公爵と花嫁 後編
「ホセ・リィ・アネンシアは、病めるときも、健やかなるときも、ヴィヴィアン・ナタリー・ハイルに、永遠の愛を誓いますか?」
「はい」
「ヴィヴィアン・ナタリー・ハイルは、病めるときも、健やかなるときも、ホセ・リィ・アネンシアに永遠の愛を誓いますか?」
「はい」
2人が出会った運命の日から今日までわずか3ヶ月。
あの日から2日後のガーデンパーティーで再会すると、激しく燃え上がり、その日のうちにハイル伯爵家に挨拶に行き、翌日、婚約許可書をGET。
公爵家の部屋を片付け、式場をキープし、ウエディングドレスをオーダーメイド、国王陛下に謁見報告。
そして、今日に至る。
2人は、とても仲が良く、四人の子供を育て、40半ばになると隠居生活。
ずっと仲良く暮らしましたとさ、お終い。
ヴィヴィアン・ナタリー・ハイル
俺の嫁。
ハイル伯爵家の一人娘。
ドジな天然娘で、可愛い。
童顔で、可愛い。
素直で、可愛い。
怒っても、可愛い。
何しても、可愛い。
ホセ・リィ・アネンシアの妻への認識。
ホセ・リィ・アネンシア
旦那さま。
レキシミア公爵。
王太子妃殿下の兄君。
嫉妬深い、けどかっこいい。
すぐいじける、でもかっこいい。
強い。
この世で一番かっこいい。
ヴィヴィアン・ナタリー・ハイル改め、ヴィヴィアン・リィ・アネンシアからみたホセ。




