があるらしい。

①自由に操縦

②高速移動

③行く場所を設定して自動運転

④さっきみたいに勝手に動く

⑤クッション出現


あれ、⑤って完全に私の趣旨じゃ…?



読んでくれてありがとう!

次も見てね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