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「あの二人デキてるんですか?」と聞かれたんですが、その人はわたしの婚約者です

作者: 乃木太郎

 我が家のゲニール商会は、残念ながら後継が女子しか生まれなかった。その女子とは、わたしのことである。


「ティア、婚約者候補のことだけど」

「あー……お父さんたちに任せるよ」


 そういうわけで、次期後継はわたしなのだけれど、婿入りしてくれる人を探すことになった。政略しかない結婚なので、商会のためになれば相手は誰でもよかった。もちろん、人間として大事な何かが欠如している人はお断りだけれど。両親は少しでもわたしに幸せになってほしいと思っているようで、わたしが気に入る人を見つけてほしいとたびたび様子をうかがってくるが、正直商売の勉強が楽しくて釣書を見ている暇はない。今日もわたしはいつものように、「任せる」と答えるのだった。


「でもなあ……ティアが幸せにならないと」

「そもそも、まともに恋愛もしたことないのに、男を見る目なんてあるわけないでしょ」

「でも、好みとか」

「計算が速い人」

「そういうのじゃなくて……」

「ごめん、お父さん。この見積もり仕上げたいからもういい?」


 まだ何か言いたそうな父の話を無理やりぶった切り、わたしは見積もりに取りかかる。高位貴族との新しい契約が決まりそうなので、見積書を作成しているのだ。この契約が決まれば、ゲニール商会はさらに有名になるはずだ、他貴族とのパイプも持てるかもしれない。わたしはいつになく気合いが入っていて、婚約者のことなどすぐに忘れてしまった。




「このパルメール男爵家の三男はどうだろう?」


 無事に高位貴族との契約を取りつけてホクホクで帰ったわたしに、同じくホクホクの父が釣書を見せてくる。契約が決まって上機嫌のわたしは、その釣書によく目を通さず「いいんじゃない?」と答えた。もともと、両親がいいなら何でもよかったけれど。


「そう?じゃあパルメール男爵に返事しよう」

「あなた、もう少しパルメール男爵について調べたらどうですか?それとティア、釣書くらいちゃんと見なさい」


 呑気なわたしたちの会話に、呆れたように母が入ってくる。


「パルメール男爵は他の商会でも評判がいいし、あそこの領地でとれる絹が優先的に手に入りそうなんだ」

「まあ!娘の幸せより家の利益なんですか?」


 母が眉をつりあげて父をにらむ。父は途端にしどろもどろだ。


「まあまあお母さん、いいじゃない。もともとわたしの結婚は政略ありきなんだから。わたしは家のためになるなら何でもいいの!」

「……そうは言っても、結婚は一生のことなのよ。それに、相手は貴族なんだから、何かあったら平民の商家では不利だもの」


 母の言葉に、わたしも首肯する。貴族が相手となれば、家格の差による不利益はたしかにあるかもしれない。もし相手に重大な瑕疵があっても泣き寝入りとなる可能性もある。


「それはそうね。それじゃあいちど顔合わせをして、問題なければ婚前契約を結びましょうよ」

「それだ!」


 わたしの提案に、父が興奮したように声を上げる。契約を結んでいれば、いくら貴族相手でもそうそう無茶はできない。契約をもとに裁判にかけられれば、貴族でも十分不利になるからだ。

 母も、呆れながらも納得したようで、それ以上何も言うことはなかった。




 新規契約の対応に追われ、自分の婚約のことなどすっかり忘れて仕事に忙殺されていたある日、しばらく出張に出かけていた父が戻ってきて言った。


「パルメール男爵領に行って話してきた。三男のケビン君が五日後に来ることになったから」

「あら、そんなに早く?」


 どうやら父は自らの足でパルメール男爵領に赴き、当主のパルメール男爵と顔を合わせ、婚約者候補のことも直接確認してきたらしい。ちゃっかり書記官を連れて、婚約が決まったあとの絹の優先購入権の話と婚前契約の内容を議事録に残していたらしい。さすが、ゲニール商会を一人で立ち上げただけのことはある。

 婚前契約の内容は、おおむね以下の通りだ。

 ゲニール商会でティアの仕事を手伝うこと。

 その結果、ティアの相手として能力がないと見なされれば婚約を白紙に戻すこと。もちろん、絹の優先購入権は別。

 そのほか、ゲニール商会滞在中、ティアの配偶者としてふさわしくない行為があれば婚約を即白紙にすること。もちろん、絹の優先購入権は別。

 どちらかに瑕疵があった場合、婚約白紙に伴う慰謝料を支払うこと。もちろん以下略。

 どうして貴族相手にここまで有利な条件をつきつけられるのかとわたしは目を丸くした。しかも、絹の優先購入権は、わたしの婚約関係なくうまくいってない?

