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きらきら消費者契約魔法で、だまし売りをなくします

作者: 林田力
掲載日:2026/01/07

ドラキチは、お買い物が大好きです 。ある日、怪人からキラキラしたお菓子を買いますが、実は砂糖ではなく砂の味がする偽物でした 。だまされたドラキチの前に「消費者契約魔法の魔導書」が舞い降ります。ドラキチが消費者契約魔法を武器に、だまし売りのない「きらきら」した毎日をみんなが送れるように活躍します 。

●だまし売り怪人の末路

ドラキチは、お買い物が大好き! ピカピカ光るお菓子や、ふわふわの雲のベッドなど、欲しいものがいっぱいです。


「あま~いお菓子はいかが?」

ある日、歌いながら甘いお菓子を販売する怪人がいました。怪人のお菓子は、とってもキラキラ!

「これください!」

ドラキチは目を輝かせ、とすぐに買いました。でも、お家に帰って食べてみたら、なんだか味がヘン。お砂糖じゃなくて、砂の味がするのです!

「だまされた!」

ドラキチはビックリ、涙がポロリ。


しょんぼりするドラキチの前に、ひらひらと舞い降りたものは、光り輝く一冊の古びた本。

「これは…消費者契約魔法の魔導書!」

そこには、悪いお買い物から消費者を守る、キラキラの呪文がいっぱい書いてありました。

「ウソはダメダメ、ちゃんと教えて!」

「困らせちゃダメ、優しく交渉!」

「おかしいと思ったら、解約の呪文で元通り!」


きらきら魔法で解決!

ドラキチは、消費者契約魔法の魔導書をぎゅっと抱きしめ、怪人のもとへ。

「お菓子の味、ウソだった!これはいけない、消費者契約魔法のおまじない!」

ドラキチが呪文を唱えると、怪人の手からキラキラのキャンディがポンと消え、代わりにちゃんとしたお砂糖のお菓子が出てきました。怪人はびっくり、もごもご、もぞもぞと縮んでいきました。まるで、しぼんだ風船のように小さくなって、最後は「しゅるしゅるしゅ~」という音とともに、どこか遠い空の彼方へ飛んでいきました。二度と町には姿を現しませんでした。


怪人が消えた後には、キラキラの虹がかかり、町の人々の顔には笑顔があふれていました。それからドラキチは、町の人気者!胸を張って、みんなのヒーローになりました。みんなのお買い物を、キラキラの消費者契約魔法で守っているのです。だまし売りに遭う人がいなくなり、町はいつも明るく、お買い物はいつも楽しく、みんな「きらきら」した毎日を送れるようになりましたとさ。


●値上げ怪人の秘密

ある日、ドラキチは町外れの静かな森の中に、なんだか変な雲がもくもくと立ち上っているのを見つけました。

「あれはなんだ?」

森の奥へ進むと、そこには古びたお店がポツンと建っていました。「なんでも三倍!」という看板が、少し斜めにかかっています。

「あれ? この木の実、いつもは一ゴールドなのに、三ゴールドになっている!」

ドラキチはビックリ。お店の奥からは、ニヤニヤ笑う「値上げ怪人」の声が聞こえてきました。


値上げ怪人は、みんなが困っている隙を狙って、商品の値段をどんどん吊り上げる悪いやつ。特に、みんなが本当に必要としているものを、こっそり高値で売っているのです。森の動物たちも、大切な食料が高くなってしまい、元気がない様子。

