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22 決着
そう言ったのは、男のほうだった。
あっという間の出来事に、フレッドとセシリーナは、目を見張る。
一瞬。
一瞬だった。
ドレス姿のクレアが、男を背負い投げ、逃げられないよう、両手首を、後ろでひねりあげたのだ。
ホセは、クレアに近づき、手に持っていた縄で男を縛りながら言う。
「危ないだろ、こんなことしちゃ。
ま、お手柄だけどな」
ごく自然な口調でクレアを褒める師匠と
「この者、ちゃんと食べているのでしょうか。
身長の割りに、体重が軽くて・・・」
投げた相手の身の上まで心配する弟子。
しかも
「 目的は、わたしの王太子妃着任を阻止するため、でいいですね。
フレッド、取り調べは、わたしが担当します。
あと、王宮で、この者たちを預かっていただけますか?
犯人は貴族、被害者は王族ですから、警察よりも、貴族裁判のほうがいいかと思います。
では」
的確な判断を下した秀才は、王宮へと去って行った。
婚約者の素晴らしい働きぶりに感心しながら、セシリーナに聞いた、侯爵との待ち合わせ場所へと、『白い悪魔』は、向かって行ったのだ。
さぁ、明日、明後日には、完結します。
最後まで、どうかよろしくお願いします(^-^)/