 相変わらずこのふわふわした父のどこにこんな力があるのだろう。わたしは感嘆のため息をもらし、「わかったわ」と頷く。


「ケビン君の部屋はこっちで用意しておくから。そうだ、新しいドレスを買うといい」

「え〜いいよ、そんなの。もったいない」

「何を言ってるの!きちんと美しくしてお迎えするのも礼儀よ!」 


 またもいつの間にそこにいたのか、母から叱責の言葉が入る。わたしは肩を竦めて、大人しく返事をした。たしかに、貴族相手なのだから、それなりに見られるようにしておかないと、こちら側の瑕疵になりかねない。わたしは母から逃げるように、行きつけの仕立て屋へと向かったのだった。




「ようこそお越しくださいました、ケビン・パルメール様」


 三男とは言え、貴族の子息を迎えることになり大慌てでなんとか準備を終えたゲニール商会は、無事ケビンを迎えていた。


「はじめまして、ケビン・パルメールと申します。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」


 ケビンは平凡な顔立ちではあるが、物腰も柔らかく、落ち着いた人物のようだ。貴族の子息と聞いてどこか横柄な感じを想像していたが、そんな様子もない。


「はじめまして、ティアと申します。何か不都合がございましたら何なりとお申しつけください」


 ケビンを両親に紹介すると、両親とも楽しそうに談笑している。今のところ、人柄に問題があるように見えない。わたしはほっと胸を撫で下ろす。このまま何事もなく過ごすことができれば、無事に婚約を結ぶことができるだろう。

 それに母の言っていた「結婚は一生のこと」を今さらながらにかみしめていた。誰でもいいと思っていたけれど、やはりこうしてケビンを見ていると、両親を大事にしてくれる人がいいとか商会を大切にしてくれる人がいいとかを考えてしまう。そして、ケビンがそんな人であればいいと、心の片隅で祈る自分がいた。

 そのあと、来たばかりで申し訳ないと思いつつ、さっそくケビンにいくつかの書類仕事を依頼した。契約書の再確認や見積書の再計算など、簡単な業務ばかりだったが、ケビンはわたしの想像以上に実務能力にも優れていた。契約書のあいまいな文言を発見し、見積書の見落としを発見し、まだ出会って一日も経っていないが、わたしはケビンならと思うようになっていたのである。

 数週間の書類仕事の様子に安心したわたしは、取引先にも、わたしの右腕候補として紹介した。すると、ケビンはあっという間に受け入れられた。貴族なのに偉ぶったところがなく、相手の話を真摯に聞くところが好感を得たのだろう。


「……わたしは、女だからということもあるけれど、最初はけっこう苦戦したのよ」


 取引先から帰る馬車の中で、少々愚痴っぽいことを言ってしまう。


「それは、ティアの右腕候補という紹介があったからだよ。ティアが築いた関係がなかったらあんなに受け入れられていないよ」


 ケビンは、わたしの性格もよく理解しているようだ。

 両親は、わたしとケビンの仕事ぶりややり取りを見て安心しているようだ。わたしもケビンの能力や人柄なら信頼できると思い、父にケビンと婚約したい旨を告げる。すると翌日にはどういうわけか、パルメール男爵と父の署名入りの婚約証書と婚前契約書ができあがっていた。

 婚前契約書はなくてもいいのではないかと思わないではなかったが、どちらかと言うと母のほうが必ず結んでおいたほうがいいという感じで、わたしはそういうものかとサインする。ケビンもいつも通り笑顔を浮かべ、「ティアでよかった」と言ってサインをしてくれた。父は裏で一人泣いていたらしい。

 こうしてわたしたちの婚約は無事成立した。婚約が成立してもケビンはよく働き、わたしを大切にしてくれていたし、わたしもケビンをとても信頼していた。結婚式は、準備期間も含めて、一年後に行うことになった。

 ケビンと婚約したあとは、右腕候補ではなく婚約者として取引先にもあいさつをする。どの人も、あたたかくわたしたちを祝福してくれた。「ぜったい婚約すると思った」と言われたときは少し照れくささを覚えた。

 ゲニール商会とは競合相手になる、ウラジロ商会にもあいさつに出向く。競合相手ではあるが、父同士はよい関係を築いており、何か困ったことがあるときはお互い助け合っていた。ウラジロ商会も我が家と同じく一人娘しかいなかったのだが、ここの娘のナイジュは勉強嫌いで商会を継ぐのは嫌がっているのを知っている。自分で言うのも悲しいが、ナイジュはわたしと違って美人だったので、どこかの男爵に嫁いで、商会を養子に継がせる準備をしているらしいことは父経由で耳にしていた。


