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人生をあきらめていた男  作者: 眞姫那ヒナ
~決戦編~
208/218

決戦編part8

part9と同時アップさせます! なので一日開けます!


暗闇の中、ペタペタと裸足の音が鳴り響く。

赤い瞳の男の目の前には右へ左へ行ったり来たりしている男がいて、

球体の光が赤い髪を照らし出す。

黒い瞳は苛立ちに満ちており、椅子に腰かける赤い瞳の男はクスリと笑う。


「笑うな!」


赤い髪をした男、オルドレイは両手でテーブルを叩き、

赤い瞳をした男、レイダスの良心は「分かった。」と手を上げた。

楽し気なレイダスに頭を悩ませるオルドレイは彼に言う。


「俺が・・・・甘いとは限らんぞ?」


「そう言って、いつも甘いじゃないか。」


オルドレイは彼の言葉を否定しない。

それを見て、増々調子に乗るレイダスは立ち上がってオルドレイの肩に腕を回した。

笑みを浮かべる彼の表情は、神々を恨む以前の物。

オルドレイにとって、尊く、掛け替えのない笑顔は城で待つレイダスに必要な物だ。


「そうだな・・・俺は甘い。」


オルドレイは目を伏せてから上を見上げた。


「お前の為に復讐を果したい。 だけど・・・」


拳を握りしめるオルドレイの表情は複雑だ。

レイダスの為と謳いながらその実―――「それは俺の為だ。」と彼は言った。


「お前が心臓を貫かれて、俺は・・・一人になるんじゃないかって不安だった。

俺からお前を奪おうとする神が、人間が、憎くて仕方ない。」


レイダスは頷いて話を聞く。


「時折思うんだ。お前を言い訳に俺は逃げてるんじゃないかと。

お前が望んでもいない歩みを俺が歩ませているんじゃないかと。

だから、口を挟んだ。違うか?」


レイダスは微笑んで「いや」と首を横に振る。


「エーテルとオーキスに助言をしていただろう。 それも違うと言うのか?」


「やり過ぎて、目的を見失うと大変だから方向修正しただけさ。」


「そうか・・・。」


創造主の目的。それは人間と神の見極めである。

憎しみと恨みがひた走り、大事な趣旨を見失っては事なのだ。


「あいつが俺を受け入れた場合、残虐非道な蛮行に堪えられるかな?

どう思うオルドレイ?」


レイダスの問いかけにオルドレイは答え辛そうだった。


「無理だと思う。」


レイダスの表情が一瞬曇る。


「あいつもお前も根は同じ。 空っぽなグラスと中身の液体だ。

注がれる中身は分量を誤れば零れるだろう?