「このままじゃ、森のみんなが困っちゃう!」


ドラキチは、消費者契約魔法の魔導書を広げました。今度は、「不当な価格吊り上げ」や「情報の非対称性」といった、新しいキラキラの呪文が浮かび上がっています。

「必要なものには適正価格!」

「情報をちゃんと開示して!」

「困った時は、みんなの声を合わせて変革!」

ドラキチは、森のみんなの希望を胸に値上げ怪人の店へと向かいました。入口には「三倍価格!」と書かれた看板がぶら下がっています。


「頼もう」

ドラキチが声を張り上げると、店の奥からニヤニヤ顔の値上げ怪人が現れました。

「何だい、お買い物かい? 今日の木の実も葉っぱも、みんな3倍だよ!」


ドラキチはすかさず、新しい消費者契約魔法の呪文を唱えた。

「隠された情報を明かせ!森の恵みの木の実が、なぜそんなに高くなる?」

ドラキチが呪文を唱えると、値上げ怪人のまわりをキラキラとした光がとりまき、怪人の顔が少しひきつりました。

「うるさいね! 世の中、物価高騰だよ! 文句があるなら買うな!」

怪人は強気に出ます。

しかし、ドラキチはひるみません。次に唱えたのは、消費者が力を合わせる呪文です。

「知らなかったじゃ、済まされない!みんなが困っているの、見て見ぬふりするのか!」

すると、ドラキチの後ろにいた森の動物たちが、一斉に声を上げました。

「もっと安いお店があるの、知っているぞー!」

「必要なものまで高すぎるのはおかしいぞー!」

みんなの声が森に響き渡り、値上げ怪人はたじたじです。


追い詰められた値上げ怪人は、ついに本音を漏らしました。

「だって…僕のお店、古くてボロボロで…新しいお店に建て替えるお金が欲しかったんだもん…」

その言葉を聞いたドラキチは、目を丸くしました。

「そうだったのか…。不当な価格つり上げは許さない!でも、困っているなら助け合うのが森の掟!」

ドラキチは、値上げ怪人に近づき、優しく語りかけました。

「ボロボロのお店でも、消費者が安心して買い物できる場所なら、きっと応援してくれる! 正直な理由を話して、みんなで協力すればいい!」


値上げ怪人は、初めて人を信頼する気持ちに触れ、目から大粒の涙をポロポロ流しました。そして、ゆっくりと看板の「三倍価格!」の文字を消し、代わりに「みんなで直そう! お助け価格!」と書き直しました。


森の動物たちは大喜び! みんなで力を合わせ、怪人のお店をきれいに直し、値段も元通り、むしろ少しお得にしてくれることになりました。値上げ怪人は、もう「値上げ怪人」ではなく、みんなに愛される「正直もの店長さん」になったのでした。

こうして、ドラキチは森の平和を取り戻し、お買い物で困る人がいなくなり、森全体が「きらきら」と明るくなったのでした。


●嘘のお城のだまし売り

お空にきらきら お星さま

ドラキチ きらきら 目を輝かせ

「夢のマイホーム 見つけたぞ!」

金の お城を 買ったんだ

(それ、買ったんだ!)


ところが お城の すぐ隣

高い お山が 建つんだって

お日さま 隠れて 真っ暗け

聞いてない! 聞いてない! 聞いてない!

(うそつき ぷんぷん!)


ドラキチ 唱える 魔法の呪文

「消費者契約魔法・取り消しビーム!」

重要事項を 言わなかった

悪い 魔法使いを やっつけろ

(不利益不告知は 許さない!)


消費者 きらきら 正義の光

魔法は きらきら 金メダル

「お代を きっちり 返しなさい」

嘘のお城は 消えちゃった

(バイバイ だまし売り!)


ドラキチ きらきら 笑ってる

賢い 魔法を 胸に抱き

みんなの 笑顔を 守るため

明日も 魔導書 めくるんだ

(きらきら、ドラキチ、絶好調!)


物語を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

主人公のドラキチは、消費者契約魔法を使って悪い怪人を退治したり、正直な商売へと導いたりして、平和を取り戻しました。砂の味のお菓子や不当な値上げ、そして大切なことを隠したままの契約など、ドラキチが立ち向かったトラブルは、私たちの日常にも潜んでいるものです。


この物語に登場する消費者契約魔法の呪文には、大切なメッセージが込められています。

「ウソはダメダメ、ちゃんと教えて!」

「不当な価格つり上げは許さない!」

「不利益事実の不告知は許さない!」

ドラキチが魔導書を手に取ったように、私たちも正しい知識を持つことで、自分や周りの大切な人を守るヒーローになれるのです。もし、お買い物の途中で「なんだかおかしいな」と感じたら、ドラキチの唱えた消費者契約魔法を思い出してみてください。


みんなが正直に、そして安心して「きらきら」した毎日を送り、お買い物を楽しめる世界が続くことを願っています。



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