「ティアも婚約する年になったか。おめでとう」


 ウラジロ商会でナイジュの父のトニーが、笑顔で祝福してくれる。夫人も同様に祝福の言葉を贈ってくれた。


「ねえねえ、旦那さんになる方は男爵家って本当なの?」


 顔は美人なのに、出てくる言葉で毎回損をしているなと思いながら、わたしは笑顔で頷いた。


「ナイジュ、言葉を慎みなさい」


 トニーにたしなめられ、ナイジュは不満顔で黙り込む。顔がいい分、この顔をすると周囲がかまってくれることを知っている彼女は、いい歳になってもまだまだ幼い。両親も娘かわいさに、あまり強くは言えないようだ。

 ケビンは相変わらず穏やかな物腰で、やんわりとナイジュをかわしているように見えた。さすがに男爵子息ということもあり、この婚約の意味を理解しているらしい。


「お祝いは改めて贈ろう。今後ともぜひよろしく」

「もちろんでございます。よりよい関係が築けるよう、努力いたします」


 ウラジロ商会をあとにすると、めずらしくケビンが難しい顔をしていた。


「どうしたの?」

「いや……ウラジロ商会の一人娘って、ティアと同い年だっけ?」

「ええ、そうね。それがどうかしたの?」

「めずらしい娘さんだと思って」


 どうやらケビンは、ナイジュの見た目とギャップのありすぎる中身に思うところがあったようだ。もし見目のいいナイジュに惹かれるところがあったらと思わないではなかったので、少し安心する。


「ナイジュはどこかの男爵家に嫁いで、ウラジロ商会は養子が継ぐ予定になっているの。まだ公式な発表はないけれど、ケビンもそのつもりで」

「そうなるだろうね、わかったよ」


 頼もしい婚約者だと、わたしは心からケビンに出会わせてくれた両親に感謝した。




 結婚式の準備も進めながら、商会の仕事もこなし、わたしとケビンは少しずつ別行動が増えていった。それでも仕事の連絡は定期的に取り合っていたし、暇を見つけては婚約者としての対話もかかさない。わたしとケビンはうまくいっている、少なくともわたしはそう思っていた。


「あの二人デキてるんですか?」


 それは、まさに青天の霹靂だった。

 その日、わたしは契約をした貴族のもとに指定の商品を届けていた。商品を預けるときは大体が使用人で、すっかり顔見知りになっており、配達のついでにかるく雑談はする仲だ。


「ウラジロ商会のナイジュって子と、そちらのケビンさんですよ」


 ……え?

 あまりのことにわたしは絶句する。


「使用人仲間が教えてくれたんですよね。ナイジュって子とケビンさんが演劇場にいたって」


 くわしく聞くと、その日はわたしに他の商談が入っていて、ケビンは休日のときであった。とはいえ、浮気を疑うにしてはまだ早い。たまたま劇場で会ってナイジュに絡まれたという線もぬぐえないからだ。


「二人は、そんなに仲がよさそうだったの?」


 なるべく平静を装い、わたしは笑みを浮かべる。この使用人には、ケビンが婚約者であることは伝えていなかった。


「なんでもべったり腕を組んで、二人席で観劇していたらしいです」


 たまたま劇場で会って絡まれた線はなさそうだ。


「そう、教えてくれてありがとう。……ねえ、報酬を渡すから、あの二人のことを見かけたらまた教えてくれないかしら?どんな様子だったか詳細なメモがあれば報酬をアップするわ」

「いいの!?まかせてよ!」


 貴族の使用人と言えど、生活は楽ではない。臨時収入に目がくらんだ使用人たちをわたしは早々に巻き込んだ。

 数週間泳がせてわかったことは、ケビンだけが休みのときは必ずナイジュと逢瀬を重ねているということだった。大体は劇場か高級カフェなど、個室で二人きりになりやすいところばかりに行っているらしい。二人がどのような会話をしていたかまではわからなかったが、どのメモにも、「べったり腕を組み仲が睦まじそうだ」とある。

 わたしは何枚ものメモに何十回も目を通し、一言一句漏らさぬよう読み込んだ。どれだけ読んでも内容が変わるわけではなく、わたしは自分の愚かさに打ちひしがれる。この人だけは違う、そんなこと、商売をしていればあり得ないこととわかっていたのに。

 そうは言っても、使用人のメモだけを証拠にするのは弱い。ここは裏付け調査も必要だ。父に言えばいきなり婚約解消になるだろうと思い、わたしはこっそり母に相談することにした。