きっと、あいつのグラスから零れてしまう。」


今も尚、復讐は継続中である。

復讐に用いられた様々な手段は良心を取り戻した後、

記憶として彼を苦しめるだろう。


「俺もそう思っていたよ。だから、あいつに言ったんだ。

苦痛が嫌なら俺を消せって。」


「な!? 何馬鹿な事を!?」


「でも、あいつは俺を消さなかった。」


「・・・・・・。」


「大丈夫、あいつにも覚悟はあるよ。 俺もあいつもレイダス(・・・・)だ。」


彼は背を向けて「信じてやれよ。」と付け加える。


「常に信じている。」


それがオルドレイの本心だ。

彼には、レイダスに対する疑心等は一つもない。

これからも彼はレイダスを信じ続けるだろう。

そうして、城へ戻った彼を良心のレイダスは見送る。

「全く、過保護で執着心の強い片割れだ。」と呟くレイダスの横顔は嬉しそうだった。


その頃、城にいる俺はオルドレイの帰還と共に、彼の胸に飛び込んでいく。


「オルドレーーーイ!」


頭から腹部に突進していった事で悶絶しかけるオルドレイは、

顔を真っ青にさせて「ど、どうした?」と尋ねる。


「あいつら魔物を無視(スルー)して着たんだ!」


オルドレイは城の下を見やる。

そこには、ざっと2000人を超える人間と数人の神々が居た。

神エーテルと神オーキスは合流出来たらしく、宙にフワフワと浮いている。


「第二形態が状態異常に弱いと見抜かれたか・・・。

城の外壁に触れない所を見ると、死ぬと知っているな。」


「俺の予想は悉く外れる・・・結構へこむな。」


俺は自信がなくなって床に転がった。

創造主としての力が発揮し、空のひび割れが酷くなって地に落ち始める。

城に所々付着する黒い液体は、城を貫通し、内部まで流れ込んだ。

けれど、創造主には無害。

人間達と神々達にとっては猛毒なそれはオルドレイの表情を凶悪にさせる。


「城内に招き入れよう。」


「え?」


俺は上体を起こして「いいのか?」と尋ねた。

彼は内心で良心のレイダスが神エーテル達にした助言が気になっている。

大方、外への誘き出し方だろう。

けれど、結末は決まっているのだ。


『どう足掻こうと、どう工夫しようと、創造主には敵わない。』と相手に自覚させる。


手っ取り早い方法として城内で人間と神を魔物と対峙させ、数を減らす。

そして、城まで来たという事は、魔物を転移させる手間が省けるのだ。

残っている数が多いなら魔物を新たに創造し、ぶつけるだけで彼らは良い。

例えるなら牧場経営者が管理する牛を厳選するような物だ。


「良いも何も、自ら死地に飛び込んでくれるというのだから、絶好の機会だろう?」


「言われてみるとそうだな。」と俺は頷いて、階層ごとに設置した魔物を思い出す。

城は五階層に分かれており、一階層目から強敵が配置されている。

あの迷子になった上半身女の下半身蛇の魔物だ。


「厳選すると思えば、案外楽しいかもしれんぞ?」

というオルドレイの心に俺は同調する。表情は良心と接触する以前に戻っていた。

弱者は死に、強者は残る。

それはラスボスと最終局面を迎える勇者とその他仲間達に相応しい。


『まあ、勝つのはラスボスだけど・・・。』


俺は負けてやる気など毛頭ない。

復讐を果たして世界を壊す。

人間も神も世界も無価値と俺は判断したのだから―――


そうして、城の門は開かれる。


「話が違うぞ。」と眉をしかめる神エーテルと神オーキスに

「細かい事は気にするな。」と言うアドラス。

ぞろぞろと城内に入場する面々には緊張感が漂っていた。

何故なら、外見以上に内部が広いのだ。

2000人以上が余裕で納まる一階層の扉は閉められ、消える。

上層へ続く階段はない。


六本の柱が中央から円を描くように設置され、

石像がある以外何もない空間は不気味だ。

宙に漂う妖精(ウイスプ)の薄暗い明かりが更に不気味さを増幅させ、

石像に近づいた人間が気持ち悪さに「うへっ」と声を漏らす。


黒い液体が天井から落下している箇所が所々あり、

避けるように歩くフーワールは『内部の壁は触れても平気なんだ。』と感心していた。

コツコツと手の甲で叩くと呼応するように表面が波打つ。

それは広がって収束していくと七色の石を吐き出した。


拾い上げた小さな石はこの世界で《源魔石》と呼ばれ、

低lvの魔導師やヒーラーが唱える魔法を無限化させる超レアアイテム。

見物人の俺が戦いの様子を楽しむ為に設けた物だった。


「お、おい!壁を叩く度に出てくるぞ!」


それを知ると否や壁を叩きまくる人間達はつくづく人間で、俺は呆れ果てる。

神エーテルと神オーキスは創造主が自分達を監視していると気づいていたが、

彼らだけで多勢を抑えられない。

人間の性とは本当に恐ろしく、醜いのだと思わざるを得なかった。


「高lvの俺達には関係ねーな。」


「敵陣で、欲望剥き出しね。」


「貰える物は貰って送く性分は悪くないんだろうが、この状況では考えられないな。」


「同感・・・。」


高lvの面々も又低lvの人間に呆れている。

敵の懐に入り込んで、

いつ襲われても可笑しくない状況下でお気楽で能天気だと口々に漏らす。

カイルは苦笑し、目の前に降り立つ神エーテルに視線を向けた。