「お母さん。ちょっと……相談があるんだけど」

「めずらしいわね。何かあったの?」

「うん……」


 わたしは集めたメモを母に渡し、この件の裏付け調査と今後の身の振り方を相談する。


「欲をかいたのね」


 母の静かな一言に、わたしは目を見開く。


「ケビン君は本当に優秀だわ。だからこそ、自分が表に出たいと願ったのかもしれないわ」

「何を……ケビンはすでに活躍してるじゃない」

「でも、ゲニール商会の跡取りはティアよ。これは変わらない。でも、ウラジロ商会なら?」


 母の言葉にわたしははっと息を呑む。跡継ぎとしては不十分なナイジュ。そのナイジュと結婚すれば、便宜上はウラジロ商会をその配偶者が牛耳ることもたやすい。


「ティア、わかったわね。人間の欲望は底知れないのよ」

「うん。……お母さんの言う通り、婚前契約を結んでおいてよかったわ」

「そうでしょう?自分が安全圏にいるとわかったら油断して本性をむき出す人もいるの。ケビン君がそうだったのは残念ね」


 そう言ってほほ笑む母の目はまったく笑っていなかった。


「この件なんだけど、私のほうで調べてみるわ。あの人に気づかれるとめんどくさいもの」


 すぐに父のことだとわかった。わたしも笑って頷く。


「ありがとう。わたしも未熟ね。一人では処理できなくて」

「何を言うの!」


 母がわたしを力強く抱きしめる。


「困ったことがあったらすぐに相談、一人で抱え込む前にすぐ報告。ティアは私たちが教えたことをしっかり守っている。自慢の娘で、ゲニール商会の跡取りよ」


 母の言葉に、そのときはじめてわたしは涙を流したのだった。




 その後の母の調査で、やはりあの二人は真っ黒であることがわかった。ここまで確固たる証拠がそろえば婚約を継続することはできない。わたしと母はすぐに父に相談し、父もすぐにパルメール男爵に連絡をとってくれた。

 最初話したとき、父はわたしを不幸にしたとかなり落ち込んでいたが、そもそも結婚もしていないし、婚前契約のおかげで解消してもわたしには何一つ傷はつかない。むしろ、わたしは感謝しかなかった。そう素直に伝えたら、逆に大泣きされて母と二人で困ってしまったけれど。

 父が連絡を取ると、パルメール男爵は夫人を伴ってすぐに我が家に駆けつけてくれた。息子の監督不行き届きをていねいに謝罪され、わたしのほうが恐縮したくらいである。婚約解消の同意書と慰謝料の誓約書にも即サインをしてくれ、あとはケビンのサインを待つのみとなった。

 当のケビンは、わたしが仕事であると嘘を吹き込んだので、ナイジュとの逢瀬を楽しんでいるころだ。探偵の尾行もつけているので、また立派な報告書が届くことだろう。サロンで両家が話しているところに、何も知らないケビンが慌てた様子で入ってくる。


「父上、母上!いらっしゃるなら教えてくだされば……」


 使用人からパルメール男爵夫妻が来ていることを知ったケビンは、あいさつもそこそこに夫妻に声をかける。パルメール男爵は黙って立ち上がると、ケビンに近づき無言で両頬を張り倒した。皮膚のぶつかる音に、わたしの肩がはねる。


「な……いきなり何を……」

「お前は本当に大変なことをしでかしたな」

「はい?」

「ウラジロ商会のナイジュと言えばわかるか」


 赤くなった頬以外、ケビンの顔がさっと青ざめる。それはなんとも滑稽な様子だった。


「違うんです、父上」

「『ティアは女のくせに偉ぶっている』ですっけ?」


 わたしが報告書に書かれた一文を読み上げると、ケビンが口を閉じた。


「ナイジュとはかなり親密みたいね。しかも、婚約者として紹介した翌日にケビンから近づいたみたいじゃない?盛りのついた犬って感じ」

「はあ!?お前、今なんて……!」

「『ティアと婚約破棄しても心配ない。ウラジロ商会は責任を持って僕が繁栄させる。覚悟ならあるよ』ですか。責任や覚悟のない者ほど、軽々しく責任や覚悟って言葉を使いたがるのはなぜなのかしら」


 わたしの言葉に、母がくすりと笑う。ケビンが何か言い返そうとするが、パルメール男爵がものすごい剣幕でケビンを睨むので、何も言えないようだ。


「さて、あなたの責任と覚悟を見せていただきましょうか?まずは、こちらの書類にサインをお願いします」




 こうして、わたしとケビンは無事婚約解消に至った。パルメール男爵領の絹の優先購入権付きである。

 ケビンはその後ナイジュと結婚したが、商売は信用が命のトニーは二人を追い出し、さっさと養子を後継に決めてしまった。ろくでなしカップルは自ら商会を立ち上げたものの、まともな取引先には相手にされず、顧客開拓もうまくいっていないようだ。

 それでも、責任と覚悟を持ってぜひともがんばっていただきたいと、わたしは心から願っている。

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ティアが不幸なままなのが気になります。 良人見つかって居たら星5かも。
すぐに婚約を解消すれば良かったのに、キープを残しておいた事があだになりましたね。 自分の一人娘といえどもバッサリ切り捨てられるライバル商会の会長もまた主人公と同じで商売は上手くても私生活はポンコツそう…
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