『ずっと、俺の近くにいるような気がするんだけど気の所為かな?』


「ん? どうした。」


「あ、いえ、何でもありません。」


カイルの頬が若干赤くなる。

それを見落とすイリヤではないが、今回だけは彼を許した。

何故なら元気ではしゃぐ人間も居れば、怪我で動けない人間もいるからだ。

彼女は未だ治療に手一杯で、休憩する間もない。

執事からハンカチを受け取った彼女は「ありがとう。」と言って汗をぬぐった。


「大変そうですね。」


「ええ、大変ですよ。でも、私にはこれ位しか出来ないから・・・。」


「お手伝いは?」


「不要と言ったら嘘になります。

ですが、戦闘要員の貴方には温存して貰いたいので。」


「畏まりました。 応急処置程度は心得ていますので困った時はお呼びください。」


「ありがとうございます。」


執事は何処まで行っても真摯で人に優しかった。

頭を下げる仕草から去って行く姿まで丁寧で愛想が良い。

そんな彼は、中央に集まる人間達に注意を促す。


「余り近付かない方が宜しいですよ。」


「え? なんで?」


人間達は「只の石像じゃんか。」と足でゲシゲシと蹴りまくる。

真を見抜けない人間の愚かさはここまで来て尚も変化しない。

学習しないと言った方が正しいのだろう。


『だから、見捨てられた・・・。』


執事は眉を顰めてもう一度だけ注意を促す。


死にたく(・・・・)なければ(・・・・)、近付かない方が宜しいですよ。」


注意よりも警告に近い発言。

それでも、人間達は石像を蹴り続ける。


「またまた~。これが魔物とでも言いたいのか?」


人間の一人が石像を手の平で軽く叩いて見せた。

表面は固く、内部まで石で出来ているような硬さに

不安がる執事を可笑しいと彼らは笑った。

けれど、執事は至って真剣。


「警告はしました。 後は好きにして下さい。」


『ご主人様がお見捨てになられた理由がよく分かる。』


執事は石像に背を向けて、狼に寄る。

しゃがんだ彼は狼の頭や身体を優しく撫でて「もう直ぐですよ。」と呟いた。

一方、ガランは一階層の片隅で腕を組み、浮かない顔をしている。

先達者がそれでは士気が下がる。

けれど、彼はここに来て重大な悩みに直面していた。


「ガラン・・・。」


どうかした?と言わずともガランにはフェノールの考えが分かる。

自分を心配して声をかけてくれたのだ。


「新王都を発って、レイダスの足元まで来た・・・。」


「うん。」


「だけど、レイダスと再会して俺は何を言えば良い?」


ガランの眉間に皺が寄る。

創造主を追い込んだ人間達の言葉が届くと思えなかった。

完全に潰しに来ている時点でそれは確定事項であり、

レイダスは躊躇なく再会したガラン達を殺すだろう。


謝り倒せば、許してくれる―――浅はかで淡い期待は無意味だ。


そう考えているとフェノールは抱えていた赤子をガランの目の前にズイッと出す。

未来がどうなるか定かでない状況化で、赤子は嬉しそうに笑っている。

ガランの頬に触れる小さな手は温かく、優しい。


彼は口元を綻ばせて「悩む必要なんてなかったな。」と呟いた。

フェノールも赤子を抱きしめ直して、微笑む。


「守る・・・でしょ?」と首を軽く傾ける彼女に、

ガランは「ああ。」と頷いた。

それを遠目で見守るフーワールの背をアンベシャスが叩く。


「嫁が取られそうで心配かの?」とニヤニヤ笑うアンベシャスに、

「五月蠅い。」というと、彼は「只・・・。」と呟いた。


「小さかった彼らが大きくなったなと思ってさ。」


記憶の中の彼らは小さくて、消え入りそうな存在だった。

それが今では人間達を先導し、世界を守ろうと戦っている。

「ほう・・・お主も歳かの?」と顎髭を引っ張るアンベシャスに

フーワールはもう一度「五月蠅い。」と言うのだった。


それから暫くして―――彼らの脳に直接、音声が流れる。


『ああーテスト、テストって要らないか。』


「この声・・・レイダスか!?」


「いや・・・オルドレイだ。」


『我が城にお越しくださり以下省略。 用件だけ単刀直入に言う。

お前ら人間と神には定人数になるまで殺し会って貰う。以上だ。』


「殺し合い・・・だと?」


「ふざけんじゃねー! 出来る訳ねーだろうが!」


人間達は創造主の横暴に激怒する。


「何様のつもりだ!」


『俺様だ。』

とドスが効いた一言で即答されると言い返せない。


『制限時間は1時間。 それまでに30以下にならなければ・・・。』


突然、一階層の中央で悲鳴が上がる。

石像だった物が動き出し、両の双剣で近くの人間達を両断した。


『強制的に減らす。 精々生き残れるよう努力してくれ。』


とだけオルドレイは言うとカイルにだけ音声を送る。


『お前だけには攻撃しないよう命令してある。』


「え?」


呆けていると彼の眼前には、刃が迫っていた。

それを神エーテルが透明な盾で受け止めて弾き返す。


「エーテル様!」


「お主は絶対に生かす。 オーキス分かっているな?」


「はい。」


神オーキスは魔法で《透明化》を発動させる。

攻撃しない限り、発見されない魔法は逃げに最適だ。


「この城から出られないのか?」


「内部は兎も角、外の外壁に触れれば死にます。」


神エーテルは舌打ちして目の前の光景に歯を喰いしばって眺める。

歯ぐきからは血が流れ、拳からも血が滴る。

人間を最も愛する神には酷な仕打ちだった。


「お前ら!? やめろ!」


「うるせええ!死ねええ!」

「俺は死にたくねえええ!」

「頼むから死んでよおお!」


ガランは槍を巧みに回転させて攻撃を受け流す。

時折、攻撃を掠めるも、服が切られる程度で済んでいた。

しかし、防戦一方ではその内、壁際に追い詰められてジリ貧だ。


『何とかしないと!』


すると、誰かの背中とぶつかる。


「よお。 元気ないな?」


最悪な状況でも尚笑っている男は新王都の解体場で働くガラッド。

手には大きな斧を握りしめ、刃先には布を巻きつけている。

相手を斬らず、気絶させる算段なのだろう。

「ふん!」と振りぬかれる剛腕で吹き飛んだ三人の人間は床に倒れる。


「出る訳ねーよ。 それであんたはどうなんだ?」


「カラ元気だ。 先の事を考えても仕方ないからよ。

自分に出来る打開策を練っている。」


「前向きだな。」


「前を向いてないとやってらんねーだけさ。」とガラッドが視線を送った先には、

容赦なく人間を切り伏せるアドラスの姿がある。

返り血に身体を汚す彼の表情は険しい。


アドラス(あれ)はもう腹を括っている。 お前も腹を括れ。」


「・・・・・・。」


そう言ってガラッドは迫りくる人間達を剛腕で叩き伏せる。

ガランは大きく息を吐いてから、槍を勢いよく振り上げ、雄たけびを上げた。


「うおあああああああ!」


斬りかかってきた相手の頭上を取り、突き出した槍先は脳天から顎にかけて貫通。

それをリリィの前に投げ飛ばした。

彼女に襲い掛かろうとした男二人にぶつけ、跳躍と同時に横なぎで切り伏せる。


「ガラン!」


「ぼさっとするな!」


「う、うん!」


リリィはガランの背後に回り、弓を構える。

後続を追ってくる人間達に矢を射りまくった。


「容赦ねえな。」


「生き残ってレイダスにぎゃふんと言わすまでは死ねないわ。」


「なんて女だ。」と呟いてガランは肩を竦める。

そして、一階層の隅にバリケードが形成されている事に気が付くと、

ガランはリリィを押し倒した。


「ぐっ!」


「きゃあ!?」


バリケードの向こう側は魔導士が集結し、パーティを作っていた。


「やばいな・・・。」


火球がガラン達に飛んで行く。巨大で高威力。体勢的に回避の仕様もない。

それを横から水魔法で打ち消した人物はフーワールだ。


「二人共こっちへ!」


案内されるまま彼の後を追う二人は、透明な薄い壁を抜けて高lvの面々と合流する。

アンベシャス、アドラス、ガラッド、フェノールの他にも

透明化を施していた神エーテル、神オーキス、カイルまでいる。


「これは?」


「一種の魔除けらしいよ。」


「という事はフーワールさんが張った訳じゃないんですね。」


「今の少し傷ついた・・・。」


フーワールは胸に両手を当てて、槍が刺さった仕草をする。

魔除けの外では、神々と人間達が殺し合い、悲鳴と断末魔を上げていた。

その中で露払いのように立ち回る執事と、執事を援護する狼の姿がある。

中心ではイリヤとゲイルが武器を構えて身動きが取れない状態だ。


「イリヤ! ゲイル!」


カイルは無謀に飛び出そうとするが、神オーキスに制止させられる。

両腕をがっしりと掴まれてはどうしようもない。


「離してください!」


「ご安心を。 如何やらあの御仁には見えている(・・・・・)ようですので。」


「え?」


よく見ると執事はこちらに視線をチラチラと向けている。

カイル達の方角に人がいなくなるや否や左手をイリヤ達に向けてスキルを発動した。


「《スキル:風精霊の息吹》」


人間をも容易に吹き飛ばす風でありながら、ダメージを負わせないスキルは、

イリヤ達を透明な壁まですり抜けさせる。

アドラスはイリヤを優しく受け止め、

カイルはゲイルを受け止めるが、鎧の重みで仰向けに倒れた。


「なさけないのう。」


「弁解のしようもないです・・・。」


顔を覗かせる神エーテルは暗かった表情から少しだけ明るくなる。

そこへ先程から戦っていた執事と狼が残像を残す程の速さで駆けてくる。

身体に傷はなく、汗臭さも感じさせない。


「皆様ご無事でなによりです。」


「あ、あの執事さん。」


「セレスで結構です。」


「セレスさんさっきはありがとうございました。」


「いえ、あの程度大した事ではありません。

それよりも、制限時間は1時間。残り40分の間に30人に出来るか些か不安です。」


「殺すおつもりですか?」


神オーキスは心を見透かせる訳ではないが、相手がその気である位は勘で分かる。

執事は若干肩を竦めるように小さく「いいえ」と呟いてから

「場合によってはですが・・・。」と答えた。


それから執事はコホンと咳ばらいをして黙り込む。


『振り返って、見える光景は人間の醜態。 守る価値が何処にあるのでしょうか?』

執事は『理解し難い。』と思いつつも、口には出さなかった。


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